「夜汽車」に揺られてきた

 ネタバレしないでプレイ日記とか無理だしネタバレあるよプレイ日記。
 思えば最初からダイス目に翻弄されていたなあ、僕らは…




狭戒 仁貴さん(手乗様)

 なんかほっとけない感じで可愛かったです。自分は自分がしっかりしると思っていそうなのがまた可愛かったです。オバケに怯えるの、可愛かったです! しかし普通の人でもあった。あまりに普通でまっとうな…いい、PC1でした。
 調査パートはこう、色々怪しい周囲にとまどいホラーにビビりつつもなんだかんだと周囲と友好を深めていく感じですげー安定感がありました。隠鬼ってそういうのなのかなー。って言ってるの笑いましたけどね! その隠鬼、めっちゃ狭戒君を愛してるんだよなー、って笑いました。はは。記憶を取り戻してからも「君の気持ちは分かったけど…」って困っているのが可愛かったです。  でも昴君には迷わないんだよなあ。この人。いや。迷ってはいた気がしますが。クライマックス前、熱かったですね。君のすることを受け入れるんだね…戦闘中も前言を撤回せずに死亡攻撃繰り出す流れは熱かったです。ダイスの出目もある意味ロールにそっていたんじゃないでしょうか! 倒れるわけにはいかない、でも攻撃なんてできない。みたいな…!
 死亡攻撃は実にかっこよかったのでより一層「ついていこ」と思いました。私、クライマックスで昴君以外が死んだときはもれなく後追いするつもりでした。てへ。なんていうか、色々と迷惑というか心労かけてごめんね! 死後の世界あったら安らかに焔君と昴君を見守ってほしいですね!

氷川 焔さん(はにゃ様)

 苦労人枠。あまりに苦労人枠。…色々なタイミングで感情をとばしまくるのがまた苦労人感を煽る。戦闘時のサカイ君との相棒感は実においしかったです。…PLはそちらに味方したかったんですけどね? PC4、めっちゃ昴君生き返らせたいって言ってたから…うん。飄々と軽く、でも仕事きっちり感が大好きでした。お互い謎の忠誠を誓いあうの笑いました。…いや、本当、気持ちはひとつだったはずなんですけどね? サカイ君をたすけたいと…!
 調査パートは基本的に軽い。でもダイス的にもロール的にもなんとなく「しっかりもの」感があるかもしれない。というか、うん。周りに比べて落ち着いてた気もします。コミュ力が高そう。背景が気まぐれですが! つかみどころがない感じを裏付けてて好きです、あの背景。
 秘密を思い出してからはより一層頼りになる人だったな、って。誰が招待状なんて出したのかなー、とちょっと思っていたので実にしっくりきました。辛いことは忘れずに行かなきゃダメだよね。派手さはなく、ただただ安定してかっこいい…
 戦闘は構成が炎系で統一されている感じしてかっこよかったです。あとクリティカル防がれたのがとても悔しいけれど。でも。…正直構成見た時「絶対防御の予感はするよなあ…」って思っていましたよ…! そして飄々としているけど宿星もちってかっこいいな、って思ったからそのうちマネしたいです。
 最後は…なんか、ひたすらやるせない立場にしてしまったな。って。サカイ君が死んだときめっちゃ苦い顔をされていたので。これ以上業を背負わせるのどうかな、って思ったけど。きっと焔君は強い子だと信じています。またいつかあの二人の道が交わるといいなあ…

宝前 昴さん(ごま様)

 なんとなくぽやーっとしていて可愛い。変なものに動じるのも可愛い。なんというか、言動が実に可愛く。…私はやくに秘密を思い出していたわけで恋敵ではあったんですが。親友でもあったようなので。「あー…これはみんなで可愛がってたんだろうな…」って思っていました。可愛い。
 調査パートはまさかの解体屋さんに感情結びにいったのが印象深い。でもよく考えたらあの時点で彼が解体屋につくのはほぼ確定ですものね。そりゃあ行くか。でも思えば色んな秘密とか感情とか抱えて情報強者だった気がします。…なんだろうね、全体的にダイスが彼に微笑んでいたというか、強かだった気がしますよ…。
 戦闘はともかく奥義名に笑いました。いや、笑っている場合じゃないんですが。というか、まるでサカイ君の動きをそれだけよく見てきたといわんばかりでネタネタしいはずの奥義がしんみりポイントですよ。サカイ君とのやりとりとかでしんみりしていたんでしたよ。でも「いいじゃないですか、生き返って」って感じが今思うとちょっと怖いかもしれない。あ、でも死亡攻撃後の「別にそこまでする気は…」みたいなところはやっぱり可愛く。仕方ないだろ!これはPC3に味方するよぉ!って思っていました。
 最後は本当昴君に申し訳ない気がしたんですが。でも。わ、忘れてくれるし(震え声)昴君に「なんで殺したの」となじることもできないし。もう後を追うしか。自分のやったことがきっかけで愛する人が死んだので…うん。彼はきっと形が変わっても焔君が守ってくれると信じてなんか死にました。手を伸ばしてもらい嬉しかったです! 幸せになってね!(二回目)

シナリオ関係

 みんな可愛いけど秘密はえぐい。これが噂の公式シナリオ。ハッピーエンドなどないんだよぉ!システム。く…私は…私は…! この酒独り占めはシステム的にアカン気がするけどロール的にまったく渡せない―――! そんな気持ちでいっぱいになりました。
 いや、本当。初手でなにげなく酒を入手してしまったのがすべてを決めましたね…だって二回目とかいうから。解体屋さんが。気になって。さあ…! シノビ同士が知り合いなのは予測の範疇でした。みんな忘れてるから死後の世界かなにかかなぁ、はっはっは。って思っていたのが懐かしいです。死んでいたのは一人だけだった。そして一人だったのが、問題だった…!
 秘密を思い出してからこう…うん。もっとえげつなく勝ちを狙うなら皆さんと懐かしそうにニコニコと仲良くしてもよかったんですが。それはゲーム的になんかねえ、と思ったので。あやしいロールに徹しました。いや、本当。PLは皆さんに思い出してほしいけど浮舟はすべて忘れてほしいので実に複雑な気持ちでしたよ…ふふ。解体屋さんがね。戦闘時に「私が殺したわけじゃないから契約通りよね?」いった時実に迷いましたからねぇ! 「え、マサキが死んだならそんな契約どっちでもいい…」と昴君を殺しに行くことも考えはしましたが。うん。でもたぶん浮舟昴君のことも大好きだよなー、と思ったのでやめました。むしろ昴君が恋敵とか憎い人って思えていればPC2と1の方につきましたよ…! みんなで幸せになってほしかったんだよ!
 戦闘バランスについては…あれ…仕方なくないですか…? PC4は個人の趣味でどっちにつくか決められますが、PC3はもう確実に解体屋さんな気がします。いや「この思い出した憎しみも俺のものだー!」って解体屋さん殴りにくるPC4もいるかもしれないけれど。…このシナリオ、特殊っていうより対立って書いた方がしっくりする気がするけどなあ、と思いました。いやらしい構成してますしねえ、解体屋さん…
 EDについては好き勝手にしてしまいとても申し訳ないけど楽しかったです。後追いはあのファンブル祭りの時から決めていました。サカイ君が死ぬなら死のうか…と思っていました。先に口にすればよかったかなあ、そうしたらサカイ君死ななかったかなぁ。どうなんでしょうね! でも彼女としては昴君が生き返るし焔君が忘れてしまうのは悲しいけど、悲しい思いさせずにすむし。マサキ君はもう苦しまないし。次善の策ではあったんでしょう、きっと。最後マサキ君の死体抱えて飛び降りようかと思いましたが。死体くらいは焔君に帰そう。忘れるけど。と思いああしました。目の前で自分で首をガッと行こうかと思っていたんですが。それも焔君と昴君に悪いな。って思って止めました。本当彼女3人とも大好きだったんだと思いますよ。ははは。楽しかったです。
 いや本当、考えれば考えるほど「どうしろっていうんだ誰だこんなわけわからない状況にしたの。…記憶を失くしたのはPC4だよ!」って気持ちで胸がいっぱいになりました。初めてのNPC側につくロールで緊張しましたね…! …味方に回すとつえーな、NPCというものは。
 救いなどないシナリオなのに、なんとなく終わった後優しい気持ちにもなれた気がします。始終なごやかに、だからこそやるせない感じのロールだった参加者さんたちに感謝を。そこに華をそえる怪しい解体屋さんも好きでした! またなにかご一緒できたらうれしいです。
 2018/10/06
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