「THESEUS」は燃えてたし疾走感が楽しかった

ネタバレしかない「THESEUS」プレイ日記。少年漫画の王道を走り切ったような疾走感が最高に楽しかったです。
しかしKPの出目が輝いていたのでラストほぼ確殺になった段階でも「油断などできるか!!」ととても戦々恐々としていたことをそっとお知らせします!(誉め言葉)楽しかった!
















九重 彩月さん(こしあん様)

 頼りになるな隊長。しかしなんだその火力は隊長。人間離れがやべえな。と思っていたら後半で体に影響云々でたのでマジこれ以上能力使ったらやばいのではと思いました。なにもなくてよかった。いや、よくはないんですが! 秘匿ではにか抱えてはいるんだろうけどそこまでやべえって感じではないだろうなと思っており。ロケットのくだりで安心しました。誰かが八木君と関係性深いんだろうなと思ってたけど。彼女か。みたいな。
 そしてちょくちょく保護者感があるの可愛いですね。万里さんとの相棒というか隊長と副官感、とても好き。なんというか全般的に決めるところは決めきりっとしててかっこよかったですね…。あんまり面白ファンブルしなかったし!あとあのしっかりした人が「髪伸ばしてる理由が願掛け」なのって軽口でもとても好きですね!
 ラスト戦闘は「本当安定して火力が強いなこの人」がすべてですね。折り返しイベントの最初に落ちる感じとそれでも抗いまくる感じもあいまって、なんかこう。シンプルにかっこいい。とてもかっこいい。でもラストちょい前の八木君との愉快な事業参観はちょっと笑いますね。なにほのぼのしてるのさ。全般的にかっこよかったんですけどなんでこう、あそこだけ以上にほのぼのしてたよね? それはそれで好きです。

貴船 明さん(ぐら様)

 すべてを知った後だとあまりに最強の弟すぎてちょっと爆笑します。その顔でそんなに力押しだったのか。いやあ、可愛い後輩だった! ちゃっかり回らないスシとか要求してくるところも好きですね! 描写されなかった半年が見たいランキング第一位です。
 それにしても序盤、主に万里さんのいうことあれこれ聞いてるの可愛いですね。銃壊れてうろたえてるというかえってなってる姿も可愛いですね。…二人で直すの楽しかったっす。でも直すのうますぎるのだいぶ爆笑しました。いや、人を撃つの動揺するのかわいいね。…今思うと色々隠してる風ではありましたよね、たしかに。それでもバリーさんと頑張る姿はもう涙しか出ないですね。いや、ほんとう…。色々さぐった罪悪感こみで「すげえ色々頑張ってる貴船君かわいい」って気持ちになりますね!
 兄と合流してからはひたすら兄大好きでかわいいオブ可愛いですね。ちょっと怖いけど。兄さんがいる世界を選ぶの潔くて好きですね。ちょっと怖いけど!そのくらいじゃないとあのお兄さん助けられなそうだからちょうどいいよね! というか最終決戦の出目が恐ろしいよ! 半年の成果なんですかね、兄がそこにいる安定感なんですかね。笑う。ちょっと前に万里さんとかっこいいやり取りしてたじゃないかなんでいきなりモンペになってるんだ。みたいな。とても、好きですよ。

万里未来さん(りっとる様)

 本人に言ったらキレるから探索者は言えないけど。かわいいな!何気に一生懸命で可愛いな! 未来という名前が嫌いな理由が痛ましいけど可愛いな! 立ち振る舞いが雑っぽいのに何気に一番繊細枠だった気がします。いや、本当。かわいい。(でも隊長にあこがれるヒーロー属性だったと思ってる)貴船君に先輩風ふかせてるの最高にかわいい。でも無邪気に「信者多いぜー」言ってるの地味に怖いね。でも幼馴染とわちゃわちゃしてるのはほほえましいですね。再会からの蹴りはちょっと笑っちゃいますよね。いや、かっこいいからそれでいいと思うんですけど。あと若い子におっさん呼ばわりされるのが大変楽しかったです!
 全般的に言動の粗っぽさのわりに色々繊細なのが実に好きだなと思います。自分でできることを堅実にやってる感じと見た目のギャップが好き。砂漠で「遠い!」って切れてるのは見た目通りでそれはそれで好き。ロン君とのやり取りとか聞いてると割と面倒見がよかった気もします。誘えば来てくれる当たり付き合いもいいのだろうか。…いや本当、色々繊細ですよね。しかし本部で諸々の図書館に成功してる時ガンガン情報抜いて別に聞かれなきゃそっと秘めてた当たり微妙に孤独を。感じなくもないような。優紀君関連のあれこれが本当儚いというかうまく言えないけどとても好きだったのでなんというかこう、あの後最後まで二人一緒にいてほしいですね…どこまでも。

シナリオ関係

 序盤から特殊戦闘ルールのめじろおしでめちゃくちゃテンションあがりましたね! というか、あんまり「これは伏線では?」みたいな小難しいことを考えずに楽しくプレイできるシナリオでした。時が戻ったときは「誰が戻してるのかな…HO3かな…」と思いましたが。そうか…HO3。まさかあんな力業でテスト避けてるとは思いませんでしたよ…。ディスコ見た時、ちょっと爆笑しましたからね。八木君が時を戻してるのはすごく納得できたんですけど。HO3すげえな! 素であれか! ただの努力であれか!となりました。そうか、あれが人間賛歌。

 それはさておき。序盤で「五木さんに何か足りない」って情報出てきた時、彼がなにか隊のためにしてるのかと思っていました。うん。時戻したのも彼かとちょっと思ってましたからね。時戻ってすぐの反応で「これはちげえなたぶん」となりました。しかし五木さんいいキャラっすね、いいキャラというか。「ずるい上司だなあ(誉め言葉)」みたいな。みんなある程度性格知ってるかと思ってたら。みんな何も知らなかったんだな。死ぬほど怪しく見えるじゃないか。とちょっと思いました。ふふ。
 しかし彼を疑わなくとも「テセウス、なんとなくキナ臭いなぁ」とは通信が通じなかった事件の時思いました。理由は考えてたのと違ったけど。実は上層部がアザートス呼びたかったのかな、とかあのイベントの時思いましたからね…。違ってよかった。いや、八木君のことを考えるとよくない。なんというかHO3とHO4周りはセカイ系の世界観だったんだな、って。世界を守るためには君が死ぬ。君が死ぬか世界を守るか選べ。みたいな。とても好きですね。いや、HO1とHO2も同じことが言えるんですが。

 アイルーの防衛線してる頃はそんなことになるとは思わず。めっちゃいい意味でわくわくしましたね…。防衛線、楽しかったですね防衛線。思い出すとぐらさんの悲鳴と果汁さんの悲鳴しか思い出せないんですが楽しかったですね。…あの暴漢、実はプロのテロリストだったんじゃないかな! というか全員いいキャラでしたね! 私はバリーさんが好きです!
 しかしあの教会周りを見た時は「真実の神といえばアリエルだがそれがどう関係が…。えー、これ夢の中っぽくて嫌!怖い!」と思いましたね、当たらずとも遠からじだったかもしれない。いや、結構遠いな。とりあえずあの日倒れてる図書館が後々の伏線になるとは思わなかった。なるほどなあ…。と思いました。
 すべてが終わって一か所探索しなかったことにちょっとぞわっとはしたんですけどね。遅延とかがあったとは思えなかったので流れに身を任せてみたわけなんですけどね。五木さん、息するように死亡フラグ立てるなぁとなりました。やめろ! イケメンが後を託すな! 死ぬだろ! って思ってた。死んだ。え、なんでそんな…、どこからつけてた…。え、これで生き残るの嫌だなあ…!と思っていたら死ねたのでPLちょっと安らかですよね。なんかもう隊長が初手で落ちた時点で「これ負けイベントだよなあ!」とはなったんですが。負けイベントでもがくのをやめるの、それはそれで怖いですよね。後々なにかに響きそうで。倒れる順番がすごくこう、らしくて。神イベントだったとも思います。しかし今思うと貴船君がすごいなあ…ひときわ…。となったりも。しますよね。
 そして巻き戻る時。むちゃくちゃテンション上がるシーンでしたね。「え、でもどうしよう」って気持ちにもなったけど。あの時点で私の中で時を戻した候補がHO3・五木さん・八木君だったので結局あたらなかったなぁと思います。八木君。死んでると思ってたよ。よかった。生きててよかった。いや、生きてるといえるのだろうか。いや。いや。セーフだよ!

 それはさておき。戻ってからの流れも戻ってからの流れで楽しかったですね。いや、こう。「大丈夫…だよ…前回と同じ順番で言っても…間に合うって…だって見捨てたくないし…」と思って行動はしていましたが。それでもどっかを見捨てるべきだったのだろうかと内心バクバクしてました。特にアイルー。すべてを聴いた後「アイル―見捨てなくてよかった!」とは思いました。いや。本当「でもなー、ここはバリーさん達がしてくれるのかな…でもなー、ロン君当たりは限界だったしな…」みたいな。本当に良かった!
 ラスト戦闘はひたすら熱いな、と。割と勝てる気ではあったんですがミスるとアザートスだと思うとやっぱりヒリヒリはしましたね。そして終わったときね。確かにね。ちょっとあっけないかな、とは思ったけど。八木君伏線張ってたけど。シンプルにヤダ絶対殺せない…無理…。こっち選ぶとそこそこロスト率ありそうだけど…無理…。となりましたね…。そう思ってたら覚醒が来たのでちょっとわくわくしましたね! あ、これ少年漫画ルートでは? みたいな。でも鎖の量が割とあって「やっぱり…そこそこロストルート、かな…」ともなりましたね! ところでなんであの後に及んで銃がつまるんでしょうか! 天塚、銃器がむいていないのでは!? ナイフの方がメインだったのかもしれませんね一回も降らなかったけど! 泣いた! でもまあ他の人にいいところ譲れたんだ他がかっこよかったからいいんだ…と明るい気持ちでいることにします!

 それにしても、途中でテセウスの闇を見た時は「なるほどなあ」となりましたね。こんなわけわかんねー能力ポンポン付与する組織だもんなー。そのくらいやってるか。王道だよなデザインベイビー。そりゃこの中でその設定が一番しっくりくるのは万里ちゃんだわあ…。となりました。そんな彼女がたびたび繰り返してたのは「私は目がいいだけ」なのとてもジワジワきますね。好き。いやしかし。もう生まれてきた以上普通に生きてきゃいいだろ人の腹か試験管か些細な差だし。と探索者は思っていました。PLはにっこりしました。
 それはそれとして天塚の能力ハスター由来なのにっこりしちゃいますね。PLの個人的な趣味で。なんとなくイタクァあたりかと思っていましたが。でかい神格でかっこいいね。そしてアザートスがHO4なんじゃないかはPLも探索者も思ってたので「あ、はい。五木さんすごいね」と思いました。五木さんすげーな。そんなんちゃんと生き残らなきゃダメでしょ。HO2庇ってる場合じゃないでしょ。メッだよ。となりました。(そんなところが好きです)

 前後左右しましたが。本当「スリリングで独自ルールがめっちゃ面白くてイベントが多くて楽しかった…!」という印象です。NPCみんな助けたくて困っちゃうよね。2回目のアイルー、PLは正直見捨ててもいいかと思ってたんですけど「彼らが死ぬの…やだな…」とみすてられなかったですからね…!優紀君も八木君も五木さんも好きだよ…。かわいくて。
 そしてアザートス目覚めるのがシンプルにゾクゾクしますね。1d100はCoCの花。でかい神格に正当方で勝てないからやり直すとかとても好きなシュチュなのでシンプルに興奮しました。違和感の理由もめちゃくちゃしっくりきましたしね。こう「あー、出てくる情報情報面白いわ…」と長時間であることを忘れる密度でしたね。楽しさが分かりやすくてシンプルだった! そしてココフォリアの時計の演出が死ぬほどかっこよかったですよ! めっちゃ好き! 八木君の最終決戦もね「あー。やっぱり殺さなきゃなのかなー」と思ってからの覚醒、すごく好きでしたよ。派手だし! ここまで粘ったんだから殺して終わりってことはないだろうと思ってはいたけどそれが覚醒につながるとシンプルにうれしいし。隊長の能力のかっこよさに惚れましたね…いいなあ、炎をまとった黒髪女子。でも命大事にしてほしい。みんな命大事にしてほしい。予想した以上のハッピーエンドにいけたのでとてもうれしいです。HO4のハッピーエンドへのシビアさにヒョエとなりますしね…、いや本当「努力は買うけど最後は出目」系のシナリオ、大好きですよ…!
 出目もロールも最高に楽しいシナリオでした。改めて、これだけ分岐と特殊ルール複雑なの回してくれたKPと、愉快な参加者に感謝を。また何かしらでご一緒できたらうれしいです。
2021/10/03
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