―――その昔、混沌の時代。神と呼ばれた存在と魔王と呼ばれた存在が在った。

 相反する属性を持つ彼らは、当然のように争った。
 そこに理由らしい理由はない。
 どちらに非があったわけではない。
 それでも、争って争って―――やがて、両者は倒れた。
 倒れ、消えて。その骸はそれぞれ『世界』を作った。

 それでも、残ったのはものは、永い時の中生まれた両者の眷属。
 神の眷属は『精霊』と呼ばれ。
 魔の眷属は『魔族』と呼ばれ。
 共にさ迷い、時に争う。主と同じように、それを続ける。

 続く争いがもたらしたものは、魔術と呼ばれる技術。
 精神世界と呼ばれるそこでのみ行われていた戦いは、それぞれの王から骸から生まれた地上にも影響を与え、そうして―――
 地上に、今も争いをもたらし続けている。

概要
 所謂剣と魔法のファンタジー。けど名前が日本名なのは完璧に書きての怠慢ですがなにか。いいじゃないですか、金とるわけじゃねえし。読んだら絶対感想よこせいってるわけじゃないし。そんなん適当でも。(暴論)私カタカナ5文字以上の名前覚えられないんですよ。
 主要キャラ4人+身内とか特に身内とかじゃない人が困ったり困らなかったり悩んだり巻き込まれたりする話です。長編シリアスその他ほのぼの。魔法とかあんまり出てこないですよ。けど、軽度(?)の流血表現が含まれるので苦手な方はご注意を。
 設定はわりと中2病。書き手永遠の中2病。ちなみに舞華と鈴はちょうど中2くらいに作ったキャラだなあ(笑)
 それと糖分を期待すると微妙かと。カップルよりむしろ同性同士のコンビがいちゃいちゃしてるという有様なので。まあ突然甘い時もあるんですけどね、青月の書くものですから。
 こんな具合になにからなにまで適当なんで、矛盾などが気になる方にはお勧めできません。例のごとくキャラ萌え話ですので。
 まあ、それでも読んでくださるあなたには、楽しんでいただけるように努めさせていただきます。

世界観
 この世にもしも魔法があったら的なパラレルでいいじゃないですかだって世界観作るの正直めんどうくさごほごほごほごほ。
 ということで、基本的な舞台は現代日本くらい。でも、生活は魔法がある分ちょっと進んでいたり、科学が弱い気はしますけどね。というか私の気分で変わる。
 識字率その他もろもろは基本的な舞台ではかなり良い。けどまあ悪い国もありそうですね世界広いもの(と、曖昧さを正当化してみる。
 けどまあ魔物がいて物騒な分平均寿命短そうだなという気がしなくもない。つーことで(?)一般的な学校は15歳で卒業。それ以上の上級学校はすごく優秀か、お金あって高官になるための猶予期間勉強なのかのどっちか。
 ということで、学校卒業したら職探してすぐ探したり、学校とは別に弟子入りしてみたり、親の仕事継いだり。魔物狩りするために放浪してみたり(所謂退治屋)。ちなみに成人は18歳。
 政治は恐らく民主制。王政のところもありそうですけど。舞台となる「統都・西地区」では民主制。警軍と呼ばれる警察組織が治安を、魔術師協会と呼ばれる魔術師の寄り合いが魔術に関することを(まんまやん)を守っています。議会は議会として、裁判所は裁判所として独立してます一応。
 所得格差は身分言うより魔法使えるかどうかで微妙に違っていたりする悲しさ。魔力そのものは持っていない人はいないけど、その差は結構あるのです。基本的には生来から上下することもありません。使いこなす力は要は理屈と精神力なので、変わることはありますけどね。
 ちなみに、生活用品はかなり魔力頼り。呪文唱えて明りをつけるランプとかがあったりするノリで。まぁある種よくあるファンタジーの設定だと思うんだけどな…登場人物漢字名だけど。
 あ、ちなみにここはそのうち心を入れ替えて設定強化されるたび更新します。(投げやり)

魔術について
 世界に、そして人の身体へ満ちる魔力を、呪文を以て操る技術。…しかし、魔力とはそもそもなんなのか、とは、実は分かっていない。神の力と主張する宗派あり、魔王の力と主張する宗派あり。一派的なものは、自らの生命力だという解釈。人間第一っぽいですね。真相? はは、青月がんなもん考えるはずないじゃないですか☆
 どんな学校に入っても、基礎的な理論は教えられるが、使いこなせるかは本人次第。それに応じて進路も変わります。
 呪文は歴史と共に色々受け継がれているけれど。自分で組み合わせて使えるまでいかなければ魔術師とは言えない。呪文をいくつか決まったパターンで唱えれば使える術もいくつかあるけど、本業から見れば大したことがないものです。
 ついでに、呪文を生活用品に彫りこんだりして、ちょっと魔力注ぐ(この辺が基礎的な論理)だけで使えるようなものとなっている。意味が分からなくても使えるようなものを作るのも魔術師のお仕事。
 ということで割と魔術師は高給どり。けど、開発とかの才能が欠片もないとただの危ない能力もった人。軍に拾ってもらえたり退治屋したりすれば、感謝されるけど、そうでない人もわりといるんでしょうね。なにしろ物騒と明言しちゃったし。

コラム
魔術について
退治屋について


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