「生は救い非らず」はどこか乾いた思い出

 ネタバレしかないネタバレ日記。
 思えばかれた集まりだった。あと二人とも淡々としているのに出目に落ち着きがなかった。導入とクライマックスがダイスの反乱祭りだった。
 …いつものことかなぁ。




八重山巧さん(Buchi様)

 飄々というか、やる気なさげというか。人生疲れていそうというか。めちゃくちゃ好きです。科捜研は刑事じゃない。本当だよね!
しかし導入がPL泣かせで笑いましたよ。やる気がない。あまりにやる気がない、もう蹴りだしてもらうしかない。あと杉山君は右京くんになりなよが笑いました。八重山さんが亀山君にはならないんだね。そりゃならないよね。でも技能は割と成功している。有能。ちゃんと聖さんの性別もぬいてる。賢い。どっかでコンピューターも成功していた。有能。
 捜査資料怒涛の受け渡しについては率直にいって爆笑でした。く、なんて探索者に優しい科捜研なんだ! でも一応立て前はしているの好きだよ! ていうかBuchiさんの声であのたるそうな八重山さんのロール、すごく好き。捜査の雑さに文句言うあたりも、好き。
 あとあの女刑事さんとのからみでね、女の勘怖い言ってるの可愛かったです。確かに怖いよね。車に日本刀つけっぱはみんな納得でしたね。あれが人徳ですよ…。いや、まじで人徳だと思う。あとラベンダー屋敷のあたりで腐ってるじゃん!って頭抱えてそうな感じがほほえましかったです。PLは楽しい。狙ってる。でも探索者は嫌で嫌で仕方ない、みたいな!  最終戦近辺は本当に嫌そうで実に苦労したんだろうなあ、って思った。そして出目で今まさに苦労している。あれだけ出目荒れたのにConは成功するのすごいかっこよかったと思います。意地を見た…!そして「なによみがえらせた!」ってセリフがすげえ継続実があり好きでした。  ラストも慰めるわけではないし、寄り添うわけではないけれど。責めるわけではないのがとても…らしさを感じて好きです。きちんとした人間だよね、色々だるそうだけど。そして満身創痍だけど。彼がぬいだら私は多少嬉しいよ。探索者は別に何とも思わないけれど。あと「刑事じゃない」ってつっこませるの楽しくてついついいじってすみませんでした。とても楽しかったです。  またお会いできたら今度は偽名じゃなく…いやどうせ偽名ですが、名前の方は偽名じゃなく教えられるといいなあと思います。 

シナリオ関係

 シティだなあ。ああシティだ。とてもシティ。なにがシティみがあるって時間経過でイベントおこるあたりと情報取り出そうと思えば色々なところからとれそうなところが…。そんな、楽しいシティでした。科捜研と犯罪者楽しい。ところで職業関係なくあの二人二人とも色合いが暗くて二人でいると怪しそうだなぁって思った。怪しいのは私の探索者だけっすけどね。ははは。
 だって八重山さんの導入すげえシティシティというか真面目な警察とダメな警察(ではなく科捜研)満喫してましたけどね。怖い上司は事件に関わりたくない探索者を使う時の救世主。はっきりわかるね…

 自分の導入に関しては「大事な話は大体八重山さんが抜いて呉れたっぽいよなー」と余裕ぶっこいてたら2ダメージうけました。解せぬ。
大迫さんに関しては、導入の居眠りは本当に居眠りだろうなとPLは思ったんですが。でもロール的には一応敵の攻撃を疑うよなぁ。なんか眠くなる攻撃してくる化け物とかいるかもしれないと思う経験はしたしなぁ。信頼している仲間だから。って思って色々聞いていました。
 あと大迫さんのうちの雲母な距離感がしみじみします。仲間想いというかとなんかなんともいえない気がしますが。連帯意識はあるよね、あの人たち…。…ちなみに偽札講座楽しかったです。妙に楽しんでしまった導入だった…

 最初の方は青い粉はなにかしらの薬品だろーなー、って思っていました。DNAがある意味よく分からんなぁって思っていました。あのお母さんが延命だか蘇生だかされてるっぽい時に脳内で真相候補としてでてきましたねえ、人からできた粉だからあDNA説が。
 粉=有栖川君の残骸説は思いはしたんですが有栖川君が飲んだ薬も青いっぽいのでちょっと一応どっちの可能性も考えとこ。って感じでした。でもあの薬の真相はそこまで気になってなかったです。たぶんあの怪しい宗教団体由来のものな気がしたんで。きっとその宗教団体には情報の出し方とプレイ時間的にたどり着けない気がしましたしね!12時間シナリオだったらもっと気にした!

 葬儀場での情報については「聖さん怪しい」以外には特にひっかかることはなかったなぁ。状況証拠があきらかに聖さん。でも人一人で引きずって物理的に死体持っていくのは無理がある気がしたので、なにかしらの神話事象とか疑ってはいました。神話事象を起こしたのが聖さんか、たまたま利用しただけかは考察の余地あるなー、みたいな。まあ、本当何かしらで具体的になんもわかんかなったけど! あの時は粉は「有栖川の飲んだ毒かなにか」って思ってたもんな―。でもDNA情報あるのおかしいもんねえ、それだと。今思うと色々納得するんですよ…。
 そして聖さんに関しては…本当に…ファンブルがさ…ファンブルが…「有水は絶対キララちゃんのことも女の子と思っていたんだろうな」って思ってた。ふふ。とても悲しい。

 有栖川の自宅に関しては「なんで荷物運んでるの!?」とは…思いましたよね。でも私、あれ、変な団体が有栖川の後ろにいるのかと思ってた。いきなり地下鉄で強行するって点においては聖さん無関係な気がしていたから、なんか背後団体でもあるのかな、って思ってた…。…割と違った。警察の捜査が雑な理由は途中では予想通りだったけどそっかー。あれも仕込みかー。という。すべて終わった後しっくりきましたね…あとチラシがとてもセンス悪いよね…何虹色なのさ。きっとWordで作ってる。

 そして病院のあんちゃんはただただ立派な人だったのであの辺りで思いましたよね。「これ聖さんに話聞かないとにっちもさっちもいかないのでは」と。そう思ったら車に乗ってまーじ?って思ったよね。車って言われた時、一瞬拉致を疑った。拉致されていなくてよかった。本当に良かった。
でもラベンダー屋敷が出てきたときに手段まではわかんないけど腐ったなにかと暮らしてるんだねってみんなが…分かるよね。なんでラベンダーなんだろとはちょっと思ったけど。深く考えるところではない気がしたので、「たぶん聖さんが消臭剤金木犀よりラベンダー派なんだね」と思っていました。
で、ラベンダー屋敷。聖さんが割とあっさり真相を話してくれて気まずい思いになりました。えー、こんな正気だととても責めずらい。有水とても動く死体嫌なんだけど責めずらい。それにしても有栖川さんは絶対ラストに出てくると思った。そして出てきた。期待を裏切られずにとても楽しかったですよね! ふふ!
 でも地震はまったく予想しておらず、「あ、これで絶対有栖川脱出してくる」と思いました。目ん玉とれたのに正気を失っていなければ「車いすだから」とお母さんをとっとと非難させたかもしれないレベル。でもそうしたらきっと廊下で行きあたった。どうあがいても出てきますね! ラスボスだもんね!  有栖川君は本当にこう「思ったより頑丈だな」「描写的に装甲ありそうだからスタンガンとか火炎が聞くか怪しいな」までは予想できました。ラベンダーの芳香剤はもう完璧に背景描写だと思ってた。ありがとう、アイディア成功。ありがとう。地味にうれしかった。そして生き残れてよかった。

 ちなみに途中ね、あの葬儀屋さんだったか病院だったかでで「仏さんに変なことする人がいるとは思わないですから」でものすごく有水の顔は笑顔だった気がします。やましいから。、やましくて心死にそう。死体が動くというから彼でいきたかったんですが。とても心苦し気だった。最後聖さんが前向きになって葬儀屋の意義語ってるときも笑顔だったと思います。やましくて耳がちぎれそう。それが正しいことだと思っているしこの人はマトモな道に戻れてよかったなぁと思いながらめっちゃ作り笑顔ってたと思います。大迫さんたちだと1秒で分かるだろう作り笑顔でね!
 まあそれはともかく、聖さんが思ったよりは明るい場所に落ち着いてほっとしました。死体盗んでよくわからいことしたよくわからない人として処理されなくてよかったな。上司、優しそうでしたもんね。よかったよかった。過ち犯した後に前向きな人は大好きなのでぜひ前向きに生きていってほしいですね…

 全体的にPL目線で見るととても情報が整理しやすく、ロールしやすくて楽しかったです。ラスト戦闘みんな死にかけるのは仕方なくない? だってアレは本当出目次第で軽率に死にかけますよ、きっとこれからも。そして生き残れたしたぶん応急手当か医学持ってくる確率高そうだから大丈夫ですってきっと。
 改めて、楽しいシナリオ回してくれたKPと、味のあるロールが楽しかった参加者に感謝を。またなにかしらでご一緒できたらうれしいです。
2019/07/27

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