「贖罪研究所」にとらわれてきた

 ネタバレしかないプレイ日記です。
 しんどかったし。みなさんロールすごかったし。しんどかったし。しんどかった。kpのロールは心を指しにきたし。すごく…性癖なシナリオでした!




鬼龍院 翔さん(kitune3u様)

 これは…行き違いとかもののはずみで、なんか夢子さんとやらの関係者をやっちまったんだな…不良仲間かなにかだったのかな…夢子さんたぶんいい人だったんだろうな…と主人公を見る目で見ていました。思ったよりハードな過去でほろりと来た。幸せになってほしかった気もするなあ。
 と、色々と主人公だったとも思っていますが。キツネを壁にたたきつけるつもりだった発言はヒエってなっていました。でも医者に見せようとするんだ。めっちゃだっこもしまくってるな。いい人だな。この人いい人だなあ…。本を見つけた時とか、サボテンのときとか、他の探索者へのパスがすげー自然だなあ、とも思っていました。いい、リーダーでした。
 途中罪の告白した時、慰めてくれたというか、同情してくれたというかな感じ、なんか好きでした。ありがとうございます。この人にはやり直してほしいなあという気もちでいっぱいでしたよ…!ラストの苦悩するのもすごい主人公だし、中原さんの言葉に苦しそうに戦う姿、すごく…最高でした。最後何かを持っていこうとする姿も含めて。大事な人だったんだなあ、言葉にされなくとも行動で語ってたなぁ。大事な人だったんだ…二人とも…
 本当哀愁漂うかっこよさを最後まで貫いていたな、ぜひやり直してほしいいうか、やり直しているんですよね…SAN値があれになりましたが、最後まで強く生きていくんでしょうね…尊い…すごく尊いなぁ…!大好きです。

中原 郁さん(犬山健二郎 様)

 最初はただ無気力なんだと思っていた。罪悪感かなんかで無気力なんだとばかり。探索が進むにつれ「こいつ本当に自分勝手じゃないのかな…?やばそうだけど…すごいやばそうなんだけど…」って思っていました。うん。「過度」な自分勝手ではないよね。人だもの。そのくらいあたりまえだね。ちなみに最後ね。あの二人を止めないと中原君と染谷になにかしらペナルティが来ると思ったんですがね。彼ならいいか!と思った。ごめんね。PLは好きだよ、中原君。特に、マイペースにあの状況でチーズ食う姿は中々つぼかったです。
 しかしやっぱり最後のね。最後の鬼龍院さんとのロール、いいこといっているはいいこといってるんだけど。その潔さが怖いし。その後のフリージアさんとのロールからぬぐえぬクズ臭がすごいと思うんです。最初は和んでいたその物静かな口調が怖い。くずい。好き。なにが長生きしてくださいか。最後の最後に彼は何を思って笑ったんですかね。なんにせよ闇深そうでいいなあ。
 PLはとても彼が好きですし、いいロールだったなあ、とおもんですが。その。内心で「君はきっと染谷と一緒に死んでも呪わてもいい枠だな…」という目で見ていました。しかし案外幸せになりそうですね。頑張ってください(?)

大谷 小百合さん(ふぁい様)

 最初びくびくするロールがくっそ可愛いなあと思っていました。可愛い。そしてたぶん「何かの間違いか止むを得ない感じで誰かやっちまったんだろうな。お兄さんやっちまったのかな」って思っていました。でもトイレの時白い目でみらえたの楽しかったです。  かわいいといえば、きつねさんに話しかけるというか保護しに行く姿も可愛かった。自分には懐かなかったのにと落ち込む様も。最高にナイス。その後もすきあらばキツネさんとるーるーと絡む姿。尊い。「この子は…この子はやり直してもいいと思うんだけどな!」って萌えていました。まきこんで、しまったけれど。
 怖いこと危ないことに対面した時の姿が、いちいち可愛かったです。とてもかわいいのでずっとみたか、……幸せになってほしかったよ! あと全般的に危ないことには近づかない感次だったのに。最後きちんとサボテンにはいくんだな…とすべてを聞いた後だとしみじみします。悲しい。
 誰でも話したくないことはあるだったり、あり得ないことにおどおどしてたり、本当普通の女の子っぽくて最高だったなあ、と思うんです。上昇志向がないのもおどおどしてるのもそれのせいなのかなあ、みたいな。行動が色々物語ってるんだよなあ、みたいな。…本当彼女と鬼龍院さんにはやり直してほしかった…!巻き込みたくなかった、最後のあれに!
 今後きっと会わないけどなにか…なにかいいことあるといいなあ、とひっそりお祈りしたい系女子です…

シナリオ関係

 最初サボテンが生えている時はメモもあって「あ。時間制限性なんだ」って思っていましたが。探索をすすめるにあたって思っていました。「これは…きっとそういう問題じゃないんだね…謎はとけるようにできてる…うん、なにか試される…」って思っていました。狼が出てきたあたりから。
 DMで日記のその日は罪を犯した日と来た時、とても興奮しました。フリージアさんの部屋でフランス語が出た時点で、所長と副所長が罪の関係者なんだぁ…って思ってはいましたが。いざくると興奮しますね。おいしい役目だな、って。ならもっとかっこよくしろというあれだったかと思うのですが。フリージアさんの…責めるではない…だが壊れてるのがガンガン伝わってくるロールが、心に痛く…言えなかった。彼女の大事な人にやらかした人間「生きてればいいことあるし」とか言えなかった…生かした責任もとれなかった…いっそ責めてくれれば「じゃあ生きて復讐してくださいよ!」と言えたんですが。うん。つらくしんどい、最高のシナリオでした…!
 途中の花言葉とか、童話がかたき討ちばっかり問題とか、サボテンばっかりの部屋とか…決して直接的には言われない、でも確かにそこにある恨みの気配にぞくぞくしました。ああ。逃げられないんだね。このサボテンがある限り。いや無くても逃げれない。そう、シナリオが語りかけてくるな、って…
 サボテンの部屋は若干「ざまあ」って思いましたけど。「ざまあ。…かつこれは一緒にいかなきゃダメかね」と思っていました。でも他の人達の共犯者はそこそこいい人たちっぽかったので心痛みました。ぬくもりあるってことはワンチャン戻せるのかなあ、と思っていましたし…。そういえば、あの薬使えば誰か一人くらいは助けられたんでしょうか。…自分の共犯は助からなくていいと思っていたので、ついセッション中は考えもしなかったんですが。今思うとどうにかできたのかな。だとするとえぐいことになったんだろうなあ、と思います。
 あと、支離滅裂なフリージアさんの日記すごい怖かったです。「ああ…この子殺した子の妹かなにかかな…?」と思っていました。違うのすぐに分かったけれど。それでも怖いものは怖いよ。痛痛しかったです。
 パネルの認証も心にくるしパスワードが分かっていたら心にくるし。マルチ心につきささるシステム、すばらしいですね。自業自得なところも含めて。最高。
 最後のでかい不浄のサボテン戦は割と言いたいことキャラ欄で言ったけどあれですね。システム的には「だから武器だったのかぁ!」とアハ体験もしていました。サボテンよりフリージアさんが怖くてそれどころじゃなかったですが。戦闘も普通に怖かったです。操られるの怖い。戦力的に。
 そして本当の最後。彼の姿は…なんかもう、心がぐあっとなりました…鬼龍院さんと大谷さん悲しいし…1人は得体知れないし…どうしよう、みたいな。忘れて死ぬならその方が幸せななんじゃないかな…なにかありそうだけど…その方が…なにかあるのは染谷と中原君だろうからいいじゃないかあなあ、と思ってしまいました。ロール的にも何か言える男じゃなかったんだ…! 記憶が戻るのは思い至らず「このまま…死んだほうが幸せそうだよな、主にフリージアさんが…」ってなっていました。
 うん、本当、中原君の欄でちらっといいましたが、最後自殺しちゃうっぽいなあ、止めないと染谷と中原君には何かしらのペナルティが来るだろうなあ。まあ染谷はそれでいいし。なんならそれでロストしても、急に善人っぽいこと言いだすよりロールに徹する的な意味でおいしいんだけど。中原君な………。…たぶん放火してるんだろうからいっか。と思っていました。全員にいったのでほんのりと申しわけないです。ごめん。彼女を連れだす考えた言葉、すべてが白々しく…っていうか彼女明らかに壊れている感じで痛痛しく…染谷は罪悪感と責められるの怖いので何も言えないだろうし、まあ、いいや。というか、この「後悔してるけどなにも言えないロール」貫きたいなあ、みたいな感じでした。フリージアさんのロールすごく素晴らしくてつい…ひっぱられたね…かわい痛痛しかった。そういえばやっぱりSAN0だったんですね。かわいそうに。誰の所為だよ!
 リベさんが起きた時点で「起きたってことは夢の世界から戻ってきたの?記憶戻ったのかな?」と思っていたので。覚えてないのは本当素で心にきましたよ。ふふ。

 探索的にもぐるぐる考えたし、ラストめっちゃ考えたし、頭フルで使って楽しいセッションでした。最後も罪から逃れられない感じで好きです 。だって立ち向かわないでしまったからね。逃げ帰ってきたからね。爆発に巻き込まれて死んでもいいと思っていたんですが。そううまくはいかなかったね…!
 改めて、深いシナリオ作ってくれたKPと、それぞれしんどかった参加者に感謝を。またどこかでご一緒できたらうれしいです。
 2017/10/18
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