「雨に捧げるこの唄を」を歩いてきた(ネタバレ)

 ネタバレしかないプレイ日記。美しいシナリオでした。あと年の差恋愛は良いものです。とても良いものです。事案だけど。
 しかし探索者の皆さんみんな心優しかったな。看病ロール楽しかったです。




酒居 めいさん(安野さん様)

 なんとなくそこはかとなくアンニョイなのに。付き合いがいいというか、人がいいというか。良いキャラでしたね、彼女も。
 日和ちゃんと小説の話している姿、可愛かったな。容姿褒められて照れるのも可愛かったな。古川さんに小説みせなきゃみたいなことも言っていた気がします。見せてほしかった。ご飯時テーブルかたずけてくれたし、なんとなくかゆいところに手が届くナイスフォローでしたね、全体的に。探索でも。ほんわかとなんとなく鋭かった気がします。
 あの後元気におうちに帰ったのち、古川さんを小説にするといいんじゃないですかね。さらそうぜ!あいつの天然たらしっぷりを世にさらそうぜ!また会えたらそれに感想とか言いたいよ!?

登丸 夏芽さん(じゅの様)

 ナツキちゃんとのからみ可愛い。日和さんに恋バナを振る様も可愛い。高校生のきゃっきゃうふふ可愛い。青春はよいものだ。
 しょっぱな本を持ってくださりとてもうれしかったのですが。STR6だけどは受けるよね。可愛いね。あとももてんにこだわる彼女がかわいかったです。
 がんがん高校生組に恋バナふってくれたり、花言葉とか気にしてくれたり、なんというか物語との親和性高かったなあ、この子。可愛い。という印象です。
 あの後あっちひっこすのだろうから、お二人と末永く青春してほしい。青春は良いものです。そしてまた会えたらその話をきゃっきゃうふふと語ってほしい。

椿川 紫苑さん(playing house様)

 全般的になんとなくクールでしたよ。でも周りに巻き込まれがちで可愛い。看病の時テキパキしてかっこよかったです。サラダもおいしく作ってたしね! 古川さんとのやり取りもなんとなくちゃんと知的いうか、的確だったしなぁ。安心して脇でぼけていられました…なんだろう、頼れるオーラ出てた…電車のあたりでは近寄りがたいオーラも出てたけど…なんか近づいてみると超いい人、みたいな。
 最後色々とお任せしていまったけど、かっこよかったからいいじゃないと思ってしまう。きりっとしていましたね。なんとなくほわんとしているパーティの中で。こう、ピリリと絞めてくれる人でした。好きです。
 あの後普通に帰って普通に過ごしそうですが、日和ちゃんの手紙にちょっとだけ笑っていたりすると可愛いなあ、と思いました。またお会もしたい。

NPC色々
雨宮 日和ちゃん

 圧倒的ヒロイン力。あとKPのロールがかわいいですね。最初の登場があまりにピンチっぽくっていうか。なにかに追われてるのかこのこ。つまりヒロインだな。守ろ(即断)ってなったので。どうやら彼女の涙の原因になったらしい古川さんにむやみに塩対応だったことをお詫びします。でもやっぱり古川さんの所為で泣いてたから私の対応は間違っていなかったと思う。

 健気で可愛かったです。おとなし気なのに興味があることにはテンションあがるのがベタにいいなあ。一番興味があるのはあきらかに古川さんでしたね。ごちそうさまでした。おいしかったです。年の差のあこがれっぽさを交えた恋は最高ですね。いえーい!そう、彼を助けられるのは実は彼女だけでした。という。

 けど調べれば調べるほどどうにも甘い方向へ幸せになれなそうでね。途中からほんのり切なかったです。まあ支えてくれる親友がいるみたいだし。二人で元気に生きてほしいです。古川さんのぶんまで。ラストシーン、本当綺麗だったなあ。流れる歌が彼女の歌に聞こえて素敵。美しい物語だった。切なくて、儚くて。それでも続いていくものがある、みたいな。

古川 帷さん

 私、大正探索者の古川誠さんを知っているんでね。お孫さんかひ孫さんかと思っていました。うん。それもあって「古川さんは悪い人じゃないだろうな」というメタ読みをしていました。…メタ読みして申し訳なかったけど。それがなくとも、冒頭のやり取りがなんか事案、もとい仲睦まじげだったので、疑わなかったと思うなあ…恋する日和ちゃん可愛かったしさ。
 ところで私の中の某探索者がうるさいので聞いてください、『君、恋などするものじゃないよ。…いや仕方ないか。両親が両親だからな』って。あそこに某先生がいたらリア充っぷりをよどんだ目で見ていた。いいリア充でしたね。…でもやっぱり色々とずるかった。

 まあ彼のずるさに関してはあとで触れるとして。最初は別に幽霊だと思っていませんでした。なんか、異形に取りつかれでもしてんのかね、と思っていました。日和ちゃんが助けてとかいってるしな。襖から出たがらないし。でもあのお店の人が空き家だよいった時に「あっ(察し)」てなりましたね。そういえば口調が微妙に時代がかってた気もするんだよなぁ、みたいな。
 そして幽霊だろうなあ、と思った時点で、未練がなくなれば成仏するんだろーなーとは思ったのだけれども。未練がねー。日和ちゃんに告白したいのかしたくないのか迷ってちょっと迷った。あと幽霊のお約束として、別に会いたい人がいないんだろーか、とも思った。実際はあれでしたが。うーん。予想した通りの展開ではあるけれど、形にされるととても切ない。切ないけどどこか前向き。雨上がり的な切なさ。切ない…そしてずるい。
 そう、ずるい男でしたよね、この人。あんなんされてどうやって忘れられるのか。いや忘れてくれとは言っていなかったし。本望かもしれないが。お前、お前、今一瞬しかいないのに…いたいけな女子高生に…そんな…美しい思い出植え付けて…!ずるいい男!
 なんというか、割とキャラでいいたいことはいった。「女の子を泣かす男ってさいてー」って!最低のいい男でしたね。あとskpいい声だった。
 最後のやりとり本当ずるい。お前さあ、これから消えるのにさあ、しかもシナリオ読むと彼女の気持ちに気づいていないのかよ。本当ずるいな!自覚もなしにあんなに惚れさせて! お父さんを見習えよ!彼はちゃんと家族を幸せに…あれ?してんの?してるけど非業の死を遂げる可能性もあるか、探索者だもん。いや。父の話はどうでもいいんですが。お前さあ…お前さあ…!そんな美しい思い出作っていいと思っているのか!忘れられないよねこれは!でもそれがなくとも忘れられないと思うからいいか!よくやった帳さん。男を見せてたよ!ずるい男っぷりをな!
 ちなみに序盤の序盤、看病の時彼で遊べてちょっと楽しかです。付き合いのええ人や。…くそ、そうして日和ちゃんを口説いたのか。ずるい男め!(何度目か)

 成仏した彼にさちあれ。…いや。成仏した先など分からなくとも、あの時確かにとても幸せだっただろう。良かったんでしょう、きっと。…切ないけど。

夏葵 優奈さん

 可愛い。日和ちゃんとのからみ可愛い。元気で可愛い。トマルちゃんとのやり取りとてもかわいい。…そして親友を褒める彼女も可愛い。お嫁においで。あダメだ今私の探索者女じゃないか…!って気持ちになりました。
 夜のお願いシーンは思った以上にしおらしくきゅんとしました。そうか。一緒に解明しような。あのみるからにたらしな彼の秘密をな。という。でも日記を見るのはどうかと思うよ!そういうことは探索者に任せるべきだと思うよ! その行動力、好きだけど!っていうね。
 しかし彼女てっきり反対する形で親友に発破書けるのかと思ったら。ああして背中を押すって、実に健気だなあ、この子も。どっちも健気。あの二人をしょんぼりさせる帳さんはやっぱりず以下略。
 そして探索に関しては、彼女に探索箇所を提示してもらわなければ詰んでいました。ありがとうありがとう。ちょっと無視して古川さんの尋問にいってしまいましたが、実にありがたかったし、探索やりやすかったです。
 最後そっと親友の励ます彼女が本当に好きなので二人で仲良く生きてほしいものです。いや日和ちゃん一人でも思い出を胸に強く生きていきそうではあるんだけど。それはそれこれはこれとしてね。仲良くしてほしい。たまるちゃんと3人で。

シナリオ関係

 タイトルもあいまって綺麗なシナリオだなあ。という印象です。青春の一瞬のキラメキ的な。そして美しい初恋的な。雨の中しとしととキレイに濡れるアジサイが思い浮かぶ。しかし古川さんずるい。萌えの宝箱か(何度も言う)

 最初あのじいさんが出てきたときはアレが黒幕いうか、なにかしらのバッドエンド踏んだ時にでてくる神格だと思ったものですが。違ったんだね。いい人だったんだね。でもあそこで出てくる謎のじーさん信じるのは無理だよ! まあ緊張感があって楽しかったからいいか、みたいな気持ちです。

 古川さんの欄でもいったけど、日和ちゃんが古川さん助けて言っていたので。てっきり古川さんはなにかしら呪われたりしてるのかと思った。…だから助けられるものだとも思っていたので。幽霊だと分かった時結構しんみりしました。ああ、そっか。確かに綺麗なシナリオっぽかったもんなあ。切ない系かあ、みたいな。なにやら切ない別れを予感させはするけれど。まあ、悪いようにはならないだろう。…あのガングロさえいなければそう思って呑気に探索できたと思います。そう、あのガングロ。超怖い。
 急に出てくるし急に消えるしまあ神格かもなあ。ああ身体敵特徴ニャル様くさいなあ。嫌だなあ。じゃああのじーさんニャル様の友達かなにかだったのかな(盛大な勘違い)ととても怯えていました。なにかを間違ったら絶対最後出てくると思った。最後じゃなくとも日和ちゃんにいらぬちょっかいだしにくるんじゃないかと疑っていました。PL会議でもいったけど。手紙書いたの古川さんじゃないならコイツだろと思っていたし。いやあ、怖かった。まあ、探索はびびるくらいで楽しいものね。仕方ないね。うん、楽しかったです。
 そんな感じにいらぬ心配で色々とおっかなびっくりではありますが、探索した分だけ情報が出てきて楽しかったなあ。あとナツキちゃん可愛かった。町の雰囲気というか、KPの幼女ロール可愛かったです。…ちなみに古川さん女性にしかみえねーんじゃねーの説は真剣に提唱していました。探索者全員女性だから確かめられないな。とまっで考えていました。お前どんだけたらしな霊なんだ。と冤罪をかけて申し訳ありませんでした。いやだって。でも。だって…だって!
 
 そしてラスト、というか、おじいさんの件。「探していた幸せ言うか手がかりがスタート地点にあった件」とじわじわ来ました。うん、お隣さんだもんね。もっと詳しいこと聞いてみればよかったね。でも探索楽しかったからいいよ。みたいな。
 クトゥルフいつも陰鬱だったり非現実だったりする方向に怖かったり切なかったりするのが多いから、たまには違う方向でおおってなりました。戦争切ない。そっか。そんな重症だったのか…そうか…全滅か…帳さんあなたそんな辛い思いをしていたのか…たらしで事案な幽霊だとねたんで悪かったよ…日和ちゃんに好かれて羨ましいと思って悪かったよ…!
 ということでラスト切なかったし美しかったです。教えると切ないことになりそうではあったけれど。というかやっぱり切ないことになったけど。それでもきれいだなあ。映画のエンドロールみたいだねと思いました。KPとSKPのロール可愛かったです…!一番いいエンドだったみたいだし、ああそこにたどり着けて良かったなあ。日和ちゃん切ないけど良かったなあ。…いいシナリオでした!

 素敵なシナリオ作ってくれたKPと、なんか癒し系に素敵ロールしてくれた参加者に感謝を。またなにかでご一緒できたらうれしいです。
 2017/08/27
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