優しいだけじゃないことも知っていたよ。愛してるだけじゃないことだって、知っていたよ。
それでもあなたの手は、私に誰より優しかった。
そんな鈴と育ての親のお話というか、鈴の育てのお話。これにて終了。
もうこれ螺旋でやらない方がいいんじゃね? なんか違うヤンデレ御題にでも突っ込んだ方がいいんじゃね? そんなことを思わんでもない千代に響く揺籃歌完結です。でもこの話、ヤンデレとはなんか違う気する。デレがないよ。
螺旋に突っ込んだわりに鈴がとても目立ちません。でも鈴の過去話です。第二の副題は鈴が舞華にひっついている理由裏ばーじょん。
…まあ、似てるんですよねえ、育ての親と相棒。性格は違うけれども。
髪の色が似ているからでもなんでもなく。性根というか、復讐優先で生きるとひたすら不幸になる辺りが。
舞華を見た時、こいつはきっと復讐のために死んでしまうんだろうなと。たぶん本能で分かっちゃったんじゃないでしょうか。
似ていない、と鈴が言っていますし。性格はものすごく違いますが。陥ってる暗いところは良く似ているのかもしれません。救いよりも終わりが欲しいところが、すごく。
もし藍がなにもせずに黙って鈴だけ抱っこして逃げていたら、あるいは彼女はまだ生きていたかもしれません。火事なんて起きなきゃ二人が逃げたことに気付くのは少し遅れますから。鈴にしてたアレコレ以外にもかなり違法になってる儀式やってる御里でしたので、カルト集団の一員として、引き離されることにはなったんだろうけれども。鈴はそれでも会いにいったでしょうし。今も幸せにやってたかもしれません。鈴が元気に生きてくれたらそれが一番のひとですから、まあ、幸せだったんでしょう。
うん、本当何もしないで逃げる方が簡単だし楽だったのですが。なにかしちゃったせいで本編ではああです。なんだかんだで執着し合っていたのはお互い様です。なんで執着したのかは、お互いうまく表せないんでしょうけれども。
ちなみにこの後、鈴は男こと須堂さんちのお父さんに拾われます。捨てるのも忍びなくてしばらく面倒見てたらあの状況生み出した元凶かもとかもと気付いたのだけれども。なんか情うつってこっそり人脈駆使してごり押しで養子に取ります。そのついでに、生まれ故郷がなんかカルト集団だとも分かったので、さっくり昔の同僚たちに通報もしておきました。
あの里で暮らしていた人達は、火事で死んだひともいますが。今も監視下にある人もいるし、逃げたひともいるし、おかしいと気付いてひっそりと真っ当に生きているひともいます。忌み子と呼ばれる子供が逃げたことで里が解体されたことは知っていますが、それが鈴と知る人はあんまり残っていないでしょう。偉い人が多いので、老衰とか焼死で。偉い人、殆ど屋敷にいたんですよねえ。で、仮面付けてきりつけらるのが表に出てる儀式でしたので、顔はそんなにわれてないんですよ。ましてや名前なんて、基本藍さんしか呼んでませんし。
ラストのあれはもしかして鈴がやらかしたことかもなあと養父には思われているけれど。あんなことできるほど攻撃的なの使ったとしたら、気を失った時点で術者も食い殺されるのが普通なので、口に出しても誰も納得しないでしょう。魔物を従えさせる術というのはそれなりにあるのですが。今の技術ではそれなりに仰々しく道具や薬を使うことが必要不可欠なはずなので、無理と思われたと言うか。そもそも黙っていれば、魔物の被害にあったようにしか見えませんし。ある意味そうですし。まあ、当人は自分が殺したんだなと思っていますが。その辺りは本編参照。
…しかし追記までぐだついた話しだなあ。
とりあえず終わることには終わったので、あとがきにも幕下ろしておきます。
本当は藍の親(?)馬鹿日記をやるつもりだったのにどうしてこうなった、って感じですけどね!(A,一話で殺した所為で挟み辛い空気を作っちゃった)
ここまで付き合ってくれた方がいたら、ありがとうございました。
目次
・炎を放つ、少し前
ちなみに。
別に書いていて誰も気にしねーよねえと思ったたけど書きたくなったもう一人の最後のお話。
いや悪人にいきなり改心されてもなあってひととかもう飽きたというひととかは読まなくてもいいと思うです。
いや、全然改心してないけどね。好き勝手に生きてただけだけどね、あの人。 デレすらないヤンデレというか電波だけどね。