「夢色ハーモニー」は優しい音色

ネタバレしかないプレイ日記。
長く、楽しい旅でした。俯瞰的に見ると楽しむどころじゃない旅でしたが。最後色々しんどい思いをして居た人がいましたが。それでもPLは楽しかったし。探索者は生きる実感を得ていました! ありがとうございました!




最上 萬治さん(アフロン様)

 裁判長は最後まで安定していたな、って。竜崎君がへこたれた時も、アザートスになれ言われた時も、世界の命運にぶつかった時も。中立だったなあ、って。中立だけど最後の最後竜崎君が犠牲になるのはノーとなるのがすごく…裁判所組尊い。なにを言われても五人で帰るという姿勢が変わらないのが好き…
 なにげに右田君のときも所長の時も紙出すし、常務の時も紙出すし。常に人への気遣いしている辺りが裁判長本当すげえな。刑部君へもところどころ気遣いが光っていたし。アフロンさんがかっこいいロールするとずるいくらいすごいな。石油王とかアロイーサカさんと同じ中身を持っているというのに。いや、それはさておき。裁判長は本当いいまとめ役だったって話ですよ!
 しかし引いていく真理ずるかったですね。心理学の喜びを知りやがって! チートになるし心理学満喫しすぎじゃないですかね!? アフロンさん楽しそうだな!? アフロンさん楽しそういえば、オクレ兄さん降臨するの笑いましたよ! なにアドバイスしてんねん。ずるい。私もしたい。あと最初夢見で防御とかするのも楽しそうでしたねえ…
 あなたがたの裁判の木づちはすぐにダメになるのは草でした。議事録に悩む裁判長可愛い。もう二人とも孫にしなよ。最後まで5人であがきたいという彼がとても…裁判長とても裁判長。ロマンチストな裁判長かっこいいね!
 最後もあの後彼はかわらないんでしょうね。でもプリン。あんまりとられないといいね。プリン。もう人数分買いなよ。いや。かっても食べられるんでしょうね。次に会えた時は裁判長の奥さんも見たいです。

フリッツ・ヴァンゲンハイムさん(アウル様)

 最初の竜崎君の一件で「昔吾輩と行動を共にしたもの達がいなくなった」とか言うのめちゃくちゃ好きですよ。ああキャンペーン。そして死にたいと思ったことあるのか。もう。フリッツ君。フリッツ君好き! 君を心配する者がいるとはいいけど生きろとは言わないんだね! フリッツ君の押しつけがましくないところ好きですよ! 裁判長とはちょっと違う中立性。中立というより、彼は彼の道をずっといったんだなあ、って。…残酷な道でしたけどねえ、思えば。
 戦闘というか、神格と化していくターンは見ていてとても寂しかったです。また引いていく真理が微妙に絶妙じゃない? なんか心理学者っぽいもの引いていくなもう!もう!神になっている場合じゃないですよ!人間としてずっと苦悩してきたじゃない!いやあ皆に言えますけどねそれ!と思っていました。でも彼の人間のフリはさぞやうまかっただろうな元の技能的に考えて。って思うと興奮します。いや、でも。死人と会話しだすのは神っぽさより悲しみを背負ってるね。最後の雑談でなんかちょっと会話してるのも実はほろりときてましたよ。…い、一緒にいけなくてごめんね。
 そして探索中ずっとアイル君はどこだと言うの好きでした。…ずっとそれを求めているキャンペーンであの結末はえっぐいですがねえ…。えぐいからこそ「吾輩は君を愛してる」が生えますね。この気持ちは誰かに操られていたのかが悲痛だなあ、と…うん。フリッツ君辛いし。キャンペーンのヒーロー枠。アイルさんを救うのではなく手をとるのを選んだなあ、って。とても…フリッツ君好きですよ。ちなみに「君は彼女が神でもいいので?」言ったのはPLちょっといじわるな気持ちでしたが。揺るがないフリッツ君が好きですよ…!最後に抱きしめられてよかったのかアレしかない結末がやっぱり切ないやら。…生還後も忘れていないしね。本当にね。好き。吾輩が変人なのは周知の事実だろうが最後の最後で彼らしくて。言葉にならないね! 個人的にはあそこがクライマックスでした…!
 あの後彼は彼女を忘れないまま自分らしく生きていくんだなあ、と思うと切ないけれど。なんでしょうね。忘れずに生きるラストは美しい気がします。そして彼の日本語はいつまであの微妙なままなのか。いつか治るのか。…治らないでほしいな。

竜崎 静雄さん(ジャック様)

 最初泣いてしまう竜崎君が可愛いのでもうそのままでいいんじゃないかとごふんげふん。竜崎君のその融通の利かない石頭なところ大好きですよ。「しかしPOW降っていいですか」「自動成功だよ」は草。でも人間時代でやったからね。そして失敗するの美味しいよね。…低い値でもなかったのになあ。そしてなにげに最後まで引きずりましたね。…自分のやることを探す竜崎君が好きですよ。潔癖石頭でしたね。最後まで。
 探索している時もひたすらイジイジ悩んでいるしなんか犠牲者増える度ダメージ受けし本当面倒くさい(褒め言葉)で好きでした。神格化に抗いすぎでしょう。すごかった。ロールがダイスをあやつった。…けど歌には勝てませんでしたね。引いた心理もまたっぽいっちゃあぽかったですけど。神になってまでフリッツ君と刑部君に「ねえねえなんで」攻撃受けている姿可愛かったけどね!
 木づちボロボロ事件で時裁判長に仕事がいっぱいある時「え」って言ったの本当笑いました。可愛いかよ。しかも刑部君と同タイミングで減らず口たたくんですよ。悪友かよ。尊い。なんか竜崎君ってほうっておけないですよね。一人で平気そうなのにほうっておけないよね。
 最後の提案についてはまあ間違いなく竜崎君はそっとだと思いましたが。うん。一人犠牲になるの寂しくね? 一人犠牲になる竜崎君は美味しいだろうけど寂しいよ! あなたはあなたしかいないもんね。訥々と当たり前のようにそうして償いたいという様はなんかこう、主人公でしたね。フリッツ君がNPCに対するヒーローなら彼はこの物語の主人公枠だった気がしなくもない。刑部君とセットで。悪友的な意味で。それにしても最後の最後でようやくふれた槍かっこよかったですね。裁判長をしっかり悼んでるの笑うしね。いや。笑うシーンじゃないけど。仕方ないよ。笑うよ。
 あの後彼はまさしく何事もなかったように自分の道にまい進していくんでしょうね。理想が折れる時も面倒くさぐぐだぐだしてそれでも立ち上がるんでしょうね…。裁判所に通い詰めたい。モブになってキャーキャーいいたい。でも槍、今度はすっぽぬけていかないといいですね。いつぞやの道場みたいに。

刑部 法楔さん(たまごぼーろ様)

 竜崎君への説得ロール厚すぎるだろ。なんかこうあそこだけ動画化したい。さっさとここから出ていって邪魔!とそれを決めるのは君じゃないは本当、好き。救う側になれば?言ったりアザートスのところで竜崎君の意見聞いたり、なんだかんだで竜崎君のことをめっちゃ気遣っているのが好きですよ。なんだろうね。気遣っているというよりは竜崎君がアレなの嫌なんでしょうけどね! 本当あの二人の関係好き! ずっと迷い箸な竜崎君は草でしたが!
 探索パートは常務とのやり取り好きでした。しかし刑部君の裏設定、このシナリオと異常にかみ合っていましたね。神子として崇め奉れた暗黒の先祖持ち。神様になんてなりたくなかったカルトの被害者。なんで人類をいいこでちゅねーと見守らなきゃならないの言い草もとても彼らしく好きでした。いついかなる時もクルクルと舌が回る刑部君。今回に限ってはクルクル回る舌がなんか悲痛だよ刑部君。…裁判長に刺させてあげたかったんですけどね。仕方ないね。手順には誰も抗えない。
 ところでアフロンさんがオクレ兄さんし始めた時流れるようにノエル君召還するのやめましょうよ。愉快かよ。ノエル君が愉快になっている。愉快に見守っていたのかもしれない。くそ!しんみりしてしまうじゃないか!
 あと木づちボロボロ事件の時は実にああいえばこういうで可愛かったです。末っ子っぽい。刑部君は末っ子っぽいよね。プリンの話がここでも出てくるあたりあれですね。最後まで裁判所組は可愛かったです。つまらないで決めるのが気に食わないのも聞けて良かったです。刑部君に罵られるの楽しい。もっと罵られたい。
 あと最後の戦闘、竜崎君につくのを期待して色々とロールしていましたが、実際につかれるとわあいってなりますね(もうただの推しに対する感想)。でもハリセンはずるいと思う。勝てない。長々とくっちゃべってるからダメなんですよぉが可愛怖かったです。彼あの時どんな顔してたんでしょうね。
 セッション後もずっと裁判所組には仲良くやってほしいし。刑部君に関してはこう、おばあちゃん長生きするといいしパンダに懐いてもらえるといいなあ、と思います。鳥にも好かれてほしい。あ、竜崎君には好かれて…、…好かれてはいないだろうし、好かれなくてもいいか!ともかく元気に弁護士やっていってほしいな!たまには気持ちのいい仕事できるといいね!

シナリオ関係

「直葬している人いませんか?」「は、はーい(震え声)」から始まる最終決戦楽しかったです。ははははははは。いやあ、結構SAN値あるのにね。失敗には無力だね☆ …しかし振り返ると最初に拾ったのがかえって良かったよなあ。二個目がアレだもの。しかしロール的には寂しかったよ。元から傲慢極まりないクズでしたが! 裁判所組とフリッツ君のことだけは尊敬していたんですけどねえ! まったくもう! ただの本性ロールだよ! 神格すら見下していること以外は!

 しかしスケールがでかいという言葉すら足りぬスケールでした。戦闘はもう「あれ?やったことないけどこのダメージ量はあれ?ダブルクロス?」ってずっと思っていました。めったにやらない戦闘できて楽しかった気もしますね。…最後の最後で医者らしく治療しまくれましたしね! あとあれだけチートになってもSAN減少から逃れられない辺りは所詮哀れな探索者。…いや。このシナリオに関しては「哀れな盤上の駒」と呼ぶべきなのでしょうね。ふふ。
 探索そのものに関しては探しても探しても絶望しか出てこないのでこれはもう作り直すかこの世紀末を肯定するしかねえんだなあ…うまい具合に直すことはないだろうなあ…今までの選択的に考えて。と思っていました。うん。最終的に神になるか今までをチャラにするかだと思っていました。かなり序盤から。…しかし第三の選択肢はちょっと意外かったなあ。
 最後の最後でメタが出てくるとは思っていなかったけれども。よくよく考えるとここまでやったらそれは順当だったなあ。というあれですね。フリッツ君に残酷すぎるよね。というか、私があまりメタネタが好きくないのですが。ああいった形でNPCが犠牲になるのは好きくないんですが。…いやしかし、アエルさんの選択に関しては=フリッツ君の願いだからとても好きですね。あと最後の最後で姉妹が再開できていたのでそれで私はこのキャンペーン報われました…どんな形でもいい…少しの間でもいい…会ってほしかったんだ。二人に。どうしても会ってほしかったんだよぉ…!…もし2のエンドを迎えて居たら私は姉妹が幸せになれるシナリオ書くつもりでしたからね! どっちも健気で好きなんだよ! 姉妹ネタに弱いんだ私は! 一緒に踊ってくれて本当に良かった! …だからエンディングで一人バレリーナになられるのとても寂しかったですけどね! も、もうお姉ちゃんは世界そのものになったと思って…私は気持ちを強くもとうと思う…うん。美しいエンディングでした。夢色の世界を作るって響きが綺麗ですしねえ…あと可愛い女性のいう「内緒」は可愛い。
 話が前後しますが、星錬が2を選んだ理由は他がつまらないに尽きましたねえ…「コレにつらみ哀しみ…はまだしも。人の卑屈さ醜悪さなど呑み込ませたくはないよ」というあれです。彼の語彙にそういったものがないのでつまらないとしか言えないんですけどね。はは。あと私が竜崎君か刑部君に切れて欲しかったからですね。実は途中でPLの心はちょっと痛んだ!あと最後にフリッツ君にずっと言いたかった台詞が言えたので私は最終回やりつくした気がします。「俺は本当のことは言っていませんが。嘘はついていませんよ」「ご存知だと思っていました。心理学者さん」がずっと言いたかった。

 話は前後しますが、常務と右田さんが最後までブレなくて笑いました。いや、笑うところじゃないんですが。右田君は本当笑いました。どこまでも面倒くさい彼女ポジだな右田君。歪まないな。私のキャンペーン推しNPCは飴川君だが右田君は素晴らしかったと思いますよ。そんなに嫉妬するか。しかし涙腺をなぐりにきたのは若宮さんだよ。どんなスコーンだったんだ。朱鷺色のスコーン。思い出の朱鷺色のスコーン。しんみりすることいいやがって!…本当、ああいって思い出を語られてからNPCだから言われるとじわじわきますねボディブローのように。もう。好き。アイル君好き。
 そう。アイル君好きでしたよ。ずっと謎めいていて。でも動機は妹さんで。彼女が幸せになる世界を見たかったけれども。あれは幸せそうなので満たされた気持ちにはなました…。かせられた役目だとしても。その結論を下したのは探索者だし。みたいな。好きでしたよ…。いいヒロインでした。……よく考えるとヒロインが救われないのはよくあることですからねえ…。
 あと常務はね。実はPLの選択としては常務の案が一番好きでした。こんな神に蹂躙されるくらいなら神なんてけしちまおうぜ! もう二度とこんなことを繰り返さないように! 人の力でなあ! なんですけどね。でも探索者は常務がえらく大嫌いだったからね。あと常務の手をとろうとすると3人と対立しただろうしね。仕方ないね。常務のわかりやすいというか、人がましい傲慢さ好きでしたよ…。…作り直された世界で彼どうしているんでしょうね。ちょっと気になる。…いや。きっとなにも変わらなかったんでしょうねえ…。
 改めて最後に戻りますが、PVPできて楽しかったですよ。アイル君を頼る発想は私にはなかったのでちょっと意外でしたが。キャンペーン1話の伏線が回収されるのは熱かったなあ。と思います。惜しむならハリセンに匹敵するおもしろ武器を形成できなかったのが悔しかったけど…!ハリセンには勝てないよ! 木づちもとられてしまったし! ピコピコハンマーくらいしか浮かばない! 嫌だよピコピコハンマーで戦う医者! ナイフしか…私にはナイフしかなかったんだ! あそこでふぁいさんが「大喜利じゃないんですよ?」と言っていたのが忘れられない…!
 本当に全体的にどのシナリオもスケールがでかく、参加者が愉快で。むちゃくっちゃ充実したキャンペーンでした。愉快な旅路だった。裁判所組と心理学者はすっごく推しだった。結局翻弄されっぱなしだったような。我を貫いけたような。不思議な気持ちでした。めったにできないことが色々できて楽しかったです。ギミック的には2話目のチキチキ1足りてたら死ぬが一番好きだった。ストーリーはドリームランド探索が一番好きだった。参加者は始終推しでした。あとどこをとっても回すの大変そうなシナリオでした。KPありがとうございました。本当ありがとうございました。楽しかったです!
 またなにかしらご一緒できたらうれしいし、願うくば裁判所組&フリッツ君に水の街というシナリオが回したいです。
 2018/10/08
 目次
 探索者詳細