朝町とかエデンとかイソレナさんちの赤いのとかよその子無差別でテロのように標的にしています。
笑って許してくれるとうれしい。
目次(カーソルオンで色々でる懐かしの仕様) |
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髪なら思慕 額なら友情・祝福 瞼なら憧憬 耳なら誘惑 鼻梁なら愛玩 頬なら親愛 唇なら愛情 喉なら欲求 首筋なら執着 背中なら確認 胸なら所有(IF設定) |
腕なら恋慕 手首なら欲望(IF設定) 手の甲なら敬愛 掌なら懇願 指先なら賞賛 腹なら回帰 腰なら束縛 腿なら支配 脛なら服従 足の甲なら隷属 爪先なら崇拝 |
ふと気づくと、眠る女性が傍にいる。
己の肩にもたれて、無防備に。
寝息を立てる女性の顔を、彼はよく知っている。こうして眠る姿だけなら、見ている。
けれど、こうして触れ合ったことなどなく。彼女がもたれているはずの肩には何の重さも感じない。再現されない。知らないから。
そうして夢だと悟っても、彼はそっと手を伸ばす。
頭を撫でて、頬を愛でて。彼女の肩から流れる髪の一房を手に取る。
艶やかなそれにそっと唇を寄せれば、自然と口をついてもれる言葉は、現実と同じ。あなたが好きです。
その言葉に応える声がないあたりも、実にリアルだ。
ああ。それでも、良い夢ですね。と。小さくつぶやいた彼は、そうっと目を閉じた。
セリさんと真夜さん。
ふっとこれはセリさんだなと思った。しかし現実では無理だなと思った。ごめんセリさん好きですよセリさん
生い茂るむやみに背の高い草に構わず、目の前を恋人が歩いている。それはいい。
目の前の彼女が歩いている目的は、今日も今日とて大宇宙のなんとやらのお告げを達成するためだ。それはあまりよくない。
他の男、いや。女かもしれないし。そもそも性別つけるのが馬鹿らしい気がするが、他のにいいようにされているのは気分がよくない。
だがしかしそれが抜けたらきっと彼女は彼女じゃないと。もう何度思ったか。
数えるのはやめておこうと思った時に、彼女が振り向く。
「眉間に皺が寄っています」
「…髪あるのによく分りますね」
「確かに不思議なことですが風矢さんのお顔の変化はわかります」
「…君は、僕を浮かれさせる天才です」
「まだお辛そうに見えるのですが浮かれているのでしょうか」
「…両方ですからね」
ああまったく。心配そうな顔でそういうことを言わないでほしい。心が狭いことが後ろめたくなる。
けれど彼女の表情は変わらず、なぜかひょいと背伸びして。
皺が寄っているらしいところに、細い指と、やたらとあたたかいなにかがあたった。
……え?
「…風矢さんのマネです」
聞くより早く答えられてしまった。
かわいい。
いや嬉しい。かわいい。
まったくもうこの女は。…まったくもう。どうしてくれよう。
「…ああ確かに、僕のマネしてくれたの、分りましたが」
僕はこちらの方が好きですよと、つぶやいた言葉は互いの唇の間でつぶれた。
よその子企画だしせっかくだから小町さんにしてもらおう祝福とかっぽいないろんな意味で。
と思ったのに風矢お前この野郎。小町さん萌え野郎と呼んでやろうか。
事務所を訪ねてみると、その事務所の主こと太陽が寝ていた。
ぽかぽかと明るい陽気の中、ソファにもたれて。やたらと健やかな寝息を立てて、咲良が入ってきたことに気づかずに。
そのことについて、彼女が腹を立てることはない。疲れているのか、またなにかやってたのだろうか、などと考えるくらいで。
けれど気になることはひとつ。
こうして寝ているのだから、眼鏡を外した方がいいんじゃないだろうか。
浮かんだ言葉に一人頷いた咲良は、そっと眼鏡を外す。相変わらずボロボロだ。相変わらず変なこだわりを感じる。これはいつものこと。
けれど、陽を浴びた顔をまじまじと見つめることにはまだ慣れずに、そっと顔をそらす。
顔をそらし、けれどあまりに静かなので、また戻った。
龍の常である、整った顔立ち。今は静かに閉じられた、やたらとくるくると回る口。見ているとむずむずしてくるし、なんとなく頬が緩む。
いつもと違うといえば、そう。目も違う。いつもは眼鏡で覆われたそこが、今日は瞼で守られる。
―――その目で、こいつの見る世界はきっと鮮やかなのだろう。私より、ずっと。
そんなことを思ったのは、さて。いつだったか。
思い出そうとして、少女は笑った。自然と笑みがこぼれた。
心臓が少しうるさくなって、でもとても穏やかな気持ち。
そんな気持ちの命じるまま、瞼に触れる。
ほんの少しだけ、唇で触れる。
さて布団でも持ってこなきゃ、と彼女が部屋を出た瞬間。
寝返りを打つ彼の耳が赤かったのは、おひさまだけが見ていたお話。
咲良さんに…こういうことをさせるのに…謎の…罪悪感が……! いや別にいいはずなのに! だって咲良さん時代だし!
そしてこれサンリュコでやりたくて…やりたくて! なんとなく似合いませんか憧れ!
その日も、いつもと同じようにお話していた。
クロ君はいつも、こちらを見てお話してくれる。穏やかに。嬉しくなるほど、真っ直ぐに。
だからタイミングを計るのが難しい。難しいけど、待っていれば。きっと。
そう思いながら待っていると、クロ君の目線がそれる。どこからかひらりと飛んで来た花びらがその背中にくっつく。
それを取るためにクロ君が後ろを向いた、その時。
チャンス、と思った。
クロ君がこちらを見る前に、ひょいと身を寄せて、そっと髪を梳る。そうして現れた耳を、かぷんと食んだ。
「クロ君〜?」
名前を呼ぶ。
カチカチに固まったクロ君は、くるりと振り向く。
そのまま、ぎゅうと抱きしめられた。
「エレノアさん」
「な〜に〜?」
「どうして先ほどのようなことを?」
「びっくりするかと思って〜?」
笑って答えると、抱きしめる腕の力が強くなる。
けれどちっとも痛くないのが、いつも不思議。
うん、クロ君だからだろうな、って思うと、別に不思議じゃない。
「それに、喜んでほしいと思って〜」
クロ君に触られるとうれしくなるから。同じことをしようと思ったんだけど。ダメだったのかな。
ダメだったのか確かめるために、顔を上げようとする。
だって、ぎゅうぎゅうに抱きしめられて、顔が見えない。
けど腕は全然ゆるまなくて。仕方ないから、聞いてみる。
「嫌だった〜?」
「貴女が俺のことを考えてしてくれたことが、嫌なわけありません」
囁きとともに、耳元に吐息がかかる。くすぐったい。けど、
「心臓が止まりそうでした」
相変わらず顔が見えないけど、耳元で聞こえた声は、とっても甘い。
だから今更恥ずかしくなって、でもそれ以上に幸せになった。
無邪気な誘惑ってよくないですかよいですよねああこれをやってもらいたいカップルいたな!と思って書きました。エレノアさんこういうことしちゃうイメージだったんだ。
色気たっぷりな誘惑はよいものだがよくわからない理由でさらっとやっちゃう天然魔性は最強だと主張したい。
メティーの目の前では、小柄な女性がうつむいている。
耳をすまさずとも、すん、すん、と鼻をすするような音が聞こえる。震える肩に、漏れる嗚咽。
おまけに、彼女の手の中には赤いハンカチがある。血で真っ赤に染まったハンカチだ。
薄い布きれ一枚では抑えきれない血は、今にも滴り落ちそうで、実に陰惨で意味深で―――
だからメティーは優しく笑って、彼女の肩をぽんぽんと撫でる。
「大丈夫?」
「うう…大丈夫だけど…」
「そう。良かった。君がつらくないならいいんだ」
「メティー…その…ごめんね…」
鼻を押さえて―――そこから垂れる血を押さえて、つぶやくエレ。
そのつぶやきはくぐもって、非常に申し訳なさそうというか、落ち込んでいるものの。
メティーは優しく笑い、甘いささやきを贈る。
「謝るよりは、できれば顔を上げて。僕に見せてほしいな」
「メティー…」
「なに?」
「…わざとやってるよね…?」
「愛しい女性の顔をいつでもみていたいのは、本当だよ」
甘い、わざとらしいまでに甘いつぶやきに、彼女はうう、とうなる。
それでもつい先ほどのように、小さな鼻から滴る赤はなく。
困ったような、挑むかのような眼差しで彼を見やる。
「メティー」
「なぁに? 奥さん」
「私も、おんなじだから!」
いつでもどこでもなんでも見てたいから!
こぶしを握って情熱的に告げるエレに、メティーはくすりと笑う。
優しく、少しだけ照れたように。
それに気づかれる前に、彼女の鼻梁に、かすめるだけの口づけを。
甘やかすような感覚に、彼女はぽん、と頬だけほのかに赤くした。
鼻といえばメティエレ。異論は勿論に認める。
しかし愛するほかにかわいがる的なアレもあるんだっけと思うと結構はまってるかもしれない。エレさん目線でも。と思ってます。
お互いをかわいいと思っているエレメティエレを推したい。
ある日。
銀髪の少女は、ふとした思いつきで、隣で正座する青年の頬をぺろりとなめる。
最近すっかり成熟した手足その他もろもろに似合わぬ、幼げな仕草。
いたずらっぽい表情で頬をなめられた青年は、ぱちぱちと瞬きする。
これまた最近急激に成長した少年は、かつての野生児。今では麗しの青年。
けれど、彼女を見る目は変わらない。真っ直ぐで、ひたむきだ。
真っ直ぐに彼女を見る彼はぺたりと自分の頬に触れ、なぜかこくり頷く。
そうして、先ほどの仕草をなぞるように、彼女の頬に口づけを一つ。
甘い言葉は特になく、けれどやけに柔らかな熱に、彼女はぱぁと微笑んだ。
いつのまにか重なった手をそのままに、こてんと彼の肩にもたれる。
相変わらず線の細い身体は、それでも彼女をしっかりと受け止めて。
彼もかすかに笑う気配に、彼女はまた明るく笑った。
MYDEARだしこの二人がいいかな見た目も可愛いしなと思ってやった。
底抜けに無邪気なような老夫婦のようなみどディアが好きです。
しかし書くのがむずい。いつか長いのも書きたいのに。
唇と唇が触れ合い、離れる。
自らの唇から熱が離れた瞬間、銀髪の女性は閉じた目を明けながら、ほう、と息をつく。ごくごく間近にある青年の顔に、うっとりと見惚れる。
熱っぽい視線を受けた青年は、不思議そうに瞬きを数度。その度、繊細な睫毛がきらきらと光るのがまた綺麗だと、彼女はそう思う。
言葉もなく妙にぼんやりとする恋人に、青年は少しだけ眉を下げた。
その仕草は、美しく成長した面立ちに今までと変わらぬ印象を添える。
そのことがうれしくて、彼女は今度は笑う。
とても楽しそうに、嬉しそうに。幸せそうに。
ぼんやりとしたり笑いだしたり、忙しい。それを眺める彼は、そんなことを思う。
女の子はそういうものだと、かつて誰かが言っていたような気もする。
けれど、なんにしろ。
「ヨキちゃん、可愛い」
甘く囁いて、ふわりと笑って。
ほのかに頬を染めた彼女の、微笑んだ唇へもう一度口づけた。
一回ちゃんとした話書きたいなと思って書けない組。頬でもいいけど意味合い的にこっちでやってみようーということでこっち。
ミルクさんの天然たらし力はとどまることを知らないといいと思ってる。
彼と彼女の間で、些細なことから口論になるのは珍しいことではない。
けれど、その結果、ぽかぽかと晴れ渡る空の下に『暗闇』が炸裂するのは、普段通りというわけではなく。
闇龍謹製の闇が晴れた後、残されたメティーははぁ、と息をつく。
まったくもう。なんであいつはああなのか。
言われたこと、自分の言葉。それらを思い返して脳裏をよぎるのは、そんな言葉。
けれど、今溜息をつかせるのは、別の感情。感覚。
暗闇に飲まれたその時、喉元に、なにかが触れた気がした。
ちくりと痛む何かが、かすかに。
その意味を彼は追及しない
彼女もきっと、しない。
変に騒ぐ胸を押さえて、再度溜息。
湿った、重い溜息は、初夏の陽気へと溶けた。
もしもあなたが欲しいといえたなら。みたいな。
メティエレは勿論好きだけどメティエルも好きなんだよ…だからこれで書きたいなーと思ったけどまっとうに書こうとすると裏いきだな捏造度的に…とこのようにわけわからん感じなった。
少女が目を開けると、心地よい振動を感じた。
ついでに、近くにはこれまた心地よい体温がある。
無意識に、その熱に身を寄せる。
結果、その熱の持ち主がぎくりと身を固くした。
「ああ。ポコス。おはようございます」
「おはよう…おはようか…?
いや。おはようでいいけどな…」
なにやら疲れたように言う彼と、べっとりと血まみれの服をまとうという今の状況から考えるに、自分は蘇生を受けたらしい。
従者である地龍に抱き上げられたまま、朱音はそう結論づける。
所謂お姫様抱っこでうんうんと頷く彼女に、彼は気まずそうに咳払いした。
「どうかしましたか?」
「…この体制につっこみはないのか。と思ってな…」
不思議そうに問う彼女に、重い声でポコス。
いや。嫌がられても困るが。無防備だな畜生。
複雑な胸の内で顔を曇らせる彼に、朱音が返す言葉はひとつ。
「そんなことですか」
「そんなことかよ」
「だって。蘇生したけど起きられなかったからこうなったんでしょう。
おぶってしまうとあなたまで血が付きますし。不思議なことはなにもないですよ」
確かにちょっとびっくりしましたが、派手に行きましたしねー。
ほのぼのとした空気さえまとっての言葉に、ポコスは深く息をつく。
もっとこう警戒とかないのか。男に抱えられて。
言いたい言葉を飲み込んで、彼は彼女の背に回した手の力を強くした。
「それに」
「それに?」
「たまにならこうして運ばれるのも悪くありませんね。あなた相手なら」
そんな言葉を吐く顔が、意味ありげならば。いじわるげなら。こんな、信頼の気持ちを隠さない顔じゃなければ。
もう少し何か変わっていたんじゃないだろうか。
そんなことを思うポコスは、もう言葉もない。
難しい顔で黙った従者に、朱音はくすりと笑う。
楽しそうに笑って、彼の首筋へと顔をうずめる。
自然と首をかすめる唇に、彼がぎくりと身を固くしたことに、彼女が気づいているかは。
誰も知らないお話である。
朱ポコだなポコ朱じゃなくて朱ポコだな。とするっと決めてしまいましたあっはっは。
もうちょっとセクシー版も浮かんだんだけどこうしどせつ企画っぽい距離感にしとくか置く場所的にとか思ったのでIFでまたなにか書くかもなあと思うくらいすっきり決まった。
羽堂はじっとイソレナを見つめる。
隣に座り、なにやら楽しげな顔をして手元の道具をいじる恋人を、じっと。
見ていても何がわかるわけでもないが、楽しそうなそれを邪魔することもないだろう。
だから彼女はすすっと彼の後ろへと座る場所を変えて、その背中にぴとっと体を寄せる。
彼の『楽しそうな笑顔』に『幸せそうな笑顔』成分が追加されたことは、その体制ではうかがえない。
けれどそれが見えるかのように、彼女もまた笑う。
楽しそうに、少しいたずらっぽく。
そうして、その顔のまま彼の背に唇を寄せる。
「退屈にさせてます?」
「いえ、マーキング」
クスクス笑う彼女に、彼も笑う。
「今度は一緒って約束しましたけど。たまにはしておかないと」
「…信用ないなぁ」
戯れのように告げられた言葉に、彼は苦い顔をする。
しょんぼりと肩を落とすその姿に、彼女はくすりと微笑した。
あなたがここにいることを確認しよう的な羽イソ。
幕間でいちゃついてる組み合わせだと信じている。
金色の目をした青年が、腕の中の女に笑う。
女を模した、魂のないお人形。長い髪。尖った耳。整った顔。
その顔を誰かが見れば、疑問を抱くことだろう。
そのクリーム色の髪が、紫であったら。その姿は。彼の愛する彼女と寸分変わらぬものであるから。
否。たとえその差異があっても。その人形は彼女だ。
世界が定めた彼女の『特徴』。そんなものがなかったとしたらという、もしもの姿。いわば彼女の可能性。
だから、彼は。
腕の中の人形の胸へと頭をうずめ、柔らかなそこへの口づけとともに呟く。
―――この貴女も、僕の最愛。
Q.なぜIFとつけたの?
A.いやだって作るだけで満足してるかもしれないしさあ…っていうかなにかしらいい感じの目的があるんだろうけどね…?
でもその技能ヤンデレ的においしいんだよ。そんなんしてるからイソレナさんはなんか怖い認定受けるんだよ!といい逃げるよ。