「生命の知識」を探してきた(ネタバレ)/

 ネタバレしかないプレイ記。
 ボリュームがあるセッションはやっぱり色々なドラマが生まれますね。成功しない忍び歩き。戦闘で輝く学生。なぜかPVPの危機と隣合わせすぎる金持ち。そして切ないNPC。切なくて愉快なセッションでした




白馬乃 皇子さん(taka様)

 本当愉快な人だったな…なんつー設定に忠実なロールだ…大木さんとのやり取りとか村長とのやり取りは爆笑ものでしたね。そしてセッション中で本当に人肉食べるとは。セッションで人肉なかったらどうする予定だったのか。本当色々愉快でした。
 しかしロールは愉快でも行動は実に的確でしたよね。だからこそますます頭おかしい人ロールが輝いていた気がします。神話技能2回成功は笑いました。他にもダイスに愛されていましたよね。彼はニャル様についていっても正気というか自分を保ったんじゃないっすかね。元気に生きていきそうだよね。特にラストがね。陰鬱になりかねない感じの中清涼剤でしたね。なんでニャル様食べる対象に見てるの!? 女なら食べるの!? でも男はシュミじゃないなら仕方ないね。
今後も元気に生きてほしい。でも生きている女の子を指さしてご飯いうのはいけないと思います。またどこかでお会いできたらうれしいです。嬉しいうか、楽しいです。

片桐進ノ介さん(ビスマス様)

 初っ端墓場で目覚めたと思ったら熱血ロール。かっこよかったと思います。全般的にかっこよかったです。だが重なる忍び歩き失敗。垣間見えるシャレ。いい感じにポンコツっぽくというか、キャラたってましたよねあれはあれで。でも頭にモノ落ちてきすぎだと思います。幸運が…仕事していない。
 村長とのロールとかもすごい笑いました。共感を覚えてる。共感を覚えてるよ!? これはよっぽど引きずっているんだなあゆりさんには薦められない。と恋バナ(笑)の時思っていました。
 思い返せば一番真面目に事件を追っていましたよね。あれが…墓場で目覚めた人の力…!そして「苦労人つっこみポジ」! なぜかPvPの危険まで抱えて! えらく大変なポジションになっているなあと笑っていました。いやあ、同僚(ちょっと違う)ロール楽しかったです。つい色々ボケてすみません。つっこんでもらえるから楽しくて…。なんかBGMに警視庁9係あたりの音楽流したい刑事さんでした。
 最後まで色々と熱いプレイで楽しかったです…対ニャル様セリフも好きでした。またどこかでご一緒できたらうれしいです。次は笑って終わりたい…!

御剣 壮吾さん(カティーク様)

 序盤のなんかちょっと不思議というかおだやかというかマトモ青年ロールからの、戦闘でのさえわたりっぷりがあまりに素敵。ダイスとロールがかみ合ってすごく、すごく好きでした。神が下りてきていた。探索パートの出目もあれはあれで神が下りてきていた。ダイス運はためられるのかな、みたいな気持ちになりました。色々とアレ(片桐さんはまあ普通)な状況の中で御剣さんが喋るとなんか落ち着くなあ、と癒されていました。
 二日目夜でしたっけ。「でも村人生きてるし」みたいなことで悩んだりガレキ落ちてきてからのゆりさんの対処に悩んだり一番神話事象に翻弄される探索者ポジだなあと主人公みを感じていました。ゆりさんが一緒に行動するの一番安心なポジだよな…とつい色々けしかけてしまいましたが、ご迷惑だったら申しわけない。あと何度か発言かぶっていました。そちらもすみません。
 でも最後の戦闘のゆりさんから離れてもらおうかはとてもかっこよかったと思います。正直やっほうかっこいいと思っていました。その後のゆりさんとの最後のやり取りもとても好きで…一瞬ゆりさん戻ってきてくれるかなあと思いました。ときめくし悲しい。
 またどこかでご一緒できたらうれしいです。その時は進路が決まってるといいですねとお祈りしておきます。

大木さん

 あからさまに怪しくてあまりにあからさまに怪しいのでブラフだろーな。なにか知ってるならあんなに黒井さんにつっかかる必要ないし。でもやたらとガタイがいいことアナウンスされるからな。最後に戦うことになるんだろうな。茜さん、弱そうだし。…そう思っていました。
 でも私この人ラストまで生きてるもんだとおもってた。研究に関わってるのすごい嫌だった見たいだから、それについて茜さんに脅されて協力してるんだと思ってた。本当かませだと思っていたので「あなたも死んでたのか…驚かないけど残念だな…」とちょっとだけ寂しく思わんでもないです。白馬さんとのやり取りがあまりに愉快だったから…!

白川一家

 まずはお父さん。まあCoCで研究している人(故人)なんてロクなことしてないだろうなとすべての元凶だと思っていました。思ったよりマトモだった。マトモっていうか、娘のことを優先したんだね…この人も大概切ないな…やっぱりすべてはニャル様のせいだ…

 次にゆりちゃん。全般的にかわいかったし儚げだった。守りたかった。色々勘ぐりもしましたが彼女は巻き込まれ枠なんだろうなあとおもっていたので。とりあえず信用してもらってなるべく離れないようにしておきたいなあ…たぶん黒幕茜さんだろうしこの子一緒に行動してたら説得できるかも…と。そう思っているときも…ありました。とりあえず生きていてくれてよかったな…うん…そりゃ死ぬよりかは…あれの方が…最後「おねえちゃんにな会いたい」がなんかもう胸にきましたね…ロール的にもPL的にももういえることがなくてね…つらい…茜さんが亡くなった時の彼女もつらかったし…ロール浮かばなかったしもうあそこがどん底だと思ってた…あそこで十分つらかったバッドエンドだった!ニャルが憎い…kpさんのロール大好きでした…

 最後に茜さん。まあ大方黒幕だと思っていたけど。もう少し正気かと思っていたので。終わった後シナリオを読みながら切なくなっていました。そうか銀の鍵は最後の正気を持っていったかあ…しかも銀の鍵入手イベント回避できないよねこれ…ゆりさんに「お父さんから預かったものありませんか」とか聞いたところで渡してくれないよな形見の鍵は…!
 まあそれはおいといて。昼間の白馬さんとのやり取りとか、片付けられないロールとかちょっと可愛らしかったのでたぶん黒幕だけど説得の余地あるかなぁ…と最後の最後まで思っていました。ゆりさんか恭介さんなら説得できるんじゃないのかなあと思っていました。ゆりさん生贄言いだした時に「ああ手遅れだ」とは思ったのだけれども。思ったけれども。救いたかった。幼馴染カップル好きとして正直おいしくはありますが。ああいう動機の黒幕大好きですが!それでも救いたかった…
 彼女について予想外なのはただ一点。強い。強い神話生物従えてると思ってたけどなんだその呪文は。ワンパンかよ!と…すごく、慢心していました。回避もふっていたし。多少武装していてもかよわげな女性だしと。銃かスタンガンだろうと思ってたんだよ! 一発くらいは耐えれる気でいたんだよ! 慢心でした。だって強そうな肉塊いるし、。それが戦力のすべてだと! 肉塊からアタッカーを守りつつ機械をぶっ壊し彼女を無力化する。が勝利条件だと思っていましたね…肉塊殴らずに彼女殴っておけばよかった…!どうせ拳失敗してたけど恭介さんのアドバイス入ったかもしれないのに…!心理的に殴りたくないのもあって、つい肉塊にいったことがものすごく心残りです。
 でもヨグパンにしろスタンガンにしろ彼女自身は探索者を殺さないんですね。昨日の卓は恭介さんを狙わないしね。ホントにね。一筋の正気があるようで悲しい…悲しい…やばい悲しいしか出てこない…友達になりたかったなあ…恭介さんとゆりさんと歪でもいい暮らしていってほしかったなあ…

恭介さん

 片桐さんが墓場の地下につれてかれたじゃん? 真昼間の墓に怪しい格好でいるじゃん? 昼間の墓場に仕事なんてないだろと思ってしまってね? しかもなにか隠しているっぽいじゃん? なにか悲しい事情のある黒幕だと、旧白川宅地下に行くまで思ってた。恭介さんマジごめん。
 タイトルが生命の知識じゃないですか。白川父がなにかしら禁断の生命作りだろうとしててその実験の結果か何かだと思っていたよ。むしろこの人こそが遺体から復活のかな?とか思っていたよ! だから火傷のこととか後遺症のこと気にしていました。今思うととんでもないね。「普通家族なんなら婿に頼むんじゃね?」とか言っていましたが。私ガチの田舎に住んでいまして…「葬儀関係って儲かるしでかい土地他人にあげないだろ。娘にあげたいだろ。墓守嫌なら売ればいいんだし」ととても適当に言っていました。ゆりさんが「恭介さんじゃないのか」と聞いてたみたいなんでむしろ妹といい仲じゃないかと思っていました。いやあ、から回った…
 白川邸地下に行った時は時で「そうか…茜さんかゆりさんを蘇生したら存在がなくなる…弟かなこの人…」と思っていました。自分として存在できなくなってやむを得なく兄の名前名乗ってるのかと思っていたよ。二日目の夕方で「あ恭介さんか。茜さんとフラグたってたもんね」と分かったけど。わかったけど。それでもまだあそこまで切ないことになられるとは思わなかった…!地下に閉じ込められた時助けにきてくれたから! この人が味方になってくれるならハッピーエンドへの道閉じていないと…思ってた…!

 彼については…二日目の夜がすべてでしたね…私幼馴染が好きで好きで…それだけでもやばいのにあんな…あんな…!切ない。
   でもさあ! 口説けばいいじゃない! せっかく二人で生きているんだから! 一から口説いて最初から始めればいいじゃない! 言い寄ったりしたら茜さんの対応すごい冷たかっただろうけどさあ! KPさんの声色がまた切なさに拍車かけました。辛い。
 しかし切なさを置いといてスコップ武器なの?案外怖いことするなこの人。と大木さん戦でびびりました。淡々とダメージ入れてくのがまた怖いよ。出目怖い。そしてラストがね…ラスト…茜さんがなくなった時点で後追いそうとは思っていたけど…思っていたけど実際追われると辛い銀の鍵は渡したのはロールというかダメ元でPL的には「まあ使わないよなあ。でもこの鍵ゆりさんに持ってほしくないし。支えていけないならいっそ一緒に燃えてくれ。燃えない気もするけど銀の鍵。埋まればいいよせめて」と鬼畜なことを考えていました。ごめん恭介さん(何度目だ)本当に生きてほしかったけど説得でどうにかならないだろうし引きづれるとも思えなくて。引きずってはみればよかったなあ…銀の鍵探索者で使えば彼が救えたんですかねえ…使えばよかったな…せつなさで目が曇ってたよ…なんか…二人を邪魔したくなくて…
 なんかあれですよね…茜さんと恭介さんってこう…二年前まではなんか二人で静かに白川先生の研究手伝って穏やかに爽やかに幸せにしてそうじゃないですか…そんな中お父さんが少しずつ明るくなってきて…ゆりさんが東京行くとか言いだして…「少し寂しい気がするかな」とか言っているタイミングで告白が来たんじゃないかと。それをお父さんがこっそり見ちゃったんじゃないかと。そんな妄想があり。とても辛い。やっぱりニャル様のせいだ。

黒井の野郎

 第一印象。この人立ち絵あるのか。第二印象(二日目の朝)。お前あやしくね?足音茜さんだと思ってたけどいなかったし。お前かよ。第三印象(二日目夜)お前が黒幕だろ便利すぎるし…茜さん日記にあの人とか書いてるし…銀の鍵って確かニャル様ゆかりの品物だった気もするし…あーでもわざわざ松葉づえついてるからなー。狂信者かな。火事の犯人もこいつだろ。
 …みたいな。二日目夜に彼が来た時は近くにいて動向を監視したいようなとっとと巻きたいような実に複雑な気持ちになりました。人間だったら監視したい。朝の心理学が成功しているなら消えてほしい。シナリオ背景説明とかで再び会いたい。みたいな…
 大木さんからするのがあふれるブラフ臭なら彼からはあふれる怪しい臭がしましたよね。でもね。立ち絵の雰囲気とKPのセリフ回しで判断するのは早計かと思いまして。なにか危ないことに巻き込まれてその時白っぽかったら守ろ…とは思っていました。二日目夜までは。
 ということで黒幕なこと自体はまあ、驚かなかったんですが。最後に出てくるだろうなとも思っていたんですが。まさかゆりさんつれていかれるとは…研究資料燃燃えただろうし、銀の鍵も廃棄すれば大丈夫かなと思ったけど甘かったなあ…まあ彼が狂信者じゃなくてニャル様な時点でなにをしても無駄ではあったんだろうなあと大変憎いです。むかつくニャル様ランキング1位に今燦然と輝いています。畜生が!(褒め言葉です)
 そんなに悲劇と喜劇がみたけりゃ村長トメさんにけしかけろよ! たぶん玉砕して愉快な悲劇が見れるよ! あの時も怪しいと思っていたけどすごい笑いました。ははは。でも腹は立つ。

シナリオ関係

 たくさんNPCが出てくるとつい「誰か黒幕陣営で裏切ってくるんだろうな…」と色々疑ってしまい。どうでもいいことを色々と探り入れてしまった気もします。だれを信用するかでルート分岐するかと思っていました…。色々負担だっただろうな。申し訳なかったなあ。という気持ちです。まずはそれでも長時間回してくれたKPに感謝を。

 シナリオ中で考えていたことは大体黒井さんの欄で書いてしまいましたので、純粋な感想を言いましょう。予想以上に重いしエンドがなんかじわじわとくる。村全滅しているとは思わなかった。炎上もするとは思っていなかった。実験されてるのは年寄りくらいかと思ってたので確認も忘れてた。色々なことがボディーブローのようにくる。辛い(好き)
 卓の雰囲気もあってか、前半はさほど暗くなかった気がします。茶番色々楽しかった。というかなにが起こっているかよくわからなかったし…PL視点で見るとなにかあるけど…探索者的には「墓になにかあるんだろうけどなんだ」みたいね…?カナコちゃんとか普通にかわいく和んでいたので彼女が異変を告げる係なのは実は「あー…うん。…うん。立ち絵あるしね…」みたいなほんのりブルーな気持ちになりました。村長とかただただ愉快でこの人も死んでたの辛い。彼に関してはまあ寿命で死んで実験体なってそうだなと思ってはいましたが。というか立ち絵のあるNPCと他の数名くらいだろ…と甘く見ていたので。村全体は本当に今じわじわ辛いです。そこが好きです!

 探索も白川邸地下あたりからガンガン情報出てきて楽しかったです。倒される順番明らかに逆だったんだろうななゾンビにはちょっと笑いましたが。そしてあそこで慢心していましたね…推奨が近接戦闘だしさほど強いのいないんじゃないか、と…ラスボス、茜さんの手先の大木さんなんじゃないか。たぶん行われる儀式を止めつつ大木さんぼこればいいんじゃないか、と…NPCが呪文使ってくる可能性ぽーんと抜けていたのでなんというかこう、戦闘面でも堪能したといえば堪能しました。負けそうなあの時不謹慎で言えませんでしたがすごく「いえーいクトゥルフ―! でもこれ茜さん倒さなきゃダメじゃね?倒せるかな…?」みたいな。ハラハラした気持ちになりましたし。悲しかったですが…本当に白川姉妹と恭介さんを救いたかったんですが…! あごめん大木さんは途中で動く死体かノックアウトでどうにかできるかだと思っていたのでたいして気にしていなかった。 いや生き残ってくれるならそれがなによりでしたが、みたいな。
 謎解きがむずかしいシナリオはシナリオで難しいのですが、戦闘にギミックが仕組まれているシナリオはシナリオでまったく別の難しさというか楽しさがありますよね…「一手が死につながる」感がたまりません。どちらが上とかないけど、ダイス目ドラマチック度は戦闘重視が他の追従を許しませんね…なんであんなによけるんだ、大木さん。ずっとミスリード要因だと思って悪かった大木さん。許して。謝るから許して。と思っていました。たくさん戦闘ありそうだし、このパーティ割と体力余裕ない気がするなあと応急手当セットをもらいましたが。それどころじゃなかったな…
 本当に色々と感想がありますが、まとめると楽しかったです。ロールも戦闘も。最後のニャル様畜生からのお誘いとかひとりひとり丁寧にやっていただけて楽しかったです。「ああ…こんなに長く丁寧にするって…捨てセリフ言って終わりじゃないんだあ…探索者が『のるか畜生』って啖呵斬るのじゃダメなんだ…ゆりさん勧誘されるんだろうな…」と悲しい気持ちにも、なりましたが…!茜さんと恭介さん救えない時点でバッドエンドだと思っていたので二段構えバッドエンドだと思わなかったな! みたいな。でもゆりさんみたいな人も茜さんみたいな人も大好きなのですごく、おいしくはありました。
 がっつりと戦闘できてがっつりと色々ふざけられてお腹いっぱいです。素敵なシナリオまわしてくださったKPと、楽しかったり悲しかったロールをしてくださった参加者に感謝を。またどこかでご一緒できたらうれしいです。蠢く島とか気になっていますし!
 2017/04/30
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