エルストウと呼ばれる場所がある。
「あはっはっはは! はは! トキトキ、ねえトキ!
笑っちゃうと思わない笑っちゃうじゃないとうとう同胞を追いだしたわ!
他と争うだけじゃものたりなくなったのね!
―――この世はありとあらゆるもは、世界の影響を受ける。歪みひずみ争いに向かう。
悲観主義の神官様がそんなことをおっしゃられてたけど案外真理なんじゃない?
ああ本当に――――笑えるわぁ」
「………やかましい」
「…上が同胞を追いだしたから、なんだ。俺たちのすることは変わるまい」
「ええ。変わらない。殺して砕いて邪魔を消す。お上の方々の望むまま。
私たちは哀れなお人形よぅ」
「でもおかしいわぁ。
「トーキぃ。トキ。私の信頼なる幼馴染」
「……」
「あなたと殺し合える日を。私は指折りに待ち望んでいるわ?」
「……ナギ」
「―――まあ今は同じお方に使われているもの? そんなことしない。安心して頂戴?」
「…ナギ。待て」
「その時が来たら、俺は手を抜かん。
――――俺もまた、積年の夢なのだから」
「ああ…」
「だからよだからなのだからだからだから!
やっぱりあなたじゃなきゃ。
あなたじゃなきゃだめよ。いやよ」
どっかの赤毛さんとどっかのポニテさんの気の遠くなるほどの祖先。―――だけれど二人の不幸の元凶。
戦闘狂というかどっかが景気よく吹っ飛んでしまったお二人。ちなみに恋愛感情はないよ。幼馴染だよ。