大野竹 珠生(おのたけ・たまき)(女) 職業:ディレッタント 年齢:51歳
STR:12 DEX:14 INT:14 アイデア:70
CON:16(加齢により-1) APP:16(加齢にて-1) POW:18(呪文行使にて-4)
幸 運:70
SIZ:9 SAN:59 EDU:10(加齢にて+3) 知 識:65
H P:12 M P:11 回避:dex*2 ダメージボーナス:0
------------------------ 戦闘系技能 ------------------------
習得/名前 現在値 習得/名前 現在値 習得/名前 現在値
《回避》 28% 《キック》 25% 《組み付き》 25%
《こぶし(パンチ)》50% 《頭突き》 10% 《投擲》 25%
《マーシャルアーツ》1% ●《拳銃》 25% 《サブマシンガン》15%
●《ショットガン》 40% 《マシンガン》15% 《ライフル》 25%
●《ナイフ》 45% ●《ムチ》 30%
------------------------ 探索系技能 ------------------------
習得/名前 現在値 習得/名前 現在値 習得/名前 現在値
《応急手当》30% 《鍵開け》 1% 《隠す》 15%
《隠れる》 10% 《聞き耳》 25% 《忍び歩き》10%
《写真術》 10% 《精神分析》1% 《追跡》 10%
《登攀》 40% 《図書館》 25% 《目星》 25%
------------------------ 行動系技能 ------------------------
習得/名前 現在値 習得/名前 現在値 習得/名前 現在値
《運転》 20% 《機械修理》20% 《重機械操作》1%
《乗馬》 5% 《水泳》 25% ●《製作(絵画)》15%
《操縦()》 1% 《跳躍》 25% 《電気修理》 10%
《ナビゲート》10% 《変装》 1%
------------------------ 交渉系技能 ------------------------
習得/名前 現在値 習得/名前 現在値 習得/名前 現在値
《言いくるめ》 5% ●《信用》 80% 《説得》 15%
《値切り》 5% 《母国語()》 65% ●《他言語(英語)》 61%
●《他言語(ナバホ語)》31% ●《他言語(ラテン語)》61% ●《他言語(フランス語)》51%
------------------------ 知識系技能 ------------------------
習得/名前 現在値 習得/名前 現在値 習得/名前 現在値
●《医学》 20% 《オカルト》 5% 《化学》 1%
●《クトゥルフ神話》40% ●《芸術(演技)》 30% 《経理》 10%
《考古学》 1% 《コンピューター》1% 《心理学》5%
《人類学》 1% 《生物学》 1% 《地質学》1%
《電子工学》 1% 《天文学》 1% 《博物学》10%
《物理学》 1% 《法律》 5% ●《薬学》 56%
《歴史》 20%
所持品
水晶のブレスレット…古きものゆかりのアレ。ポケットにいれてる。ポケットに偶然触れると、冷たい。MP30分のタンク。
呪いのホイッスル…魂の歌に使うアレ。首にひっかけてる。
その他
とあるディレッタント(医療系列会社役員夫人)。…の皮かぶったカルト集団の家に生まれた女。要は「D:暗黒の祖先」
大正以前には子供さらって生贄にしたりその他もろもろしてた。
現代は自分の子供に色々したり、多少検体が不自然な形で一部なくなったりすることがたまにあるだけで以前より犯罪はしてない一族になっている。
オリジナル団体だが、皮膚の兄弟団と関わりのあるカルト集団。
タマキは現在その一族に近い「大野竹家」の嫁になっている。
球生は彼女の父親が生贄に使うために金で産ませてド田舎にしまっておいた女。…だったのだけれども。
暗黒の祖先持ちの父ではあるものの、父の周囲が現在はちょっとだけ悔い改めてた。「生贄とかなにいってるんだ」と思った、結果、彼女の父親が「この時代錯誤な男は野放しにしてられないなあ」と一族内で謀殺される。この時点10歳。神話的には悔い改めてるけど人を謀殺しちゃうタイプの一族なのである。
「え、アイツ子供いるの?え、戸籍も上がってないのかよ」と父の親戚の養子にされつつ、世話役(雪彦)も付けられ。
一応普通に人間らしい生活をしたりするが、時すでに遅し。
お父さんの英才教育でいくつか呪文を習得してしまってた彼女は色々アカン生命体だった。おもに性癖的な意味で。人信用させて裏切るのが大好きという意味で。お父さんがそういう人だった。彼女もそういう目にあった。
ついでに引き取られた先も普通にモラハラ家庭だった。情緒が育てなかったが外面は会得できた。当時からいくつか呪文覚えてて扱いが面倒だったため肉体的には割と優遇されて育った。
それで大きくなった結果がアレ。お人形遊びが好きなバイ。
「えー、もうコレ始末負えない適当にウチと縁切らせたい適当に嫁出しちまおう」「殺したいけど、殺したら呪うとか言ってくるし。実際コイツ殺したら呪われそうだし」と、多額の持参金持たせられてと放逐されたのが二十歳。
その時も幸彦はついてきた。
先方には「虐待受けた結果幸彦がいないと駄目なかわいそうな女」と説明されていた。間違ってはいない。
先方、いい迷惑。多分断れない理由があった。金とか金とか金とか。というかたぶんそこもロクな家ではない。
それから数十年、諸国を漫遊したり、婚家にバレない程度に色々遊んだり雪彦なぶったり楽しくすごしていたけれど。夫が死んでエスカレートし。
飽きた。
なお、子供はいない。
飽きたので今回のようなことをしたりしなかったり。都合の悪いことは適当に記憶を曇らせてた。
そのように人生を楽しんでいた彼女だが、幸彦はいい加減限界だった。被害者に対する良心の呵責が。
共依存の洗脳気味なアレではあるけれど、彼女を愛していたので。これ以上罪をおかしてほしくなかった。心がすりきれているが。
探索者たちのことも気の毒がっていた。
そして今回に至る。
遠山のことは「お気に入りの服」程度の愛着はある。あったらなんだという話である。
遠山が探索者に性的に寝取られたらちょっと悔しがるかもしれない。だから何だという話である。
習得呪文
皮膚なきものとの接触(P261)…死体の準備とその手引きをしたのはタマキの実父である。
肉移植(基本P275)
肉の溶解(基本P275)
ゴルゴロスのボディワープ(基本P257)
魂の歌(呪いのホイッスルは諸国漫遊中にもらった)
記憶を曇らせる(基本基本P255)
門の創造(基本P290)…活性化のためにタマキのみが知る身振りと短い呪文が必要なバージョン
序盤
「ごめんなさい、急におかしなことをいってしまって。私、別に、見ているだけで充分でしたし…こんな子供におかしなことを言われても、困らせるだけだとわかっているんですけど…お父様が変な方向に暴走しちゃいましたから…」
「お父様の中で『デートさせなかった場合、諦めることができなくて後々面倒なことになる』というストーリーができてしまっているみたいで…こちらのいうこと、聞いてくれないんです」
「あの、私、今度引っ越しますから。だから、もう会うこともないですから…。一日だけ、一緒に遊園地にいってくれませんか?」
「受けてくれてありがとうございます! あの、じゃあ、(探索者の都合が良い日)の10時! 10時に来ていただけますか!?」
「ありがとうございます、あの、私、お弁当作っていきますね! 頑張りますから! …うれしい」
「帰ろう、遠山。HO1さん、HO2さん、本当に、本当に…ありがとうございます」
「遠山のケガ? 知りません。そんなにひどいケガなら、言ってくれたら気遣えるのに…。遠山はいつも無口で、無理をしてばかりです」
デート中・観劇中
「遊園地、来たのはずいぶん久しぶりです。前に来た時は、えーと、小学校に入った記念だから、七歳の時」
「お父様がつれてきてくれました。その時は乗れるものも少なくて…少し、残念で」
「だから今日はたくさん乗りたいんです。もちろん、HO1さんが付き合ってくれたらですけど…」
「お化けは平気ですよ。たくさんホラーを見て予習しましたから」
「絶叫って楽しいんですね。遠山も乗ればいいのに!」
「車って運転するとこんな感じなんでしょうか? いつか本当に免許をとったら、HO1さん、乗ってくれますか?」
「お弁当。お弁当はね、遠山と作ったんです」
「HO1さん、どれにしますか? 私の自信作は、焼いただけだからウィンナーです!」
「角煮、美味しいですか。…そっか。あの、一個嘘ついちゃったんです。角煮は、お店から買ったものです…。おいしいですよね」
「おいしい、ですか? 嬉しい、すごく…嬉しいです!」
「あの、食が進んでいないようですが…やっぱりおいしくないですか?」
「おにぎり、おかしいですか…? いちご大福って美味しいじゃないですか。それのイメージでした」
「他の人と違うことをして…思い出にしたかったんです」
「お父様がどんな人か、ですか。…父は、外では優秀らしいですが、私にとっては過保護な人で。
HO1さんのことを知った時も、怒られました。大人が子供を相手にするわけがないだろう、するとしたらそれはロクな人間ではない、って。そんなのを好きになっても私がキズつくだけ、と…。
分かってる。分かってるんですよ。でも大事な思い出にしたかったんです。
(どこで出会ったか・惚れたきっかけを聞くなら、KPで適当に捏造してほしい。どっかであってる。51歳姿で)
引っ越しは、ちょうどよかったかもしれませんね。そうでもないと、こんな面倒なお願い、聞いてくれないでしょう?」
「お母様は、私が生まれてすぐになくなったそうです。病気と聞いています」
*事実だ。実父の患者だったが、彼が病状をあえて見逃し、死期を早めた。生きていられては何かと迷惑な相手だったために。
「劇は好き。劇は楽しいですね。自分ではないものになれるよう」
教会・戦闘中
「私がなにか、ですか。…ふふ。次に会う時まで考えて頂戴」
「こんなことをした理由? 楽しいから。いいえ、私は何も楽しくない。でも、すこぉしだけ楽しいの。あはは、あは。あはははは!」
「じゃあ、遠山。あとは頑張ってね」
「HO1さん、ごきげんよう」
遠山幸彦(とおやま・ゆきひこ)(男) 職業:執事 年齢:48
STR:12 DEX:14(ケガにより-7) INT:15 アイデア:75
CON:13(加齢により-1) APP:10(加齢により-1) POW:10
幸 運:50
SIZ:14 SAN:99 EDU:13(加齢により+1) 知 識:70
H P:13 M P:10 回避:dex*2 ダメージボーナス:1d4
技能
------------------------ 戦闘系技能 ------------------------
習得/名前 現在値 習得/名前 現在値 習得/名前 現在値
《回避》 14% 《キック》 25% 《組み付き》 25%
●《こぶし(パンチ)》70% 《頭突き》 10% 《投擲》 25%
●《マーシャルアーツ》51% ●《拳銃》 40% 《サブマシンガン》15%
《ショットガン》 30% 《マシンガン》15% 《ライフル》 25%
●《ナイフ》 30%
------------------------ 探索系技能 ------------------------
習得/名前 現在値 習得/名前 現在値 習得/名前 現在値
●《応急手当》60% 《鍵開け》 1% 《隠す》 15%
《隠れる》 10% ●《聞き耳》 65% 《忍び歩き》10%
《写真術》 10% 《精神分析》1% 《追跡》 10%
《登攀》 40% 《図書館》 25% ●《目星》 50%
------------------------ 行動系技能 ------------------------
習得/名前 現在値 習得/名前 現在値 習得/名前 現在値
●《運転》 60% 《機械修理》20% 《重機械操作》1%
《乗馬》 5% 《水泳》 25% ●《製作(裁縫)》25%
《操縦()》 1% 《跳躍》 25% 《電気修理》 10%
《ナビゲート》10% 《変装》 1%
------------------------ 交渉系技能 ------------------------
習得/名前 現在値 習得/名前 現在値 習得/名前 現在値
●《言いくるめ》35% 《信用》 15% 《説得》15%
《値切り》 5% 《母国語()》70% ●《英語》31%
------------------------ 知識系技能 ------------------------
習得/名前 現在値 習得/名前 現在値 習得/名前 現在値
《医学》 5% 《オカルト》 5% 《化学》 1%
《クトゥルフ神話》0% ●《芸術(掃除)》 40% ●《経理》 20%
《考古学》 1% 《コンピューター》1% ●《心理学》35%
《人類学》 1% 《生物学》 1% 《地質学》1%
《電子工学》 1% 《天文学》 1% 《博物学》10%
《物理学》 1% 《法律》 5% 《薬学》 1%
《歴史》 20% ●《芸術(料理)》 20%
戦闘
ダメージボーナス:1d4
こぶし:70%
マーシャルアーツ:51%
拳銃:40%
回避:14%
その他
タマキの護衛という名目のペット。旦那の生前は旦那公認のペットというか愛人。雪が降る日に捨てられてたからユキヒコ。
戸籍はある。人権は迷子。基本的に気の毒な人。
彼の名刺に偽りはないけれど、実はタマキの旦那死後は解雇されている。以後、本格的にタマキのペット。
ただ、彼の名刺にある会社に問い合わせても「その社員は当社におります」「警備部門に所属していますが、とある関係者の護衛をしています」と答えられる。元役員夫人ことタマキ及び彼のことは人事で「かかわるな」とかん口令が引かれているので。詳しいことを聞こうとしてもそびえたつ個人情報の壁がある。
DEXの減少は主に上半身中心に長年つけられた虐待が影響している。下半身も多少ある。
痛みがあるというよりは「傷をかばってあるくのがデフォすぎておかしなクセがついている」「肩がうまくあがらない」人目があるところではそうでもないが、探索者だけがいる空間になると顕著。戦闘になればあきらかなハンデ。
主人に逆らえないなりに、彼ができる精いっぱいのサイン。「あなた方の目の前にいるものに人の血など期待してはいけない」
タマキから逃げない理由は「でもでもだってたまにやさしいし」でもあるし精神状態が衰弱しすぎているのでもあるしとりあえず病院に行け。すべてはそれからだ。
ラストで彼も魂の歌が施されているパターンがあるが、あれは実は成功してもしなくても同じだ。
音が聞こえれば言うことを聞くようにしつけられている。
SAN値1d4とMP8をコストにする贅沢な犬笛。
ラストいったん置いておかれる彼だけれども。基本的に電話一本で戻っていってしまう程度には精神状態があれ。
「あなたが私なしで生きられるわけがないでしょう?」的なやり取りを100回はした。「指の先から足の先、髪の毛一本に至るまで私のもの」
彼がそれを否定できたのは20代くらいまで。
彼が彼女に愛しているから自分だけにしてくれと叫んだのも、ずいぶんと昔の話である。
遠山・序盤
「お礼は私を通して、いくらでも。
子供とはいえ、見知らぬ人間とひとりきりというのもおかしな話、というよりは、職質を受ける恐れがあるので。私は同行します。
しかし、こうなるとHO1様の心理的な負担が大きい。見知らぬ男と子供と一緒に行動するなど、おそろしいでしょう」
「だから、HO2様。よろしければあなたも付き合っていただけないでしょうか。お礼は、あなたにも同様に」
「タマキ様の身分を明かすことはできません。それがこの『一日デート』の条件です。…本当に、勝手なお願いだとわかっています。
けれど、お願いです。タマキ様の願いをかなえてくれませんか」
「依頼を受けていただき、ありがとうございます。現地集合をお願いしてもよろしいでしょうか。料金は、すべてこちらがもちます」
「このケガ、ですか。昔、仕事で。タマキ様と出会う前です」(嘘だ。その怪我のほとんどはタマキによる虐待なのだから)
デート中・観劇中
「デートの間、HO2様も暇でしょう。よろしければ、乗り物にお付き合いします」
「そのように…。HO2様も退屈することがないように、と。タマキ様に仰せつかっています」
「私の仕事はタマキ様のボディガード。それは、身体だけではなく、心も合わせて。HO2様が退屈では、心が痛むということでしょう」
「お化け屋敷、ですか。よくできているものですね」
「絶叫系、ですか。スリルを楽しむためのものなのでしょうね」
「ゴーカート。よくできていますね」
「この弁当はタマキ様が作ったものです。私は手伝いをしたのみ」
「…ええ。美味しいですね」
「私の飲み物、ですか。……(タマキの方を伺い)(タマキが飲めというのを確認し)。はい、いただきます」
「私がおかしい。そうですか。では、そのうち休暇をいただくことにしましょう。回復せねば、タマキ様を守れない危険がありますので」
「疲れている? そうでしょうか。しかし、休みはとることにしましょう」
「楽しい? ええ。そうですね」
「劇が好き、ですか? はい。嫌いではありません」
教会・戦闘中
「……」(HO1が操られなかった場合:戦闘中はすべて無言)
「HO2さん! 気絶させてください! それで平気なはずです!」(HO1が操れた場合)
「HO2さん、危ない!」
教会・戦闘後
「デートも、この戦いも、すべてタマキ様の悪ふざけ。私が残されたのは、説明をしろということでしょう」
「タマキ様が何者か。そう問われれば、私は答えられない。分からないのです」
「ですが、一つの答えとして。こちらをご覧ください」
彼が差し出すのは、40〜50と思わしき女性が映った写真だ。
とても美人で、タマキと似た面影を感じる。
「それがタマキ様の本来の姿です。今回の姿は、HO1様をからかうために作ったもの」
あなた方はこの話を信じてもいいし、信じなくてもいい。
ただ、あなたがたは「人がまるで違う姿になる」ことを信じるならば、正気をゆるがされることだろう。【正気度喪失:0/1d3】
あなたが出会い、交流をはぐくんだ人間の真実に驚くのならば追加でショックを受けるだろう。【正気度喪失:0/1】
「あの方はいつもそうです。適当に目を付けた人間をもてあそび、破滅させる。
HO1様とHO2様が戦う様子が見たかったのでしょう。(失敗で:「失敗しましたが」と添える)」
「理由などありません。ないと言っていました。あの方は、そのような方なのです」
「あの方が今どこにいるかはわかりません。私は聞いていません」
「ただ、私はその代理。もしもあなた方に憤りがあるのなら、私が代わりに受けましょう」
「死を望むなら、それでよいでしょう」
「なんなりと、お好きなように。私はそのためのもの」
「あの方の、タマキ様のモノです」
タマキに関して質問するなら
「私はタマキ様の父の部下の養子。元は彼女の父に拾われた捨て子です」
「タマキ様が幼い頃から共にいた。従者として」
*傷を見た場合
「あの方は昔からああでした。昔から、人の壊れる様を好んでいた」
「だからこうなりました。恨みはありません」
「私はそのためのもの。そのためのモノなのです」
「タマキ様をどう思っているか? もうわかりません。私にとって、ありとあらゆる感情は不要なのです」
教会までついていかなった場合
「HO1様の状態は、タマキ様の悪ふざけ。もうすぐ戻るはずです」
確かに言葉通り、視界が元通りになる。
遠山は話を続ける。
「タマキ様が何者か。そう問われれば、私は答えられない。分からないのです」
「ですが、一つの答えとして。こちらをご覧ください」
彼が差し出すのは、40〜50と思わしき女性が映った写真だ。
とても美人で、タマキと似た面影を感じる。
「それがタマキ様の本来の姿です。今回の姿は、HO1様をからかうために作ったもの」
あなた方はこの話を信じてもいいし、信じなくてもいい。
ただ、あなたがたは「人がまるで違う姿になる」ことを信じるならば、正気をゆるがされることだろう。【正気度喪失:0/1d3】
あなたが出会い、交流をはぐくんだ人間の真実に驚くのならば追加でショックを受けるだろう。【正気度喪失:0/1】
「あの方はいつもそうです。適当に目を付けた人間をもてあそび、破滅させる。
今回、もしあの時ついていったのであれば、HO1様はその術の効果で視界を奪われ、HO2様との殺し合いを演じる羽目になった。その予定でした」
「今回は断られたので、その視界は嫌がらせでしょうね」
「あの方が今どこにいるかはわかりません。私は聞いていません」
「ただ、私はその代理。もしもあなた方に憤りがあるのなら、私が代わりに受けましょう」
「死を望むなら、それでよいでしょう」
「なんなりと、お好きなように。私はそのためのもの」
「あの方の、タマキ様のモノです」
シナリオ終了後、想定される台詞
「私を見逃す。そうですか。では、どうぞ健やかに。私が言っても、空々しい台詞なのでしょうが」
「私ですか? タマキ様を待ちます」
「私はそのためのモノですから」
「タマキ様の自宅、ですか。ご案内いたします」
「止められていません。ならば、あなた方の良いように」
「私を病院に?そうですか」
「私を自宅に? なぜ? …あなたが望むなら、かまいませんが」
*入院・治療した場合
「…このように落ち着いた心地でいるのは、なかった気がします」
「昔のことを思い出せば…。私は、タマキ様のことを…ああ、分かりません」
「…私はHO1さんとHO2さんが羨ましい」
「二人の睦まじい様が、羨ましかった」