「蠢く島」でぶつかり合うエゴとエゴ(ネタバレ)

 ネタバレしかないに決まっているプレイ日記。いやだって、プレイ日記だもん。
 色んなことを考えたけどあんまりあたっていなかったし。当たっていたからなになのって感じでもあった。だってこのシナリオドラマはロールで作り出されるんだな、って。出目もそうだけど。同じ部品でも全く違う絵ができるな。って。贅沢な時間でした!







藤野 一葉さん(ふぁい様)

 開幕でファンブルの悲しみを背負いがちだった気がします。見たかったな、セクシーなビキニ。みたかったなあ! まあ溺れかける男たちを冷静に見てるのも好きですけどね! あと今思うと序盤普通に仲良くできていて涙を誘います。どうしてああなった。そして心霊写真撮ってしまい頑張って消そうとする姿、可愛かったです。あの幽霊はきっとミチカさんの指についていたんだ…! 茶番的な意味ではところどころ挟まれる28歳未婚という言葉が悲しみとおもしろみをまきちらしますね。高足さんへのきつい反応も楽しかったです。…一葉さんあの島でろくなことないですね。強く生きて欲しい。
 探索パートはひたすら真面目だったな、って。やるべきことを確実にやるし。高足さんに色々聞きに行くし。通話別れてるところ聞いてたら、めっちゃかゆいところに手が届くところいっぱい探してもらってた…!一葉さんかっこいいよ一葉さん。色々任せてごめんなさい言うか、力になれずにごめんね一葉さん。本当あの「いつまでぼうけてるの」みたいな一連のロール大好きです。技能値的にマイナス入ってほぼポンコツだから適当にしていましたが!やっぱりあのロール不便だから素直に助かったってところもありますし! あとかっこいい!
 本当にねえ、あの辺り友人亡くしているのなあ。その状態で正しさを守れるってあれはあれでヒーローだと思うんですよ…! かたくな。楽にさせてあげたい。…ハナのことを考えているんだよね一葉さんは優しいよ。と。言って。あげたかったんだ。本当は。導入時のミチカさんなら、それが癒えたのだけれども。ひどいこといっぱい言って本当すみませんね…。でも鎌束さんに一歩も引かない姿最高にかっこよかったです。つれていくのも見たくはありました。彼女と興梠さんが人として正しい組だった気がします。形は違いますが。言葉がきついけど内容は優しいというか、正しいよ! 良くも悪くもともかく冷静で、なんというか。支えてあげたい…!
 ラストというか、興梠君が生き返った時の反応もすげー真人間というか。起きたことに何も言えないけど色々のみこんだ感じの彼女が好きです。…大人なんだよなあ。そしてめっちゃ率直という意味では大人でもないのかもしれない。頑なで綺麗な人という印象。かっこよかった…!
 次回は仲良く…たぶんできない気がしますが、他の探索者と仲良くしてほしいな。一葉さんなにも間違ってないよって誰かに言ってほしいな。でもやっぱり仲直りもしたいな。喧嘩というか、あの気まずいままは寂しいなぁ! 例えロストすることになったとしても死ぬ前に完璧に切れるか和解したいよ! まあ一葉さんが元気に生きてくれるならどっちでもいいですけどね!

八月十五日 十七夜さん(戯言様)

 一言一言の存在感がやばいというか。シリアスも笑いもじわじわきますね。「まず名を名乗れ」は開幕でキャラをがっつりとたててきましたね…おじさんは疲れてしまうのあまりに悲しい。死んでしまうのか八月十五日さん。儚いよ八月十五日さん。ひきこもりじゃん八月十五日さん。ヤエちゃんとの絡みかわいかったですねあそこ。あとパーティで絶妙な爆弾発言かますの笑ったし、高足さんに「中々ポジティブだ」とか言うのうけるよね。あと途中のね。棚だか机だかにSTRに不安を感じるの可愛かったですね。八月十五日さん地味に貧弱。だがそこがいい。覇気がないようで体力がなくてでもやることがかっこいい八月十五日さんが大好きです! 興梠君がお腹うってる時も常に冷静でしたしね! 序盤は子供をつれにきたお父さんのようだった。
 探索はNPCに対して一番友好的というか、適切なことをしていましたよね。人を探る系探偵だった。思えば彼が声を荒くすることがなかった。安定感がぱない。先輩が喋るとこう、場が落ち着く感じになってかっこよかったです! そして録音聞いたらサツキさんとくっそカッコいいやり取りしていましたね。サツキさんを気遣ういうか、関係者だろう大丈夫かっていうセリフでるの…本当…好き…!
 例のシーンは常に冷静というか、人としてやれることを見誤らないかっこよさがありました。鎌束さんに唯一有意義というか、エゴ抜きのことを言っていましたしね。興梠君をちゃんと腐らないところにつれていこうとするしね。派手な見せ場などなくても人はかっこよく輝ける感がぱない。…俯瞰的に見て一番興梠君の望むことをやっているであろうことが、すごく。萌えます。まあ最後探偵役に押し上げられそうなってああなるのとてもかわいくて好きでしたよ。なんかもう本当興梠君と先輩はどちらが欠けてもいやなんだよ! 別にべったりってわけではないけど、実にいいコンビすぎて好きなんですよ! 二人で探偵やって!
 あと探索パートで印象的だったのがなんか全般的に地味に出目が愉快というか。狂気に翻弄されているな、ってところですね。一時的の内容とても愉快だったみたいだし。なにげに鎌束さんから一撃がくるし。トゲはとんでくるし。色々とおいしかった。先輩は本当に美味しい人だった…
 次回もあの地味に落ち着いているのか落ち着いていないのか分からん面子にそっとついていくさまをそっと眺めたい。けど表にたってガンガンつっこんでいくところもみた…いややっぱり八月十五日さんはあのままでいい…(情緒不安定)あとどちらにせよ次回はもっと仲良くしたいなあ。…仲良くできるかな。…できそうだったら仲良くしてくださいね!

興梠 十三さん(イッヒ様)

 開幕流れるようにあまりに自然な導入で再会できるの楽しかったです。本当に楽しく…ずっとそのままでいれたらよかったのにね。はは。イナゴのコオロギといい、アドリブ力に魅せられる導入でした。でも電話では最初に名乗ろう。先輩とのやり取り愉快だったなあ! あと序盤、顔面にビーチバレー入れてごめんね。でもあの後ガチ目の作戦会議はじめるの本当笑いました。興梠君は何事にも真面目だなあ。
 探索では一人闇というか、医者は大変だなあ、という感じで気の毒ながら頼りになりました。もう少し大丈夫?みたいに気遣いたかったんですが。…それは三日目の朝にしようと思っていたんですよ。お風呂でなにあったの?って海原君含め聞くつもりでした。いやあ、それどころじゃなかった。すごく生生いしい後悔を抱える羽目になりましたよもう!
 他の探索者とのやり取りがひたすらおいしかったですね。先輩とのボケとボケっぽいやりとりも。海原君との愉快だったり風呂場で戦友っていうか、なんだろう。ともかくかっこいいやり取りをしていたり。でも「行け」の件は折々につけイジイジしようと思います。かっこいいこといいやがって! あの状況でどこに行けるというんだ! かっけえなあ! 好き! ハナさんについての態度もさあ! 躊躇えよ少しは!です。あの医学だったか応急手当だったかのクソの連呼死ぬほど好きですよ。どこまでも真面目な医者。生き返ってからもすぐに患者の心配するし。本当興梠君そういうところですよ。あの時ミチカさんが切れてたのそういうところですよ。あと軽々しくなんでもするとかいっちゃだめですよ。くそ!次回で一人残るパターンがあったら絶対いってやるからな!「何でも言いうこと聞いてくれるんでしょ?」って!
 そして犯人指摘のパートで「先輩の指示で」言いだすのツボだし笑うし忙しかったです。さらっと探偵役を押し付けた。ようにみえて探偵した。本当じわじわ愉快なんですよね彼と先輩のやり取り。精神分析の時とかも愉快ですからね。なんか不思議と馬があう先輩後輩感がすごいですね。
 ちなみに最終決戦やっぱり前に行くから興梠君は本当もう、この。主人公野郎が! もう! 好きですよ! なんでそう一生懸命なんですかね!? なんか体の調子悪そうなくせに! 次回どうなってしまうんだ彼は!
 次回も仲良く…できるのかな。なにげに「ミチカさんって呼んでもいい?」が萌えましたが。本当優しい男だなこの人。罪づくりだな。仲良くできるのかな。できるといいな。なんにせよ先輩と末永くいいコンビであってほしい。…後悔のないようにいきましょうね…?

海原 良久さん(レヴ様)

全力で大人げというか、職業げないビーチフラッグ可愛かったですね。展示室のホエーってみてるの可愛かったなあ! あと夕ご飯梅ーってなってるのも可愛かったです! 海原君はファンブル処理がかわいいなあ。茶番パートでは「お前ら遊ぼうぜー」みたいな感じでとても絡みやすかったです。大富豪の時とか「本気すぎるんだよなこいつら」みたいなこと言いながらつきあってくれますし。好き。でも三人だけの部屋にトランプ残していくのは草。使わないだろ、あの状況で。トランプは。使えない。
 探索は行動が実に的確でしたね。重くなりすぎず、でも茶化すわけでもなく。軽快かつ実直、みたいな。あと海原君探索ではファンブルに無縁でしたしね。変なものも翻訳してしまうしね。常に生存者の安全とかを優先するその姿、自衛官というかすごく、漢らしくて好きです。あとあのナリと口調でヤエ「ちゃん」なのすげー萌えるんですよ。ヤエではなくちゃん。伝わってこの思い。なんかこう、面倒見が良かったですよね。全般的に。
 途中ちょろちょろついて回ることになった友人にも別に声を荒くすることもなく、実に冷静でかっこよかったです。それが興梠君への弔い合戦ってかっこよすぎですよね。弔い合戦っていう語彙がかっこいいんですよ。言葉選びが全体的にかっこいい! だって興梠君亡くなった時きっちり答えていましたもんね。でも一度「答えてる」って吐き出したら切り替えるのが本当…探索者というか自衛官というか、かっこいいよ! すぐに生存者のことを考えるんだよぉ!あと「いる」「いない」「いる!」のロールできて楽しかったです。割と介護させてしまい申し訳なかった気もするけれど。
 そして例のシーンでは目の前にあることから逃げずに全力だなあ、という印象を受けました。かっこいい。そして一人継続の貫録がやばかったです。ボディブローのように重いよ。自分は失敗した。それでも確認することだけ確認したら最後には鎌束さんにやればいいという。なにそれかっこいい。一度主張し終えた後はめっちゃ冷静でしたね。冷静というより、公平? 自分の苦い記憶に流されないの本当かっこよかったです。
 興梠君が生き返ってからのロールも湿っぽくなるのでもなく感動するでもなく当たり前のように迎えるのもう本当にさあ。レヴさん(萌え)てなりました。あそこの流れかっこよすぎてやばいよ。腹はもうくくったんだよ感がいいなあ!
 最後は戦闘であまりに自然な発狂ひいてるの笑いますよね。アレ不定だと気付けないよ。海原君元々好戦的だもん。さすまた探すんだもん。役に立ったけどさ。サスマタ。そして戦闘で突っ込んでいくの普通にかっこよかったですよ。みんなで生きて帰れてよかった。
 次回は仲良く、できるのかな。いや。仲悪くはないんだろうけど。うん。今度はもう少ししゃきっとしますね。そしてずっと男性陣があの微妙な距離でいい感じになかよくいてほしい。あと、次回はどんな武器で戦うのかなあ!と推しを見る目でもみています。

日下部さん

 立ち絵を初っ端見た時、ニャルかと思った。だってあんな広そうな屋敷一人で管理しているとかいうから。眼帯なんてしてるから。顔が可愛いから! もう! とんだ勘違いだよ! この人ニャル説はもっと怪しいヤエちゃん出てきたから早い段階で捨てましたけどね! でもその眼帯は何だって思っていましたよ! 社長を恨む理由かと思っていたけど! そこは当たっていたけど…恨んでいる理由が予想よりえぐかった…!

 途中で「女なんだろーなー」と思ったけど女だと分かってもよくわかんねぇよ。って感じでしたね。私はずっと社長の隠し子かと思ってました。ネックレスが母の形見か何かかと思っていました。洋館のお約束で。女だとばれると娘かと聞かれてしまうのかと思ってた。実際はあれですからね。「うわ」ってなりました。あの発想はなかった。つーか社長が思った以上にクズだった。救いようがなかった。
 彼女はなあ…なんというか、序盤のイケメンというか卒ないというか、一人任されすぎだろというか。そんなところを見ていたので後半ひたすら心が痛かったですね…「多分犯人…だよな」って思っていましたし。でも応急手当の時優しかったし。社長死んだときショック受けてたし。そもそも心労で倒れているし。…悪い人には思えなかったですねえ。そして案の定やるせない。というか、思った以上に頑張ってた。思った以上に憎しみと折り合いつけてた…。この事件殴ったのが悪いけど! 打ちどころが悪いし! そんなやばいもん寝室に置いている社長が悪い! しまっとけそんな呪いのアイテム! 重しつけて沈めろ! ガソリンかぶせて燃やせ!
 最終決戦前の彼女のやり取りとか、ぽろと佐治さんの件をもらいてしまった時の反応とか、痛ましかったなあ…実際彼女がなにをすればよかったって。もうあの屋敷で働いてしまった時点でもう…暖かい幸せとか縁遠くなってしまったんだなあ、って。でも行かないとずっと恋人さんのことを思っているんだろうしなあ、っていう。本当にさ…本当にさあ…彼女大好きです。
 一番最後の病院での告白も、何とも言えない気持ちになる悲しいあれでしたっていうか、このシナリオはあの告白がすべてなんだよな。あの告白と鎌束さんの「君たちのハナのなにが分かる」がすべてだよなあ…。愛した人に悲しいことがあった。なにができるか。なにをするのか。部外者でしかない探索者に、なにができるか。…つらい。そして好きです。彼女もまたエゴの人だけれども。そのエゴで色々傷ついたけれども。彼女に誰かを傷つける意思はなかったし…なんか、あの後幸せになってほしいな…

鎌束ハナさん&十郎さん

 ハナさんは全然からめなかったけど可愛かったな。っていうか。十郎さんがかわいかったな。みたいな。この夫婦可愛いね。生き返ってからのやり取り、可愛かったね。
 そう、可愛かったからさあ。生き返ってほしみがPL的にはありました。探索者は…たぶん「どうでもいい」ですが…。うん…旦那さんのロールは本当迫真というか。そりゃそうかという話ですね。確かにハナさんの気持ちが一番わかっているのは彼でしょう。けれど人なわけだから。本人がどう思っているかは、やっぱり本人に聞かないと分からないとも思うんですよ。あれはたまたま旦那さんが分かり合っていただけで、やっぱりエゴで事故的な欲求だったんだなあ。好き。という。あと出目ドラマチックすぎますね。本当彼が一葉さん殺してしまうかもしれないとびくびくしていましたよ…彼が一葉さん殺したら「どうしてくれよう」とも思っていましたよ…そうならずに、良かった。本当によかった!
 あと旦那さんのロールは確かに僕の方がしっくりくるな。少なくとも我々の蠢く島では僕だった。みたいな気持ちになりました。あの改変、なんだかとっても「ハロさんの蠢く島」って感じで好きでした。っていうか旦那さんそのものが推し、大好き。別エンドも見て見たかった。けど日下部さんがせめて生きてくれてよかった…。察するにハナさんも興梠君と同じ状況なんでしょうね…どうになちゃったんでしょうね…うん…雪の降る夜楽しみ。

五木田家の人達と高足さん

 なにしろ名前がとってもゴギブリっぽいし。急成長した会社の社長だというから。そして洋館ものだから。最初から色眼鏡かけてみていました。大変すまない。でも大体あってた。社長は大体色眼鏡かけてよかった。っていうか! 思った以上に! クズだったよ! 一瞬でも「考えてみればろくに話してもいないのに第一被害者という理由だけでろくでもないと決める蹴るのはどうだろう」とか思った私の反省をかえしてください! あの資料が出てきたときのなんともいえない嫌な気持ちを! どうしてくれる畜生! 日下部さん女なのはそうかあ正体隠すためではなく、いや、正体隠すためだったんだが。シナリオにおけるこれのためなのか。うわあえげつねえ!ってなりましたからね。社長に大しては「このクズ! 何呪いのアイテム入手してその辺に置いているんだ! このクズ!」しか浮かびませんね…、あ、しいて言うならなぜ興梠君を出迎えた時もバスローブだったのかとつっこみたくはあるなあ。いや。今思うとあとで日下部君に会うからなんだろうけど。今は思うけど。愉快すぎるよね。PL達の邪推を呼ぶためのようで。ははは。

 そして佐治さん。ミスター死亡フラグ。愛すべきぽんこつ。この人本当ただただ可愛そうですね。弟死ぬわ自分も死ぬわ。目は節穴だわ。彼のあの見事な死亡フラグセリフは笑ってはいけないポイントなのに笑ってしまいましたよ。最高。この人はたぶん事件に関係ないんだろーなーっていうのがもう全身から漂っていましたもんね。ご冥福を、お祈りします。

 高足さんはね…あれはあれでフラグと共に生きる男でしたね。いやあ。絵に描いたような使えないクズだった。ラストはそれなりに報いをうけたようでなにより。っていうか副社長なのにあれこれ知らなかったってやっぱりこの人無能だったんじゃ。いや。いい。彼はおもしろかった。休憩時間にPLのおもちゃになってるのホント笑いました。ナイス道化! 鎌束さんに刺されなくて良かったよ! まあそのうち元気になってもいいんじゃね? あはあはは。って気持ちになりますね。

サツキさん

 かっけえなあ。なにあのかっけえの。かっこよさの化身かよ。風呂場でもカッコいやり取りしやがって! ずるいよ! 女は男湯入れないのに! 序盤なんて吐いてたくせに! 吐いてへろへろだったくせに! ギャップが素敵! 海原君への「役職しばられてると足元すくわれる」くっそかっこよかったです! あと人命第一のくだりの興梠君とのやり取りかっこよすぎだろもう! 録音ありがとうございます!
 ちなみに彼はまあジャーナリストだろうけどなにか知ってるし、なにか探っているんだなあ、とは思っていました。そうか。刑事だったのか。ふーんとすんなり納得できました。そうだよな。洋館ものに刑事は必要だもんな。そうだよなあ。展示品とかもだから気にしていたのかなぁ。そうなのか。という。
 そう、彼はかっこいいし、頼りになりました。何度でもいうけど「ここじゃ寒ぃよ」は自陣蠢く島を語るうえではずせない名セリフですね…。かっこいい…あ、でも精神分析はもってないんですね…いい、こぶしでした。
 なんていうかスマホは旧式だし色々とかっこよさの中にかわいさがありなんかあざとかった。サツキさんあざとかった。最後の後日談でなんか美味しいところも持っていくし。まったくもう!実に大好きなNPCでしたよ! 

シナリオ関係

 序盤の茶番とかビーチバレーとか本当に楽しかったですね。楽しかったから思いました。どうせこれは辛い展開へのフラグ。だって長時間シナリオだもん! だって長時間シナリオだもん!て思っていました。一日目はすべて茶番なのだろうと思っていた。それでも全力でダイスを振った。結果が小指が満身創痍。意味が分からない。意味が分からないけどいいんだ。楽しかったから。あのビーチバレーパートありがとうございました。救いでした。
 そしてこのシナリオの感想は大体NPCの欄で言ってるから自分の想ったことを書いて生きましょうかねえ。あ、しいて言えばヤエちゃんですね。ビーチバレーしてる時は特に何も考えていなかったけど。なんか進めれば進めるほどなんとなく違和感がありましたよねえ。もう失踪した時は「これは人外かまだ知らぬ抜け道があるかだよなあ抜け道の時は死んでるよな。抜け道使っているのなら事件について何か知ってる側だろうなあ…」みたいに思っていました。しかしほぼ人外だろって思った時点でも日下部さんにくっついている理由は読めなかったよ。まじで? そんなゲスイことしてたの? 日下部さんあまりにかわいそうすぎるだろぉ! お前は今まであったニャルの中でだいぶむかつく部類だよ! って思いました。でもバレーボールは楽しかったです!

 話が前後するけど、夜起きてサツキさんが止めた時は思いましたねえ「あ、これは悲劇を回避はできないシナリオなんだ」と。怒った悲劇と向き合うタイプだ、と。しかしハナさんの件はどうにかできるかと思いつっこみました。時間経過で撤退してくれないかと、一ターン目には思ってた。途中で「あー、これハナさん捨てないとダメなのか…」とわかっちゃあいましたが。伝わったんですが。あそこで興梠君おいて逃げれないよ…一人でそんなんできないよ…本当にもう…一人そんなかっこいいこと、させられないじゃん…もう! あそことてもゾクゾクしましたね! ただ蹂躙される哀れな探索者で! ああいうのはああいうので大好きですよ! そういえばあのフランス語は事態の解決の手がかりかと思ったけど、とんでもないこと書いてあってびっくりしましたよ! まじかよ! ってなりましたよ。

 マジかよ。もといエゴとエゴのシーソーゲームのターンは本当楽しかったです。いやあ、皆さん熱かった! 見学というかIN天国のイッヒさんも熱かった! あれシナリオの山場でしたね。あそこがクライマックスだ! 皆さんのは皆さんの欄で大体いったからあれですが。なんで私は…あんなことに。ちなみに鎌束さんを止める気はまったくなかったんですが。刃物を出されると…いやその…刃物向けられて「勝手にしろよ」言えるほど一葉さんがどうでもよくなったわけではないので…なんか…つい。ちなみに最初の組付きチャレンジも武器だけとりたかったんですよ。武器さえ取り上げたらあとは見ているつもりだったんですが。うん。応急手当の件はすまなかったです。でも次最大値来なくても死ぬかもしれないじゃん。それはミチカさんすごく困るよ。嫌だよ。手当するよ! 味方はしないけど! まあ、そこはおいといて。あそこ探索者としては「もうなにもかも悲しくてやるせなくて腹立ってしかたない」みたいな感じでしたねえ…「何を今さら言っているのよハナさんを守ったのは興梠君なのに」って思っていたし。「え?別に止めなくてもよくない? ダメな時傷つくのはこの人だし。どうせできないことにすがっているのはこの人だし。好きにさせなよ」みたいな。きっと彼女ハナさんのことはなにも考えていない。だから一葉さんの言うことが彼女には分からない…PLは壊れロールができて楽しいやら仲良くできなくて寂しいやら複雑な気持ちですよ…!
 興梠君を生き返らせた後もね。「ロール的にもPL的にも生き返らせたいから生き返らせたけどはっはっは。どうしよう。割といえることがないな」みたいな。それでなんでもするから許してとか言われると困るよね。別にしてほしいことはないよね。もう死なないでとしか言えないよね! いやあ、支離滅裂なロール楽しかったです。
 そしてラスト。ラストの日下部さん尋問は口を開くと暴言しかいえなそうなので黙っていました。日下部さん痛々しいから必要以上にひどいこと言いたくないしさあ…うん。なんていうか、あれを言っても攫われるのは予想、というか「問い詰めたところでそれでエンディングとはならんよね」って覚悟はしていたけどやっぱりひえってなりますよね。戦闘もぎりぎりまでひえってなりましたよ! だって自動成功以外は信じられませんからねえ! 最後手に汗握りましたよ! 鎌束さんが刃物持ち出した時の次にハラァってしましたよ! 本当あそこ皆で生還できてよかった! 八月十五日さん地味にボロボロなんだもん! はらっとしますよ! もう! ラストも楽しかったです!

 そして後日談。ヤエちゃん。まあもう最後まで出なかったってことはそう言うことなんだろと思ったけどやっぱり出てこられると「もー!」ってなるよ。もー! この野郎! まったくもう! 諸々の意味で後味悪くて最高ですよあそこ! 興梠君どうなってしまっちゃったんですかね! 死ぬほど胃が痛いし海原君がまた同じ種類の業を背負う羽目になったらどうしようだし場合によってはもう引きこもるしかない気がして心が痛いし続編楽しみでしゃーないですよ!

 全体的にこれだけNPCがいて地味に後半の情報も多くてこれは回すの大変だわ。体力使う。特に鎌束さんのロールは楽しそうだが確実に胃を削る。とKPにしみじみと感謝の念がわきました。いや、回してもらってる時はいつもKPに感謝しますがね。本当このシナリオアドリブ部分が多く「卓の数だけ蠢く島」って感じなんだろうなあ、と。感動したというか。それも含めて大好きなシナリオだし、楽しい面子でした…! 100Fも思ったよりでなかったしね! 言うほど出目あれてなかったですよね。敦盛たくさんあったし、むしろ我々はあのシナリオにおいて出目強者だったのではないでしょうか(ガチ)
 改めて、楽しくも深いシナリオ回していただいたKPと、各々自分を貫くロールだった参加者に感謝を。また何かしらでご一緒できたらうれしいです。というか、雪の降る夜楽しみです。
 2018/07/04
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