ネタバレしかないプレイ日記。
ああ確かに陰鬱じゃないよ。確かにさわやかだよ! 2時間映画のようなさわやかさと切なさだ! そう、シナリオはさわやかだ!
でものこしていきたくないいい! ママもうちょっとこの子と一緒にいるうう! 私がママだから―――!
そんな気持ちでいっぱいになりました。
ローテンションかわいい。そしてほうっておけない。あまりにほうっておけない。でもほうっておかなきゃいけない。一人で頑張ってもらわなきゃいけない。つらい。べたべたされたわけではないけど、すごく甘えてもらった気がして心のママが開花します。私がママです。
まずとりあえずびっくりして後ずさるのあまりに普通の反応でかわいい。白いのに信じる理由もかわいい。発狂して鏡が怖いのに毛虫で納得…いや納得していないけど、律儀に毛虫と呼ぶのかわいい。修羅場に静かにわくわくするのかわいい。こんなかわいい子を一人現世に残していけるか! PLは地縛霊になりたい! 水野さんは成仏したい! つらい!
水野さんに以外はローテンションながら礼儀は正しく。いい子だな、って。かわいい。猫かぶりというか内弁慶さがかわいい。でもダイスは割と有能。素敵。でも発狂は早かった。まあ、あれ怖かったから仕方ないね。うん。毛虫だから!っていうの楽しかったです。
ロールでは夏彦さんにがっつりぶっこんでいくの好きでした、聞くんだ。それ。うん、気になるから超うれしい。という。そして平坂君への対応があんまりに「友達」で実に好き。「御座石さん頭大丈夫ですか」は名言。
最後の華音ちゃんとのロールもさ。それなり前向きというよりは「普段通り」なんだけどね? なんだけど、ぼちぼちね。みたいな…そこはかとないやる気のなさ…あるいは悲しさが…ほうっておきたくないよ…ほうっておきたくないんだ…でもお行きなさいだ…生きてほしいんだ…!
最後の「話がつきないなあ」は本当にね? こっちも同じでね? もうずっと一緒にいたい気になりました。おもしろすぎるだろ、桃とブドウとタケノコの煮物を所望する葬儀。あの夏彦さんにのろけたときのあれとか、そこで照れるの? ってタイミングで照れるのとかかわいすぎですからね。つらい。というか隙あらばこっちに来ようとしないで? そののんびりした口調で言われるとクるから、やめよう? そして戻っていったときびしょびしょだけど泣いているのごまかすのがね? 鈴木さんんんんんん!(尊い)ってなるよね…。つらい。好き。つらい。
なんか妙にすぐ会えるいみたいなことをいっていましたが、そんなこと言わずに強く生きてほしいところ。最後は絶対迎えにいくから…! あの世があったらみてるから! ご近所に自慢するから!「うちの親友がかわいい」って!
導入NPCにしては名前が意味ありげだな。なんだその、坂を上って会いにいきたいような名前は。しかし湖に淳ちゃんが落ちたときの反応を見る限り、おそらく探索者側に悪意はない。…さてはお前会いたいのか。誰に会いたい。はけ。と思ってはいました。そして最初はカノコちゃんに会いたいのかな、と思っていました。しかしカノンちゃんの家での反応から、推定カノコちゃんに会ったにしちゃあ反応がたんぱくだな、と。…まあ、色々と気にはなりましたが、バイトにいっちゃったし。どうにも悪人とは思えなかったのでスルーしていました。そうか、三角関係か。言われてみればしっくりくる。私、あの鏡カノコちゃんが上げたものだと思っていたけど。そっかあ…だから閉じ込めていたのかぁ、と。
ちなみに私は彼からたらしオーラよりいじってオーラを感じます。墓場の前でいじるの楽しかったです。というかこれ、がっついてないのが受けるタイプだと思う。むしろゴムは遠いと思う。何の罪も犯していないが罪づくりなやつだ…!
あと彼に関しては「彼女さんはあなたを取り殺したくないから拒絶したんだよ」ははったりだったので。あたりでよかったです。いやほら、鏡作部母の反応からして、拒絶もできるみたいだしなあ、って。出てきたなら情がないのは考えにくいよなあ、って。恨みではなく愛情だったと…お母さんと同じパターンだったと信じたかっただけだった。言ってよかった。そんなに軽率に死ぬのか、生きろよ。
としみじみとしていたんですが、ラスト会いに行ってくれるといいな、とは思っていましたが。殴られているとは思わなかったよ。むしろ君が殴っているかと思っていたのに。そうか、本当いいやつだな平坂君…と思った。でもジャンプなら友達は草。軽いな。友達になれると思うのか。強いな。そのまま強く生きて行ってほしいよ…そして淳ちゃんを友人的な意味で支えてほしいな…恋人…恋人としては微妙だな…、淳ちゃんをめとりたい男はちょっと臨死体験して水野さんに会いに来てください。面接します…!
カノンちゃんに関しては正直生きてくれているだけ上等だな、と。あのSTR対抗時に一人発狂したときちょっとヒエってなりました。しかしあのシナリオの流れなら、確かにめったに死なないか。よかったよかった。いいひとだけど微妙な平坂君のことは清算して元気にすごしてほしいな…。…日記、普通に切ないからすごい幸せになってほしい…!
カノコちゃんに関しては「そっかー。三角かあ、その理由で死んだかぁ。えっぐ」と思いました。えぐいけど好きだよ。そういう子。だって取り殺したくないでしょって言えばそれで元に戻ったもんね、いじらしいね。…っていうかもう死んでしまっていると思うととても切ない気持ちになり。あの世があるならそこで友達になろうね…!と思いました。かわいい。ぬけがけはよくないかもしれないけど宣言して告白しにいくのもあれだし…! もうどうあがいてもアレだったよ! もう! ままならない! そのままならさなが好き!
探索者に悪意はないだろうと思ってた。でもあんまりに景気悪い顔色してるし。変な夢みてるし。…とりつかれてるかと。なにか悪いものに取りつかれているんじゃないかと疑ってごめんねお父さん! 遠ざけてもなおすべりこんでくれるとかいいひとだなこの人! でも年頃の娘にはキツすぎたんだね!? お父さん! 不器用かよ! 好きだよ! このシナリオで一番推しです。再婚しよ(うちわを掲げるポーズ)
好きなんだけどあんまりにカサカサしてて実にいじり甲斐がありました。洞窟で再会するまではただのお助けNPCだと思ってた。「おや?ついてきてくれるの?おやおや?」とばり。…警戒してごめんね(二回目)違うんだ、あなたのバックにいるのが怖かっただけなんだ! ロールとしては乙女の秘密をあんまり多くの人に知らせるわけにはいかなかったんだ! …しかし思い起こすと、あの反応、ちょっとパパみがありましたね。
そう、パパみ。思い起こすとあふれてるよなあ。でも娘には厳しくしてしまったのか。そりゃあ悪夢もみるわ。ホントそりゃあ寝れないわ。気の毒だな! だから幸が薄かったのか!と思いました。しかし頭大丈夫ですかは草。それでも怒らないあたり、やっぱり大人だね!
しかし最後、会わない理由がね…学生組とは一味違うぜ、という。しかし死んでいる間に残念ですねとかいうなよ。残念だよ! めっちゃ残念だよ! 思わず見え張っちゃったでしょう! まあなくても瞠りましたけどね淳ちゃんにかっこいい姿で覚えてほしいからな! 人生のにがみって表現好きですけどね!
全体的に空気が推しです。体を張る姿も推しでした。…平坂君と仲良くね! あと頭は大事にしてください。と思います。
かっこいいな、ここ。ミツキさんはもしやこの騒動のせいで死んだのかと疑ったこともあったけど。そういうわけじゃなかったのか。でも彼女の仕事は語るまでもなく続いていくのか。…かっこいい。べたなセリフ大好きなんですよ、私。「娘を取り殺したい母がどこにおりましょう」好き。…本当「娘に危ないことさせないでください」って小言くらい覚悟してたからほろりときたよ!?
鏡が家に少ないのは、ヒノメちゃんが霊媒体質かなにかとか、ミツキさんがなにかに取りつかれかけてるとかかと思っていたけど。そっかあ…親心かあ…。…夏彦さんとの対比的にじわじわくるんだ。こちらは子が生き残った。そして仕事を継いだ。この話を聞いた夏彦さんを想像すると飯がうまいです。
概要を見るとお別れを楽しむストーリーに見えるけど。かなり骨太のストーリーだったなあ、と。探索箇所というか、探索で出てくる情報がすっげえ歴史歴史してて好き。実際の歴史の影にクトゥルフ要素のシナリオ大好きなので。わっくわっくです。…推奨に関してはこのシナリオオカルト・歴史がなかったとしても交渉・図書館でいける印象があります。どっちもないってことは中々ないだろうし、心配しなくてもいいのでは。シティだから色々な技能駆使すればどうにかなる気がします。クローズドは特定の技能ないと厳しい印象がありますが!
どちらかといえば低STRコンビになってしまったらなかなかハードな印象があります。なにしろ私、割と「めっちゃ病弱なSTR・CON弱者」でくるか迷ったので。そっちにしなくてよかったなあ、って思いました。幼い頃から病弱だったけど死んだ、みたいな探索者作ろうかと思っていました。しなかったのは「いや…死をあまりに覚悟してるのも…つまらないな…やっぱり事故だろ」って思ってあれでしたが。
と、小難しい話を先に終わらせたので心のままに感想を書こうと思います。
HO2の導入、毒入りスープ思い出してうっかり鬱になりました。そうだなあ、役に立たねえって顔されたっけ…うん、うん…蘇るあの時の無力感。すごく…無駄にすごく水野さんが毒入りで死んだ光景がはっきりと思い浮かんだぜ! …といのは、おいといて。なんか聞こえた声がお揃いしい感じとかSANチェックはいる感じではなかったので、今回の神格は人類に友好的なのかな。という印象からスタートしました。それもあって呑気してたよ! 水野さん内心死にたくなかったと落ち込んでもいただろうけど! 導入で淳ちゃんが落ち込んでいるのを見てしまったPLが…つい、ママにママにと…というか、カノンちゃんの部屋で発狂してるのみたとき「守らなきゃ」って…強く守らなきゃって思ったんだよ!
しかし鏡の向こうでは白い靄として見えるってなんかこう、いいですね。所詮死者だ感があり、相棒がいなきゃ生きてる世界に干渉できないしね。本当「所詮死者」これだけならスタンドとして第二の人生もありな気がするのに、相方衰弱するんですね。…こんなの成仏するしかないじゃない! こんなの…予想できたことだけど普通にしんどいじゃない! もう! あとこっちの顔は見れないのにあっちの顔は見放題。…つらい。
探索序盤に関しては、アフタートークでもいいましたが、探索そのものにつまる感じはなかったです。とりあえず図書館で結構立派な情報出てきたし。あれがなくても「幽霊ときたら神社だよ」とはいったので。神社にさえいけばだいぶ話が動く気がするので。こう、きっとダイス目がくさっても大丈夫ですよ…。しかし悩みはしました。淳ちゃんがそこはかとなくしょんぼりしていて。いや、元からローテンションなんだろうけど、なんか…なんか。この子のわきでは落ち込んでいられないな、って。守ってあげたいな、って。でもどこまで明るく成っていいのかな、って! …結局ああなりましたし、あのなんかもだもだにかんしても味な気がします。そりゃ死人たち大体元気でしょうよ! 相方が! 好きならばー!
探索の内容に関しては私古事記大好きなのでわーい、って思いました。わーい。でも今の状況と照らし合わせるとあんまり縁起でもない情報だよねわーい! この靄はれたらどうなるの? でもわーい! って気持ちになりました。黄泉の国といえばあのエピソードだよなあ…好き。そしてブドウのこととはは普通に忘れてた。ありがとう、八神さん。あなたはとてもよくできた八神さんですね。
そう、八神さん。論文に八神さんの名前出てきたとき、むしろ「会いに行っていいよ」ってフリだと思っていたので。想定されていないのへーってなりました。だって愉快な人じゃん、八神さん。我々はオカルトがないけど交渉は持っている。もう会いに行くしかないよ! しかし怪しいところに踏み入らない理性があるなんて…数いる八神さんの中で中々できる八神さんっすね…彼は生徒に500円以上のご飯をおごってくれる気がします…! おだてにいい気になるのとか、やっぱりいつもの八神さんだけど! 八神さんに会うのは無駄に楽しいので会えてよかったです。ふふふ。
そうして情報が集まってきてからはね…、うん「いえーい神(?)殺しだー!」とテンションあがりもしたんですけどね。とてもつらい。だってお別れが近づいているから…それを封印したら…お別れだから…! でもお別れしなきゃいけないもん…。カノンちゃんと同じ目にするわけにはいかなくて…それでも一緒にいたくて…!タケノコでも掘りに行こうかと思ったけど時期的にやめました。冬の秋田の山、どう考えても遭難。いけない…。しかしすべて缶詰ですますのめっちゃシュールで楽しいからこちらもそうすればよかったっすかね。神聖な缶詰は受けるね。…本当あのあたりのタイミングから「どうお別れ…しよう…かな…したくない…」と子離れができなくなっていきましたよ…淳ちゃんがかわいいからしかたない。
あ、でも淳ちゃん以外もかわいく思っていましたよ。ヒノメちゃんとお母さんのエピソード、シンプルに好きですし。そのあとに夏彦さんちのすれ違いがくるの、相乗効果ですげえ好きです。というかこのシナリオ。情報集めて仲間を集めてアイテム集めて…とぽんぽん前向きな方に進んでいって楽しかったです。NPCみんな後ろ向きだった気がするけど。それも探索者の行為で前をむいてくれるわけだし。良い前向きさだった。…こう、情報を集めれば集めるほど絶望するシナリオとかあるじゃないですか。ほら、らっ〇ーさんの毒入りとか。そういうのと比べると、実にさわやかなシナリオ構成だったなあ…!と思います。
で、VS毛虫もとい、ヨモツマヨイ戦。「お前思ったより頑張るな」が印象でした。誉め言葉として。お前割とまきつくな!? どう設定されていたのかしらないけど! 割と淳ちゃんつかまれたのびくとしました。あのSTRであそこまで調子をよかったことから考えるに、たぶんそう高いSTRじゃないんだろうけど。いい感じにハラハラっとできました。夏彦さん、ありがとう。「10%補正使ったのでもういいんですよ」ってアナウンスちょっと受けたけど。子供を守るのは大人の誉れですよね、好き。
そして勝ってからはさ…どのタイミングでお別れなのかと、そればかり気になったよね…? もうヨモツマヨイ封印できた時点で、今回のシナリオの最悪のルートはつぶしただろ、と思っていましたが…。でもHO2的にはここからが本番感すらありました。心に残りたい。でも傷つけたくない。つらい。
と思ったら無限の鏡の世界だったのでこう…「描写が怖い」と思いました。なんかとってもクトゥルフだね。まだ鏡修復してないからもとに戻れるとは思ってたんだけどね。怖い。しかし平坂君もっていたのか。湖に沈んでいるのかと思ってたよ、鏡! …そっかあ、平坂君かあ、と思いました。…そしてあの無限鏡地獄を見たから黄泉の国は閉じねばならぬって思たよね…あのままには…できないよ…スタンドとしては…自分だけスタンドとしていすわるなんてできないよ!
そう、だから鏡を治すのはもう序盤から決めていたんだ! ヤンデレ化して壊さないとか、そんな予定はなかった…でもつらい。
あの世界に行く前、夏彦さんに「幸せの総量は同じ」「別に、これはこれで幸せ」っていったのは完璧に強がりでした。夏彦さんのためではなく。淳ちゃんへの最後の言葉。キレイな思い出になるようにと選んだ言葉。嘘ではないけど、すべてではないというあれ。「死にたくなかった」「このまま一緒にいたい」「もっと生きたかった」…言葉にしなかったけれど、きっとばれているんだろうなあ、などと思ったりしてしんみりしたりしなかったりします。要はとても心をこめたロールができて楽しかったです。
楽しすぎて別れたくなかったですけどね! あれ時間制限とかないからもうずっと永遠とこのままでいようかなあとちょっぴり思わなくもなかったよ! まあママは子離れするけど! ママ子供に幸せになってほしいからちゃんとお別れする…あんまり早くきたら頭に毛虫乗せる…!
そうして断腸の思いで鏡修理したわけだけどね?最後の振り向く振り向かないの選択ひどくない!? いや、もうここに至ったらそれで何かアカンことになるとは思わないけど! HO1の意志でそれをさせるのしんどいよ!? やっぱりいつものらったーさんシナリオだったよ! 息するようにつらい選択迫ってくる! でも今回はどちらでもいいからいつもよりは優しいか! でもどっちに行ってもつらいからやっぱりつらいの!? もう! もう! 本当好きです。ちなみに水野はあの時目が合ったらさみしそうに泣いていましたよ! 真実の姿はそっちだよ! でも目が合ったら笑って送り出したよ! 真実の姿なら! そういうことしました! でもみない淳ちゃんがめっちゃ好き!
そしてあのお別れの瞬間の「お生きなさい、そしてお逝きなさい」は実に…うんさみしいね、もうおなじところにはいけないの…この時間が奇跡だった…そして奇跡だった後の描写がキレイでさあ…「鏡をしばらく見てしまう」みたいな描写が…きれいでさあ…本当エンディング描写めちゃくちゃ好きです。描写として一番ぐっときたのは鏡作部ちゃんです…、…ああ、あちらにまざりたかったなあ…!(でも成仏できてうれしい)
まとめると相方とわちゃわちゃするのが楽しいし、NPCとわちゃわちゃできるのが楽しいし、民俗学的方面に楽しかったです。これはキレイならったーさんシナリオ。
改めて、探索もロールもがっつりできる楽しいシナリオ作ってくれたKPと、かわいさの化身だった参加者に感謝を。またなにかしらでご一緒できたらうれしいです。
2019/02/28
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探索者詳細