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事前調査情報
遊園地関係描写
劇団関係描写

終盤遠山関係描写
教会関係描写
教会についていかなかった描写

タマキ邸宅描写

NPCにふれる技能
NPC設定

シナリオ本体

やさしい恋の保ち方・KP用資料

事前調査情報

【続松医科工業(ついまつ いりょうこうぎょう)】
遠山の名刺にある名前。
取り扱いは医療器具。手術・検査に使うような機械を製造・メンテナンスしている、それなりに大手の会社。
その機密などを守るための警護部門は確かに存在しているようだ。
本社はO府。探索者たちが住む町には支社がある。
現取締役会長は「大野竹・直正(おのたけ・なおまさ)」

【続松医科工業に遠山は在籍しているか確認する】

交渉技能に成功したのであれば、対応してくれた女性が教えてくれる。
「問い合わせたところ、確かに弊社におります」
「遠山が、いかがなさいましたか?」

「警備部門に所属していますが、とある関係者の護衛をしています」

KP向け補足
遠山の名刺に偽りはない。だが、タマキの夫の死後は解雇されている。以後、本格的にタマキのペット。
ただ、彼の名刺にある会社に問い合わせても「その社員は当社におります」「警備部門に所属していますが、とある関係者の護衛をしています」と答えられる。元役員夫人ことタマキ及び彼のことは人事で「かかわるな」とかん口令が引かれているので。詳しいことを聞こうとしても、個人情報保護の壁がある。
ちなみにこの受付の人は確認して指示されたことを言っているだけなので特に何も知らない。

【遊園地<うみのゆうえんち>・MAP】
・ジェットコースター(CON*3)
・ゴーカート(運転)
・バイキング(CON*4)
・水上探検(CON*3)
・お化け屋敷(任意)
・コーヒーカップ(CON*5)
・観覧車

 探索者たちが住む町から電車で30分ほどの距離にある小さな遊園地。別に有名ということもない、地元民に愛されているようなタイプ。
 名前のわりに海に面していないのが笑いどころ。名物はうずしおに巻き込まれているという設定で海っぽい場所をくるくるする「水上体験」。めっちゃ酔いやすい。
 *1か所回るために1時間。それなりにこみ合った遊園地だ。

遊園地関係描写

【お弁当の内容】
・おにぎり:ノリで全体を覆われたおにぎり。不格好なのはご愛敬かもしれない。
・卵焼き:少し焦げた卵焼き。
・ウィンナー:こんがりと焼けている。少しこげすぎなほどだ。
・アスパラガスのベーコン巻き:かわいらしいピックが刺さっている。あまり色鮮やかではないが。
・ポテトサラダ:きゅうりとコーンが入っているタイプ。食べると少し塩辛い。
・角煮:とてもキレイ。トロトロでツヤツヤだ。

<おにぎりの内容:イチゴ・餡子&生クリーム・ミカン・豚肉・梅干し>
<コピペ用:choice[イチゴ,餡子&生クリーム,ミカン,豚肉,梅干し]>

劇団関係描写

【劇団四季折々・美女と野獣(ディズニー版に近い)】
美しく傲慢な王子は「見た目で人を判断したこと」により魔法使いの怒りを買い呪いを受ける。
恐ろしい屋裕の姿になる呪いを。同時に、使用人は喋る家具になる呪いを受けた。
呪いは『真実の愛』を見つければとけるのだと、魔法使いは言い残した。

時がたち、彼の屋敷にとある父親が迷い込む。
野獣は勝手に入り込んだ彼に激怒し、彼を牢につなぐ。

彼には娘がいた。村一番の美貌をほこるが、読書と空想が好きな性分を周囲に理解されない美しい娘・ベルが。
ベルは父を探しにきた。そして、牢につながれた父の代わりになるといった。

真実の愛を探す野獣と使用人は、ベルの提案を飲んだ。
最初はわがままにふるまう野獣は、次第にベルの利発さ、はつらつさにひかれて彼女に寄りそっていく。
彼女の愛する勉学を助け、丁寧に接し、鏡を使って彼女の愛する父の姿を見せた。

だが、鏡の中の乳は娘を案ずるあまり森をさまよっていた。
その姿をみたベルは、村へと戻っていく。
野獣はベルをおもいやり、それを見送った。

さて。
村には、ベルに言い寄る青年がいた。
青年は美しく力強い、村一番の人気者だった。
ただし、ベルの空想を全否定し、女が学問をすることを馬鹿にする傲慢な青年であり、ベルには嫌われていた。

村に帰ってきたベルが野獣と心かよわせたことを知った青年は、嫉妬に駆られ村人をたきつける。

恐ろしい野獣を駆除しなけれなければ自分たちは死ぬのだと。
野獣はそんなことをしないと訴えるベルを無視して閉じ込め、野獣のもとへと旅立った。


閉じ込められたベルは、使用人の助けにより野獣の元へと帰る。
その時、青年は野獣を追い詰めていた。
ベルを失い失意にくれた野獣は、そのまま死を受け入れるつもりだった。

だが、そこにベルが現れた。
野獣は生きる気力を取り戻し、青年を殺そうと追い詰める。
しかし、ベルとの日々に人間味を取り戻した野獣は、命乞いをする青年を殺すことはできなかった。
それがあだとなった。
青年は野獣をさし、崖へと落ちていき果てた。
野獣もまた崖の下へと落ちるところだったが、ベルにより引き上げられる。だが、青年による刺し傷は致命傷だった。

ベルへの愛を告げ死亡した野獣の亡骸に、ベルは自分も愛していたと告げる。
こうして、二人は真実の愛をしり、野獣は生き返る。

呪いから解放され、人に戻り、同じく人へと戻った使用人たち、ベルの父とともに、ベルと野獣はハッピーエンドを迎えた。

【美女と野獣・原作】
 元はフランスの異類婚姻譚。
 1740年にガブリエル=シュザンヌ・ド・ヴィルヌーヴ(ヴィルヌーヴ夫人)によって最初に描かれた。
 現在広く知られているのはそれを短縮して1756年に出版された、ジャンヌ=マリー・ルプランス・ド・ボーモン(ボーモン夫人)。
 ディズニー版に近いのは、ボーモン夫人のものだ。
 ディズニー版が「愛とロマンの物語」ならばポーマン夫人は「善人は幸せをつかみ悪人には報いがある物語」である。

 ポーマン版のベルは6兄妹で、3人の兄と2人の姉がいる。父が商人であることも、ディズニーバントの違いだ。
 とある日、港町に出かける父に姉たちは豪華なみやげをねだる。一方、ベルが頼んだのはバラだけだ。
 父は無一文になりながら、とある屋敷に迷い込む。そこでは体を温める料理があり、疲れた父はつい食べてしまう。そしてベルとの約束を思い出し、庭園のバラをつみとってしまう。
 そこに現れた野獣は、父を罵る。「もてなしてやったのにバラを摘むとは何事だ」と。
 娘のためだと弁解する父に、野獣は提案をした。
 「娘のひとりがここへきて死ぬならば許す。もし、ひとりもこないなら、3か月後にお前が戻ってきて死ね」
 かくしてベルは父の身代わりとしておもむき、野獣に求婚される。
 突然の求婚を断ったベルに、野獣は豪華な暮らしと、大きな鏡を与えた。父親が無事に暮らしている様子が見れる鏡だ。
 毎晩訪れてくる善良な野獣と心を通わせ始めたベルだが、鏡に父が病に倒れた姿が映し出される。
 父のみを案じたベルは、一度家に帰りたいと願い出る。野獣は「一週間で戻る」と約束した彼女を送り出す。

 帰宅したベルは、家族との再会を喜ぶ。姉たちはベルから野獣との暮らしを聞き、嫉妬した。
 約束の期限がすぎ、10日目の夜。ベルは野獣が死にかかった夢を見、屋敷に戻った。

 瀕死の野獣はベルに言う。「これで幸せに死ぬことができる」
 ベルはいいえと否定する。「あなたはわたしの夫となるのです」

 愛の言葉を受けた野獣は、ディズニー版同様人に戻る。
 ディズニー版との違いは王子が呪いを受けた理由が「傲慢さ」ではなく「幼女の意地悪」だ。
 最後に妖女が再登場し、意地悪な二人の姉を石に変えるくだりが追加されている。

 なお、最も最初に生まれたヴィルヌーヴ版は、ポーマン版のハッピーエンドの後に「ベルが身分などを理由に王子との結婚を反対される」といったエピソードがあった。
 その後、右京曲折の末、彼女もまた高貴な生まれが発覚したり、それゆえに苦労を重ねたり、様々な苦難がある。
 愛やロマンというよりは波乱万丈なファンタジーなのである。
 参照
 https://ja.wikipedia.org/wiki/美女と野獣
 https://bibi-star.jp/posts/1584

教会MAP

終盤の遠山関係描写

<遠山の傷の描写>
そこにあるのはおびただしい傷だ。
すぐに血がしたたるような生々しいものはない。ただ、長年付け続けられた傷であることは医学の知識がないものでも予想がつく。

まず目立つのは肩の下あたりにあるやけどと思わしき傷痕。
その周囲にあるのは、なにかの刃物で切り付けられたような跡。
背中全体に走るのは、なにか、見たこともないようなミミズ腫れだ
なによりもおぞましいのは、それがすべて「服で隠れる位置」にあるとということだ。
傷の深さも、位置も。彼をなぶるためだけに誰かがひそかにつけたものだと、はっきりとそうわかる。

おぞましい拷問のあとは、あなたの背筋を冷やすだろう。
【正気度喪失:1/1d3】

*主な傷はムチ。たまにナイフ。熱したフライパンなど。治療が施された気配はあまりない。
 犯人はほぼタマキ。一個くらいはタマキの父かもしれないが。

教会関係描写

【教会描写】
 誰もいない教会は、埃っぽかった。
 誓いの言葉をとげる祭壇や祭壇にかけられた布、参列者のための椅子は残っている。
 あとは電気もなく、まっくらだ。
 天井がステンドグラスになっているため、ほのかな月明かりがあたりを照らしていた。

 誓いの言葉を言い終えたタマキは、てくてくと祭壇の方へと歩いていく。
 そうしてくるりと振り向き、にこりとほほ笑む。
 そのまま何かを言うでもなく、胸元に手をつっこむ。白いホイッスルを取り出し、思い切りふく。

 HO1の耳に、ぴぃ、という音が届く。かすかな、ひどく胸を乱される音色だ。
<HO1は12とのMP対抗をお願いします>
<HO2は教会内・教会外に関わらずPOW*3の判定をお願いします>
 HO2はPOW*3に成功すれば同じ音が聞こえます。

【HO1がMP対抗に負けた場合の描写】
 あなたの目には、真っ暗な闇が見える。そして何も聞こえない。
 今までたっていたはずの教会はない。
 そして、その闇の中、ぽっかりと浮かび上がる化け物が見える。黒っぽい粘膜で覆われ、テロテロと光る、ゼリー状の化け物だ。
 化け物はHO2を襲っているように見える。
【化け物を見たことへの正気度喪失:0/1d4】
 周囲の音は聞こえない。
 ただ、アレを止めなければと思う。

魂の歌の効果(基本P271)
 詳細は著作権の観点から省略する。ここで重要なものは、呪いのホイッスルによってこちらの呪文をかけられた人間は、術者の望むもの抱けを見て、聞くこと。今回の場合はタマキの望む光景が見えて、すべての音はHO1への「攻撃する」「倒す」といった意図を持つものに聞こえる。HO2のことは化け物に見える。ありもしない誰か・あるいはHO2を襲う化け物に。

 教会を出たHO1は、HO2に襲い掛かる。
 HO2がどんな声をかけても、まったく伝わっていないようだ。
 その様子に、HO2はショックを受けるだろう。
【あなたは友人が襲ってきたことにショックをうけることだろう。正気度喪失:0/1d3】

【戦闘ギミック】
・MAPで同じ黒枠に入っている探索者のみ「タッチの距離」
・隣の枠には飛び道具が必要。
・タマキは「1」のエリア
・遠山は「3」エリア
・エリアの移動には一ターン必要とする。DEX*5に成功した場合、同じターンで攻撃可能。

教会についていかなかった描写

HO1の耳に、ぴぃ、という音が届く。かすかな、ひどく胸をみだされる音色だ。
【HO1は12とのMP対抗をお願いします】
【HO2がHO1の傍にいる場合、POW*3の判定をお願いします】
 HO2はPOW*3に成功すれば同じ音が聞こえます。

【HO1がMP18とのMP対抗に負けた場合の描写】
 HO1の目の前に、暗闇だけが広がる。今まで見えた光景はなにもない。
 ただ、耳だけは正常だ。
 暗闇の中には、棒のようなものが歩いている。察するに「棒」歩いていた人間だ。
 HO2が声をかけるなら、同じように聞こえるだろう。その姿は棒きれのようではあるが。
 正常な視界を喪ったことに対するショックで、HO1の背中は冷たくなる。
【正気度喪失:0/1d4】

タマキ邸宅描写

【タマキ邸宅MAP】
1F:リビング・キッチン・トイレ・2Fへの階段
2F:手前の部屋・中央の部屋・奥の部屋

・1F描写
リビングがあり、キッチンがあり、トイレがあり、押し入れがある。
どれも一般家庭にあるレベルの家具で、キレイに整理されているという印象だ。

キッチンもキレイに片付けられ、皿もキチンとしまわれている。
冷蔵庫を開けるならば、今日食べた弁当に入っていたモノの余りと思わしき塊肉がある。
コンロにあるヤカンにはぬるくなったお湯がわずかに残り、生活感を感じさせた。

ここだけ見ていれば、普通の生活空間だ。
よくよく見て違和感を探すのであれば、食事をしていると思わしきテーブルには椅子が一つしかないが。
使用感のある箸は一膳だが。

・2F描写
部屋は三つある。
一番手前の部屋、中央の部屋、奥の部屋。すべて鍵はかかっていないようだ。

手前の部屋
それは寝室と思わしき部屋だった。
セミダブルのベッドが一つ、書き物をできそうな机が一つ、本棚が一つ。
クローゼットを開けるならば、服がつまっている。

・クローゼット
そこには成人女性が着るにふさわしいデザイン、サイズの服があった。
どれもそこそこに仕立てが良い。デパートで売ってるタイプ。

・本棚
<調べる宣言で開示>
一般的な書籍がつまっているようだ。
一部外国語の本がある。

→外国語の本について
英語のほかにも、見覚えのない文字での背表紙がある。気になるのは3冊だ。
<英語・ギリシア語・フランス語>それぞれ成功で表紙に<ネクロノミコン>と書いてあることがわかる。
(ペーパーバック版「ネクロノミコン」不完全バージョンの集まり)

→研究・理解に一週間・あるいは3時間かけて内容を読み進めるならば
 どれも不完全な写本であることがわかる。
 どれも粗悪品であり、読んだところで有益な情報はない。

 けれども、その冒涜的な知識に触れれば、正気がゆさぶられる。蝕まれる。
 触れてはならぬ知識に、あなたは触れてしまったのだから。
【正気度喪失:0/1d4 神話技能1%プラス】

<図書館・目星・神話技能に成功>
 あなたは本と本の間に、一つの額縁を見つめる。
 その額縁には、あまり見たことのない材質の紙が収められている(羊皮紙)

 それには、日本語でこう書いてあった。
<我らの偉大な 肉を持たぬ神との謁見>
 その下には、外国語で何事か書きつけられている。(フランス語)
 何を書いてあるかはわからない。けれど、ひどくまがまがしい印象を与える紙が、そこには収められている。
(ニャルラトテップの化身:皮膚なきものとの接触の呪文(基本263P)

<読解するのは数分だが、呪文を習得するにはルルブ通りの処理が入る。一度読解してこの羊皮紙を持ち帰るならば、何度でも呪文習得にチャレンジすることはできるだろう>

皮膚なきものとの接触(基本P261)
*ニャルラトテップの化身の一つに接触する。皮をはぎたての死体必要となる呪文。
死体が<皮膚なきもの>により消滅させられるまで、三つ質問することができる。

この羊皮紙を解読するならば冒涜的な呪文に触れたことで神話技能+1
呪文を習得するならばさらに神話技能+2
解読に必要なものはフランス語。(文章量が少ないので即時)呪文収得の時間経過に関してはルルブ準拠。

真ん中の部屋
そこは、殺風景ななにもない部屋だった。
ベッドもない。家具は一切おいていない。絨毯もない。窓にひかれたカーテンだけが、ゆらりとはためいている。
洋服立てが一つだけ立っており、それには男性物のシャツと背広がつるされている。
おそらく遠山の服だろう。

このなにもない部屋に、落ちているのは一つだけ。
ところどころが黒く汚れた、薄い毛布だ。
(KP向け:遠山の寝室だ。毛布の汚れは血液)

奥の部屋
そこは物置のような場所だった。
段ボールが大量に置かれ、中を見るのであればナイフや毛布がある。真新しいものだ。
段ボールの奥には、鍵のついた細長いカバンや、かぎのついた奥行きのあるカバンがある。(あければ銃器が詰まっている)
わけの分からぬ薬品もあるし、壁にはムチがたてかけられていた。

この光景は、ここに住む人間が犯罪行為をしている十分な証拠になるだろう。

報酬・背景

【SAN報酬】
生還報酬 SAN+1d3
魂の歌をほどこされた場合 神話技能+1

【背景】
とあるところに女がいた。
女は狂った実父により、人目につかぬ場所でひっそりと生贄として育てられたが、10歳の際に助けられる。
呪文や冒涜的な知識に理解があり、実父のやろうとしたことを理解している者たちだった。

だが、その時すでに女の精神はゆがみ切り、お付きとしてつけられた遠山をなぶり、そのほかの人間もなぶった。
彼女は言う。私を殺すのならばこの家ごと呪ってやる。
なまじ呪文の知識があり、彼女の危険性を理解していた彼女の引き取り先は、それを嘘だと受け取らなかった。彼女を早々に何も知らない家へと押し付けた。

そこでも彼女は気ままにすごした。外国に足を運び、冒涜的な知識を収集したこともある。
夫は留守がちで家庭に関心のない医療器具メーカー役員であり、彼女の行為はだれにもとがめられないまま、遠山が主な被害者となる。

月日が流れ、現在より10年前。夫は死んだ。
それにより、彼女はさらに奔放に「人の裏切られる瞬間」を収集するようになる。

遠山はずっとそれを見ていた。
殴られ切られなぶられもてあそばれ、それでもずっと主人を見ていた。

いつものようにおもちゃを見つけた主人は、一点だけいつもと違った。
一対一ではなく、二人の人間をおもちゃにしようとしていた。

ならば。そこがスキになるのではないか。
今回の獲物の傍らにいる人は、きっと今回の獲物を助けてくれるだろう。
彼は彼のできる精いっぱいで、彼女の異常性のサインをHO2に発信していくことになるのである。

【使用呪文】
・魂の歌(基本ルルブP271)
犠牲者に呪文の使い手が望むものだけを見せ、望んだものだけを聞くことになる呪文。
コストはMP8と1d4の正気度。
今回は独自解釈として友人探索者が探索者を襲う化け物に見える仕様である。
プラス、オリジナル要素として「呪文の使い手の死亡」か「ホイッスルの破壊」か「使い手の望んだラウンド後」に正気に返る。
呪いのホイッスルは旅行中に現地民からもらった。

・ゴルゴロスのボディワープ(基本ルルブP257)
著作権の観点で詳細ははぶくが、POWとMPとSANを使って呪文の使い手を実在の望む姿に変えることのできる呪文。
STR・CON・INT・POW・DEXは元の姿のまま。
タマキの力の強さに違和感が入る理由はこれ。
なお、タマキが美少女の場合は「彼女の幼少期」美少年の場合は「実父の幼少期」に化けている。

・門の創造(基本P290):説明不要。便利。今回はタマキの指定した身振り手振りと短い冒涜的な呪文がないと通れない作りになっている。

NPCに触れる技能一覧

タマキにふれる技能
<常時>
・服装に目星・値切り・変装など:地味だが仕立ての良い、金のかかった一品だと分かる
・心理学:成功・失敗でも「とても楽しそうだと分かる」クリティカルにより「なぜここまで楽しそうなのか違和感を感じる」
・EDU*5など礼儀作法に関係する技能:タマキの所作がとても洗練されている。10代の子供にしては不自然なほどに。
・タマキに対して神話技能:なにか強烈に嫌な予感がする
・首元のネックレスが見えた場合<目星>;白いホイッスルのようにみえる
・ネックレスに<博物学>などKPが適切と判断する技能:フクロウの骨ではないかと思う
・ネックレスに<神話技能>:人の意識を操作する類のタチの悪い呪具ではないかという予感がする
・彼女が遠山をどう思っているかなどの心理学:彼のことをなにも疑っていないと分かる

<遊園地>
・心理学:成功・失敗でも「とても楽しそうだと分かる」クリティカルにより「なぜここまで楽しそうなのか違和感を感じる」
・弁当を食べているときに心理学:成功で(探索者がどれだけ苦悶の表情を浮かべていたとしても)とても楽しそうだとわかる。失敗で「申し訳なさそうだと感じる」
・遠山の様子がおかしいと言われた時に心理学:成功・失敗ともに「あまり気にしていない。「彼はいつもこのような様子」と思っているのではないだろうか。と感じる」
・親について聞かれた時に心理学:成功・失敗ともに「親に関心がなさそうだと感じる」

<劇場四季折々>
・劇を見ている最中に心理学:成功・失敗でも「とても楽しそうだと分かる」クリティカルにより「なぜここまで楽しそうなのか違和感を感じる」
・劇中、美女と野獣の原作を話し出した時に心理学:成功で「この上なく楽しそうだ(探索者が嫌悪・怒りなどを示したとしても変わらない)」失敗で「なにか思うところがあるようだ:
・観戦態度が不愉快だととがめられた時に心理学:成功で「表情はおびえているが「この上なく楽しそうだ」と分かる」失敗で「申し訳なさそうな顔を作っているように見える」

<教会で結婚式ごっこを行う場合>
・誓いの言葉に嘘があるか<心理学>:成功で「HO1に恋心を抱いているように見える」失敗で「楽しそうに見える」


遠山にふれる技能
<常時>
・服装に<目星・値切り・変装>など:地味だが仕立ての良い、金のかかった一品だと分かる
・彼に<心理学>:ひどく疲れているように思える
・彼に<目星>:肩を中心に上半身をかばうかのような歩き方をしているように見える
<目星>成功後に<医学>など適切な技能:今現在怪我をしているというよりは、怪我の後遺症で怪我の場所をかばう歩き方が癖になっている、とお言う印象を受ける
・彼に<医学>:あまり健康そうに見えない。過労気味であるように思える
・彼に<精神分析>が成功:精神が弱っているような印象を受ける。
・タマキのことをどう思っているか<心理学>:成功・失敗共に「深い感情を向けているように思える」クリティカルで「わずかに怯えを感じる」

<遊園地>
・弁当を食べている時に<心理学>:成功・失敗共に「特に何も感じていないようだ」
・疲れているかなどと気遣われた時に<心理学>:成功・失敗共に「特に何も感じていないようだ」
・休んだ方がいいなどと提案された時に<心理学>:成功・失敗共に「特に何も感じていないようだ」クリティカルで「不思議そうな気配を感じる」
・探索者がお化け屋敷で驚いていたときに<心理学>:成功で「どこか申し訳なさそうな雰囲気を感じる」失敗で「何も感じていないようだ」

*このほか彼が「申し訳なさそうにするタイミング」は「探索者が大変な目に合っているとき」だ。
 遠山は長年の虐待・洗脳により判断能力が弱っている。有体にいえば「重度のうつ病」(シナリオ作者が実際の病名を使いたくないため、判断能力の欠如とアナウンスしている)
 探索者が彼を思いやる言葉をかけたところで、届かない。交渉技能・精神分析成功で「不思議そうにしている」程度である。
 タマキが彼に繰り返した言葉は「あなたは私のオモチャ」「私から離れて、生きていける場所などない」なのだから。

<劇場四季折々>
・HO2と話しているときに<心理学>:HO2に申し訳なさそうだ
・タマキを慰めているときに<心理学>:偽り・嘘の気配を感じる
 (彼の胸にあるのは探索者たちへの申し訳なさだ)

*遠山は長年の虐待・洗脳により判断能力が弱っている。有体にいえば「重度のうつ病」(シナリオ作者が実際の病名を使いたくないため、判断能力の欠如とアナウンスしている)
 探索者が彼を思いやる言葉をかけたところで、届かない。交渉技能・精神分析成功で「不思議そうにしている」程度である。
 タマキが彼に繰り返した言葉は「あなたは私のオモチャ」「私から離れて、生きていける場所などない」なのだから。