「さよならなずな」を歩いてきた

 ネタバレしかないプレイ日記。ハートフルボッコかとおもったらハートフル。そしてなんとなく日本文学的な楽しみを感じる楽しい卓でした。
 あとダイス目が妙によくて震えた(あとで絶対失敗すると思った)(実際にした)




日本一さん(イッヒ様)

 涼し気で余裕ありげな態度が素敵。でもちゃんと子供と目線合わせたリしてなんかこうあれですね。キャラシの設定が垣間見えるつーかこの人なんかこう…「一人なら器用に生きていけるのになんとなく色んな人と関わっちまう」感ぱねぇな。と思いました。カウンセリングが板についてる…。あと(なんだろう。私の知るイッヒさんの探索者大体幸薄そう)って思っていました。なんかすごく苦労してそうだった。おうちに無事に帰れることをTLからお祈りしています。
 まあ、それはさておいて。
 ナナヤ君とのロールおいしいなあ。こんな時だけど羨ましいはずるいなあ。賢い子に嫌になるあたりよほどこれまで人生でそういうNPCにしんどい思いさせられてきたんだなあ、とPLは大変萌えていました。あとなんかやることがスマートだったな。APPがあれだしさぞや美しいのだろうな。色々と。みたいな。あと説明で母国語を振る羽目になったのとても草でした。うん。分かんないよね。日本語でおkだよね。って。笑いました。
 あと虫に対する一言かっこよかったですね。なんか一言でぴしゃりなのがかっこいいですね。plは「これ逃げた方がよかったかな」とか二人で言っていた気がするんですが。ロールはかっこいいね!
 そして今回の後日談スキをこじらせたもの達の後日談楽しかったです。嫌われたの楽しかったから。嫌われるの楽しい…超楽しい!もっと嫌ってほしい!たぶんあなたのこと嫌いですよ超萌えた…!って感じだったんですが。「ここで言い返すような心の余裕ないよなぁ」って感じでちょっと寂しかったので。最後もそれがあって楽しかったです。最後はちょっと返せたし。楽しかった。あとなにが「はじめて」だったのかいくつか想像はできるけどPLはちょっと気になる。探索者は「え…いきなりなにが初めて…?意味が分からない……。変なむし見た所為で頭煮えた・」って思っていましたね。日本君の心情を思いやる余裕などないよ色々手いっぱいで。
 返す返さないといえば「ここで大事な人のはなし出てくるのずるいだろ!」って思っていました。イッヒさんすぐ返すの楽しいロールしてくる…。キャラシ見る限りこの人いるんだよな大事な人。こっちも大事な人いるけど、より嫌われるようなことを言うぞー!わあすげえこの二人相性悪そう!そして二人とも腹割らなそう!ってとても楽しかったです。うん、改めて大切な人のところに帰ってほしいなあ、と思います。…というか引退したら帰れるんだろうな。頑張って引退して(?)と思いました。
 …でも引退してもなんだかたまに縁のあるところにふらっと足を運んだり運ばなかったりすればいいじゃない!とも思ったなぁ。最後のナナヤ君とのからみが美しかったから。とても美しい人でした…円さんとのギャップ楽しいな、みたいな。私があった円さんは丸くなった姿らしいですが。

ナナヤ君

 始めてみた時は幽霊かと私も思ったよ。ちなみにめっちゃ生身なの分かってからは「ハートフルっていうからこの子のとーちゃん見つかるだろ」と軽く思っていました。映画館の上映が変身な時点で「あ」ってなった。探索中芋虫になったであろう原因的なものは一切語られない点で。遺体発見前から薄々覚悟してました。これハートフルはハートフルでも切ないタイプや。と。
 それはさておきなにげにお父さん評が熊熊しさ推しで笑うし自動販売機のものを持ち込むダメな大人をたしなめるしっかりさにふふってなりました。いやあれは違うんや。なんか閉鎖間際の映画館と聞いていたので。勝手に。ドリンク買う場所ないのかねと確かめずに適当に買ってきてしまったんだ!ちゃんと確認とって花子さんからかえばよかったね!(笑)映画平和に見れる気なかったから準備がたりなかったよ!(笑)

 この子が純粋に心現れるいい子だったんでお父さんと再会させたかったんですが。もうちょっと聞き分けにこととか言ってくれないと心が痛むぞーって思っていたんですが。お父さんの件、察していても切ないね。特に最後の「お前がおとうさんを」が「うああ」ってなりますね。はは。でも後日談元気そうで安心しました。とても安心しました。あの男が芋虫になった理由結局よくわからなかったからなんとなく不安だなあ、と思ってましたからね! シナリオと演出からそんな鬼畜な匂いしないから大丈夫だろとも思っていましたが。
 そして始終あまりにいい子だから「ちっとは泣けよまったくもう」って感じだったので劇場出た後のやり取り楽しかったです。しかし私の探索者割とずっと誘拐犯というか不審者みがあったので変なトラウマができてないか心配です。…まあいいか。きっと芋虫とか鳥のインパクトが持っていってくれたよ。バールを持った人のことは。大丈夫だよ。ナナヤ君最後までよいこだったし!って思っています。
 彼のため(に実際なったかは微妙だけど)動くのとても楽しかったです…

シナリオ関係

 ナナヤ君の欄でちらっと言いましたが。というかシナリオ感想は割とナナヤ君の欄にこもっているんですが。あれですよ。最初はフツーにハートフルかと思っていたけど。途中で「…そういえば目指したって書いてあったな。目標値だったのか…」ってなった。けど楽しかった!
 なんかこう、廃墟とか古い建物探索系楽しいですよね。途中ちょっと迷子になったけど。わくわくしませんか古いってあたりが。私はします。なんかからからと意味ありげな映画まわってるとか超テンションあがりますね。内容が「変身かよ…」ってなったけど!変身はあかんだなあって思っていました。
 内容に関しては色々考えてたけど歩いていればわりとガンガン情報が出てくるんで、そこまで難しく考えずにすんだなあ、探索楽しい(内容は絶望だけど)って思っていました。ただ倉庫でバールのようなものが出てきた時ね?「え、戦闘あるの?」とちょっとひやっとしました。ないものと、油断しきってましたし。戦闘は。

 映画館に誰かいる時点ではSAN値の心配しても戦闘の心配してませんでしたからね! そういえば映画館でガサガサしてたのはムシさんでよかったんだろうか。そしてあの虫はなぜ虫になってしまったんだ。日頃の行いが悪かったのかな。でも序盤は普通にお父さんが芋虫というか人外になってしまったのかと思っていました。服とか遺骨とか出てくるまで。「えーじゃああの段ボールいっぱいのあれナナヤ君にどう説明しよう…」とほんのり絶望していましたね。ふふ。違って良かったな。そこは。
 しかし、実際お父さん死んでると「何言おうかなあ」となりましたしね。まったくもう。NPCはすぐ死ぬよ!NPCってそういうものだからしかたないですね!…「こんな小さい子とお母さんおいてなにしてんの」ときれたかったんですけどね。芋虫になっていたら。ははは。いえなかったよ…

 映画館出た後というか、なんか声が聞こえた時は「あれこれお父さん以外に人いたのか…」とはらはらしたような。なんかお父さん以外の脅威がありそうだからお父さんワンチャン無事なんじゃないかと思うような。なんというかわくわくだったんですが。
 ひっぱられるのびっくりしたし、日本さんが覗いている間「神話生物よくわかんないからクトゥルフ神話=触手なイメージだけど大丈夫かな。今度は触手でひっぱられない?」ってびびってました。ひっぱられなくて良かった。
 ちなみに、草の根がさがさするとき傘でやったのは戦闘とか対抗を警戒してというより、漠然とした不安感でしたからね…具体的な危機は浮かんでいなかったけど、なんか素手でがさがさするの、怖くて…でもたぶん素手でしても一緒だったんだろうな。って今思うとふふってなります。ふふ。探索者だからね。仕方ないね!

 そしてあの穴があったときね。ふつーにノリではいってしまったから「あれこれ描写の感じ…ちょ、跳躍!?」ってなった。まさか成功するとは。25が成功するなんて。命日かな。って思っていました。命日ではないけどかっこよさはあそこですべて吐き出したと思う。
 そしてせっかくかっこよく決めたのにね。あの後「まるで人質とってるみたいな姿」になるの草ですね。いや私も思っていたんですよ。あれ?これバールのようなものを持っている人がしていいことなのかな、って…思ってたけどいざイッヒさんが言うとむっちゃ受けたし今も思いだしてうけるよ! だって目隠し程度じゃみちゃうんじゃないかと心配だったんだ!
 うん、私本当もっぱらナナヤ君の心配に気をとられていたし、虫は黙っていれば出てくるだろうと思っていたのでね。お父さんが出てくるとはまったく思わず。びっくりしました、あれ。
 あれなんであんなことになってたんですかね。使命感かな。なにかしらの未練かな。そもそもあれお父さんだったんですかね(シナリオ背景聞き損ねた人)。別に関係なかったんですかね。なんにせよくっそ切ないなナナヤ君が。ドア開けるかどうかほんのり迷いましたが。…悪意があるのこっちにいるし、ロールに徹すると開けちゃうし、なんとなく大丈夫かなあ。最悪この距離ならナナヤ君かばえるだろ。と思っていました…あれ開けないとどうなっていたのかな。昆虫に勝つにはちょっと攻撃力が足りない探索者達だった気がするので、開けてよかったな!みたいな気持ちですね。切ないけど。(まだ言う)

 そしてシナリオというか、ラスト、色々後日談やらせていただいて楽しかったです。ナナヤ君にほんのり無茶振りしてしまった気がするのだけど。それふくめてありがとうございました。最初から最後まで楽しかったです。
 改めて、素敵なシナリオまわしてくれたKPと、色々拗らせたもの達ロールしてくれた参加者に感謝を。またなにかしらご一緒できたらうれしいです。
 2017/11/19
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